曽根圭介のレビュー一覧

  • 鼻

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    ネタバレ

    ホラーというよりブラックな怖さでした。
    収録されている「暴落」「受難」「鼻」では、「受難」にゾッとしました。ピンチなのに、やってくる人誰一人まともに話が通じないの怖い。ひょこたんはこうやって霊騎士だと思った人を弱らせては埋めてるんだろうか……
    「暴落」は筋が通ったわかりやすさ読みやすさでしたが、その分?「鼻」の狂気が際立った気がします。「私」はずっと彼だけの世界に居るんだろうなと。。体臭恐怖症の刑事も彼だけの世界だったけど、「私」の見ている世界の方が歪でした。

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    2022年07月16日
  • 鼻

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    2022.05.07

    「熱帯夜」に引き続き2作目。
    熱帯夜と同じくテンポ良くほどよくグロいブラックユーモアな作風はそのまま。
    ちょっとSF的な架空の近未来のような設定も新鮮で面白い。

    「受難」は登場する助け?に来る奴ら3人とも話が通じなさすぎて混乱するし主人公と同じく絶望する。でもそこが面白かった。

    「熱帯夜」の時も思ったけど、「鼻」もそれぞれ別の視点からの話がどうつながるんだ?と思いながら読み進んで、最後に見事に無理なく伏線が回収されてとても上手いなあと感心する。気持ち良い。
    この作者さんの小説はすごく大好きな作風というわけじゃないけどどれも後味が悪くて次もなんとなく読みたくなる後引く

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    2022年05月12日
  • 熱帯夜

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    2022.04.24

    あまり読んだことのないタイプのホラー小説というのか、SF小説というのか…
    読みやすいけど、グロめのブラックユーモアが効いてるホラーは初めてかもしれない。
    面白かった。
    サクサクスイスイと読めるしわかりやすくて気持ちよかった。
    「熱帯夜」は、うまくまとまってそーゆーことか!とグロさもあったのに読後はスッキリ。

    読み進めるのに苦労した本がしばらく続いたので軽快に読めて、すぐ読み終わって嬉しい。
    「鼻」も気になっていたので、次回読んでみる予定。

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    2022年04月25日
  • 沈底魚

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    第53回江戸川乱歩賞受賞のデビュー長編。
    公安警察ミステリー、スパイもの。リアリティがあるようなないような。

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    2022年02月18日
  • 沈底魚

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    第53回江戸川乱歩賞受賞作

    公安警察のミステリー。率直な感想では、江戸川乱歩賞だからと期待した分、ちょっと自分の中では惹かれるものが少なかったです。展開が複雑だったからかもしれません。でも、公安という闇の暗さからの敵なのか味方なのかの二転三転が面白い部分だったと思いました。

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    2021年09月23日
  • 沈底魚

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    中国のスパイは誰か? 現職国会議員か、同僚か、官僚か、検察庁のキャリアか。展開が5転くらいする。

    引き込まれる文章力がすばらしい。ただ、幼馴染や同僚まであやしいのだが、主人公は正義感もなく熱血漢でもないのに、必死に真相を暴くのに違和感がある。この主人公の性格でそんなに頑張るかねえと思ってしまう。

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    2021年01月24日
  • 沈底魚

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    第53回江戸川乱歩賞受賞作と言う本作品は、公安警察を主役としたスパイ小説。登場人物や相関関係を把握していくのが少し難しかったが、終盤に話が二転三転する様はなかなか面白かった。スパイ天国と揶揄される日本のことや特定秘密保護法のことも読みながら考えた。

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    2020年08月26日
  • 鼻

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    中編3本収録作。
    最初の2作品は、「世にも奇妙な~」的な雰囲気を感じた。
    読み始めは(なんじゃこりゃ笑)と思ったけど、これはこれで確かに恐ろしい結末。

    表題作「鼻」は、色んな意味で最後の方まで「?」が抜けなかった。
    結末には他の2作品と同じくびっくりはしたけど。

    なかなか見破れなくてちょっと悔しかった(^_^;)

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    2020年08月10日
  • 鼻

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    再読。
    曽根圭介『鼻』を読んだ。おもしろかった。
    表題作はホラーというより、いわゆる叙述トリックで、驚きの結末。
    他の収録作も充分楽しめた。いずれも実に後味が悪い。時代風刺の要素もあった。

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    2020年07月18日
  • 沈底魚

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    第53回江戸川乱歩賞受賞作品

    スパイ小説ってカテゴライズして良いのかな
    日本の国家機密を中国へ漏洩している!誰やねんって話。
    中国人の名前がたくさん出てきて、ちょっと混乱したけどサクッと読めました。

