大島弓子のレビュー一覧

  • グーグーだって猫である6

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    1巻や2巻を読んでいるときは、常に心のどこかでサバの話と比べていた。正直言ってサバのほうが好きだなあ、ああいうのをまた書いてくれたらいいのになと思いながら読んでいたと思う。

    こうして読み終えると、同じ猫話と言っても、グーグーはサバとはかなり違う作品で、非常にストレートだ。大島先生はもうファンタジーは描かないのだろうか。

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    2015年12月22日
  • グーグーだって猫である5

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    4巻で猫の数がドバッと増え、読むのがつらくなって中断してしまっていた。最終回はグーグーの死だというのを知ったということもある。でも大島先生の猫話だもの、見届けなければ。数年ぶりに再開。

    あぁ~、やっぱり大変そう…。大島先生は、「可愛いのはウチのコだけ」という飼い主には決してなれないのだ。そこが好きで、でも見ていて苦しくなってくる。

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    2015年12月22日
  • キャットニップ 1.

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    大島先生の猫話なんだから読まないわけには行かないけれど、十二匹ともなると、うーん、あまりに大変そうで、ちょっとつらい。サバが懐かしいなあ…。

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    2014年11月15日
  • キャットニップ 1.

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    この作品や大島さんのネコの飼い方を悪く言う人もいるみたいだけど、大島さんの全盛期のマンガを読んでいない人はあれこれ言わないでほしい。
    これは、猫漫画(このジャンルしか描いていないマンガ家もいっぱいいるけど)じゃないから。
    大島さんがいかに感性豊かで繊細で深い優しさがあるかを知っているファンだけが読めばいいの。
    知っていれば、大島さんがどうしてこういう行動をとるのか納得できるから。
    できれば、普通のマンガも描いてほしいけど、ネコのエッセイマンガしか書く気がないのなら、ファンとしては強制できるものではないし。
    大島さんには生きていて、描いて欲しい。

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    2014年10月12日
  • ロングロングケーキ

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    大学時代から私の周りのインテリジェンスな人たちは一様に漫画を愛していることが多く、本作も友達が教えてくれた。
    文学的で哲学的で美しい童話のようでもあって、ぐっと引き込まれた。登場人物がみんなべらぼうにかわいいし、ピュアで、愛しい。それからちょっとSFチックな雰囲気もある不思議な世界観。一度では理解しきれないので、手許に置いて生涯に渡って何度でも読み返したいなあと思った。

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    2014年06月16日
  • 四月怪談

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    死をテーマにした作品ばかりなのだが、重すぎず軽すぎずとキャラの動かし方と台詞まわしが秀逸でした。
    難点は絵が古くさく読者を選ぶことと、ヒロインが野暮ったいのが気になります。可愛いとかこれぞ、ヒロイン! という人は皆無です。
    でも絵で魅せるのではなく、ストーリーで魅せられます。私はどの作品も好きですが、最後の金髪の時間が一番残りました。自分年表で、心臓止まらずというのを見たとき何の生きているのか。漫画演出なのに真剣に考えてしまった。
    夢を見るために生きるのか、死ぬために生きるのか。
    結局あの老人はなんのために生きてきたのだろう。夢を見て、夢の中で死んでいったあの人がその瞬間、幸せだったのか若輩な

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    2014年01月08日
  • 綿の国星 1巻

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    擬人化・ねこ耳まんがの原点らしい。ねこの目でみるせかいってこんなかな。っておもう、かわいかったり、考えさせられたり。

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    2013年10月13日
  • つるばら つるばら

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    ネタバレ

    『つるばらつるばら』が、
    「つるかめつるかめ」「くわばらくわばら」からの造語だったとは。


    「つるばらつるばら」
    前世で自分が「たよ子」だったと信じ、性転換してその名を名乗って、残して来た夫の住む家を探す少年の物語。
    「夏の夜の獏」
    自分を大人だと思う少年の物語。絵も自分は大人で、先生や両親は子供で描かれている
    「ダイエット」
    痩せたり太ったりを繰り返す少女。その子を、面倒を見てあげなければいけないと思う友達の少女。
    「毎日が夏休み」
    会社を辞めたエリートの義父と、いじめと勉強が問題で学校をやめてなんでも家をはじめる物語。
    「恋はニュートンのリンゴ」
    大学生と、その大学生に恋をした天才小学生

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    2013年04月12日
  • バナナブレッドのプディング

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    ネタバレ

    大島弓子は読み切りしか読んだことが無かったので、次回へ続くための最後のページの余韻が新鮮だった。



    言ってしまえば「狂人」の衣良ちゃんは、さえ子や峠さん、沙良など、現実と衣良ちゃんの折り合いをつけてくれるあの優しい人達(っていうか、皆優しい)と一緒でこれからも生きてゆけるのでしょう。



