曽根圭介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本推理作家協会賞受賞作といえば名作が多い。だから「熱帯夜」に対する大きな期待を持って本を取り寄せた。が、読み終わって、え? って感じだった。確かに展開にだまされた部分もある。が、傑作「鼻」のドンデン返しとは質が違うと思う。こういうのを背表紙に書いてあるように「衝撃のラスト」と言うのだろうか? 悪くはない。けど、個人的には凡作に近いと思う。
ただ、他の二作はなかなか良かった。老人徴兵制度という衝撃的な設定の「あげくの果て」
は、設定どまりでなく、ある三世代のそれぞれのドラマを積み重ねていき、読み応えがあった。ゾンビが一般化した世界を描いた「最後の言い訳」は、タイトル通りそこが笑えるし、や