    ですが、最後のストーリーのたたみ方が
    雑っぽい感じだったし、最後まで?が残るものあった、キーのなる芥川の扱いや凸井の真意など。

    フィクションだけど、警察組織の汚いが書いてあり興味を持ったな。読後感が良かったなって思えなかったので、三つ星で。

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    2019年05月19日
  • 沈底魚

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    誰が本物で何が事実なのか、背景や理由はー。情感を排し隠語を多用したハードな表現は特定人物への共感を抑えさせ、読み進めていくうちどんどん複雑になっていき、面白かった。

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    2018年10月18日
  • 本ボシ

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    河原で幼女の全裸死体が発見されて、初めて捜査本部に詰めることになった一杉研志。目撃情報から浮かび上がったのは、とかく噂の絶えない小学校教師。その不敵な容疑者が取調官の説得に落ちた瞬間、事件は解決した…。しかし2年後またもや起きた幼女殺害事件に、研志の過去までが甦る。

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    2018年06月17日
  • 藁にもすがる獣たち

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    サウナの客が残していったバッグには大金が!?持ち主は二度と現れず、その金で閉めた理髪店を再開しようと考える初老のアルバイト。FXの負債を返すためにデリヘルで働く主婦。暴力団からの借金で追い込みをかけられる刑事。金に憑かれて人生を狂わされた人間たちの運命。

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    2018年06月06日
  • 鼻

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    ネタバレ

    「暴落」が面白かった。ネットフリックスのドラマ「ブラックミラー」に似たような話がある。

    「鼻」は結局、妄想の話!?

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    2018年06月04日
  • 工作名カサンドラ

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    曽根圭介『工作名カサンドラ』朝日文庫。

    興味そそられるプロローグから、焦れる展開が続く。山も無ければ、谷も無いストーリーに苛立ちが募る。曽根圭介と言えば、『鼻』『沈底魚』『熱帯夜』など面白い作品のイメージしか無かったのだが…

    奥多摩山中で暴行を受けて瀕死状態の男性が発見される。警視庁刑事・荻大治郎は事件の捜査に当たる。その背後で進行するのは…

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    2018年02月15日
  • 黒い波紋

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    ネタバレ

    キャッチコピーほど驚けなかった、というより、理解が追い付かなかった…。確かに静江の黒さは印象に残るけど。結局黒幕が彼女だ、ということを言いたかったのかな。違う軸が絡んだせいで殺された加瀬がかわいそう…

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    2018年01月03日
  • 黒い波紋

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    犯罪を犯した政治家、臼杵浩太の弱みを握った加瀬将造に近づいて行く生方貞次郎の物語。実は黒幕となる人物がわかるラストまで面白く読めた。この作家の書くミステリーは面白い。

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    2017年10月03日
  • 熱帯夜

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    笑窪(エクボ)ありますか?

    あばたも笑窪ってくらいだし
    やっぱ笑窪ってチャームポイント。

    この作品、わずか約60Pなのに負の連鎖盛り沢山。
    タ○リの世にも不思議な物語的で面白かった。

    読後、思い出したアメリカンジョーク。

    若い男女が深夜の公園でデートしていたら
    突然、大男が現れ「オイ、俺と付き合えよ」と凄む。
    彼氏は彼女に「逃げろ!」といい彼女を逃がす。
    大男はふふふ・・・と笑いながら
    彼氏を暗がりに連れて行きズボンを下ろす。

    これはこれで、怖いだろうなぁ

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    2017年09月17日
  • 沈底魚

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    国際的なスパイ活動モノは、政治的背景が絡んで難解なところもあり
    得意ではないのだが、公安刑事たちの攻防や、キャラの存在感に圧倒された。

    「上」の思惑に振り回され、利用され、命をはる羽目になるのはいつも現場の下っ端たち。
    次こそは、不破が「上」の連中に一泡吹かせるような、痛快なストーリーを読みたい。

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    2017年09月03日
  • 黒い波紋

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    大恩ある先代の未亡人に頼まれ、どうしようもない世襲の三代目代議士の尻ぬぐいに走る主人公。ラストはどうなるかと思ったが意外にあっさり終了。途中ドラ息子の取り巻きや左翼が乱入してきてごちゃごちゃしてしまったのが残念だったが、際だったのは自分の息子の命に代えても「家」を守ろうとする「おんな」の強さ!

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    2017年08月22日