    衣良ちゃんの「きょうはあしたの前日だから………だからこんなにこわくてしかたないんですわ」と
    最後の峠さんのミルクのくだりの台詞が特に好き。

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    2013年02月27日
  • ロスト ハウス

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    ネタバレ

    『綿の国星』『夏の終わりのト長調』
    の独特の雰囲気で好きになった大島弓子さんです。
    夢の様な絵の中に、うっすら漂う怖さ、みたいな。

    ただ、この本ではその雰囲気がちょっと少なかったので残念。



    『青い固い渋い』
    結婚という形をとらずに、田舎暮らしを始めた二人。行ってみれば良いことや良い人だけではな。投げ出して都会に帰ろうとした電車を待つ間、顔見知りの無口の郵便局員さんが一言話しかけてくれた。
    それだけで、もうちょっとがんばれるようになった

    『8月に生まれる子供』
    凄まじい速さで老化していく大学生・びわ子。
    姉に産まれる子供の話を聞いて、自分は痴呆によって全てを忘れるのではなく、新しく産ま

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    2013年02月22日
  • さようなら女達

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    少女が大人になる過程っていうのはどうしてこんなにかわいらしいんだろう。
    色々な恥ずかしい思いとか痛い思いとかを抱えながら新しい世界を知っていく。
    簡単な成功なんてめったになくて、うまくいかないことだらけ。
    だからその渦中は全然おもしろくないんだけど、傍から見ていると本当にかわいらしい。
    他の短編では『いたい棘いたくない棘』が好き。

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    2013年02月05日
  • バナナブレッドのプディング

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    中学か高校の時くらいに読んでたら、もうちょっといろんな事が受け入れながら読めたかもしれない。
    今読むと、自分勝手というか、面倒臭い子だなと思う。
    でも素敵な絵にキュンキュンした。

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    2012年05月13日
  • 綿の国星 2巻

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    守られたところにいるって嬉しいね。暖かいね。
    大事な人が苦しんでいるなら、猫だって助けてあげたいと思うよね。
    呪文くらい何回だって唱える

    しらーん こんなの しらんよぉぉ~
    こあいーっ ばかーっ
    ねー! あそびたいのか そうでないのか はっきりして くれない?

    本当に可愛い。

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    2012年04月19日
  • グーグーだって猫である2

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    古本屋には2巻まであったので、購入しましたですよ。

    今回は1巻にも出てきた、大島弓子さんの闘病記がメイン。

    いや~、入院の話は、やっぱりドキドキしてしまう。
    もう自分も決して若くはないので、「明日はわが身…」
    という気がして。

    だけど大島さんは見事生還されて、よかった。
    グーグーもビーも、そしてクロもタマも安心だね。

    それにしても2巻でも森三中に該当するような人たちは
    現れなかった…。
    気になるので続きも買うか。

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    2012年02月15日
  • グーグーだって猫である2

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    ネタバレ

    前半は卵巣腫瘍で著者が入院した話。後半は新たな二匹の飼い猫についての話。猫が好きな方にオススメ。新たな飼い猫「タマ」の疥癬治療の話が持ち越しになってしまったので3巻に期待。

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    2011年08月29日
  • ほうせんか・ぱん

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    ちびねこ絵本で知った大島弓子さん。あれはほわほわとした絵本風のイラストだったけれど、こちらは萩尾望都さんみたいなザ・少女漫画風。昭和49年から51年までの6つの短編が収録されています。面白さに関しては可もなく不可もなく…だと思いました。

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    2011年04月28日
  • ロスト ハウス

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    大島弓子の中ではイマイチ?だけど、
    世界観自体が好きなのでまあ良かった。
    この中では、タイトルにもなってるけど
    ロストハウスが一番よかった。
    私も散らかった部屋でお留守番したいです。

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    2011年01月28日
  • バナナブレッドのプディング

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    穂村弘の本に登場したので買ってみた本。

    なんかイマイチ素晴らしさがわからなかったけど、本人の本だけじゃなく、その人の好きな本まで読み出してもはやこれは恋ではないだろうか。片思い。うえ。

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    2010年09月23日
  • グーグーだって猫である2

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    猫や犬にまったく興味がない。
    むしろ苦手だし、どちらかというと嫌いです。
    でもこの本を読んで心境に変化が。

    何だかよくわからないけど、グーグーって可愛い。

    とても魅力的。人間くさい。

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    2010年08月12日
  • グーグーだって猫である3

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    図:猫は好き。けど決してこの画は好きではない…。
    作品の紹介
    病気で隔離していた子猫のタマを我が家に連れてきた。威嚇したり逃げ出す猫達の中で、グーグーだけはタマのカサブタだらけの頭をペロペロなめた。やっぱりグーグーはどんな猫にもやさしい...。新たに猫を拾ったり、里親探しに奔走したりと大忙しの日々を過ごすうち、ふと引っ越しをしたいと考えるようになった。紆余曲折、大波乱を乗り越えて手に入れた新居で、猫達との新しい生活は?大人気エッセイコミック第3巻。

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    2010年05月20日