曽根圭介のレビュー一覧

  • 沈底魚

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    警察の公安の話。
    スパイとか情報提供者とか、ワクワクするようなお話でした!
    第53回江戸川乱歩賞受賞作らしく、どんでん返しの連続で集中して読めました“(`(エ)´)ノ彡☆ !!

    でも、最初のうちに出てくる情報が多すぎて
    読んでるうちにちょっと混乱してくるかなぁ。
    「あれ?この人前に出てきてたような気が…」みたいな。

    もうちょっと小出しにしてもらいたいなぁ。

    あとは話をもっとブラッシュアップさせて
    一つ一つのストーリーや結末を丁寧に描いてくれたら最高に大好きな作品になったはず!

    全体のストーリー自体はとてもおもしろいので、
    サスペンスが好きな方は一読の価値あります(。・`ω´・。)ゞ

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    2012年08月02日
  • 沈底魚

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    私はこの著者の作品はこれまで短編集の「熱帯夜」しか読んだことはなかったのだが、ここまで本格的な長編を書く人だとは恥ずかしながら知らなかった。
    ただでさえ複雑になりがちなスパイもの、そこを二重三重にこねくり回しているから、プロット自体がややこしくなってしまっていることは否定できないが、長編デビュー作にして、充分な意欲作だと思う。
    ただ、傑作と呼ぶには、比較的早期の段階で“敵”が予見できてしまうことが妨げとなっており、惜しい。
    好みとして、星4つ。

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    2012年07月13日
  • 沈底魚

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    現職国会議員に中国のスパイがいるという情報によって、極秘に警視庁外事課に捜査本部が設置された。指揮官として警察庁から女性キャリア理事官が送り込まれるが、百戦錬磨の捜査員たちは独自に捜査を進める。その線上に浮かんだのは、次期総理の呼び声高い芥川健太郎だった。第53回江戸川乱歩賞受賞作

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    2012年02月10日
  • 沈底魚

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    乱歩賞受賞作品。警察公安モノ。日中、日米関連、警察内部のいざこざ等、目新しさはそんなに感じられなかったけど、テンポ良く進み、程よい読み応え感あり。

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    2012年01月08日
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成2

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    ホラーというより奇妙さが際立つものが多かった。ありきたりなオチのものもあったけれど、鼻とか穴らしきものに入るはクセになりそうな感じ。トンコは可愛いに尽きる。ホラーか?と思ったが可哀想という割に豚肉食べる人間が一番ホラーだと思った。

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    2025年07月15日
  • TATSUMAKI 特命捜査対策室7係

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    評価の割には面白かった!
    いままでの推理作品と違ってちゃんと真相も分かったし。
    タツマキと言いつつ、主人公は壮一郎だし、肝心のタツマキさんは全然掻き乱してない。
    それどころかただの性格の悪い女で途中までイライラした笑
    相変わらずサクサク読めた。
    これで一番好きな作家こと曽根先生の作品は全部完走した。
    早く新しいの出ないかな。

    あと今月は8冊読めて最高記録。
    家のWi-Fiが死んで毎日出社してるおかげだな。
    悪いことばかりじゃないさ

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    2025年01月30日
  • 工作名カサンドラ

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    やっぱり先生の作品は読みやすい。
    文体があってるからかサクサク読める。

    2つの物語が全然交わらなくて、
    楽しみにしていた割に、、、だった。

    2つの物語を、ただ眺めているといった状態だったけど、
    それはそれでおもしろかったので、
    嫌な時間ではなかった。
    オチも前作よりははっきりしていたので良

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    2024年12月03日
  • 本ボシ

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    冤罪事件をテーマにした警察サスペンス。
    人間の記憶や自白がどのように作られて行くのかを見せつけられた感じがした。
    全てがそうではないと思うが組織の危うさを感じた。

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    2024年11月22日
  • 沈底魚

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    登場人物の誰を信じて良いのかわからないドキドキ感と、危機にさらされるスリルなど、秀逸なスパイサスペンス。
    後半に行けば行くほど、先が気になり気がついたら一気に読んでいた。

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    2024年10月04日
  • 藁にもすがる獣たち

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    ネタバレ

    韓流映画を観たので原作も。
    なかなかの修羅場でした。エリンギがやっぱり怖い!!
    まさか時系列いじってあるとは思わなかった…面白かったです。
    大体の人が死ぬのは変わらないけど、原作と映画は結構変えられてるんだなと思いました。
    ラストも違うけど、どちらもこの先を考えてしまう余韻のある終わり方でした。泡銭は身につかない、は普遍的かも。

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    2024年07月13日
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成2

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    後半になるにつれ、インパクトは抑えてられていってる気がする。ただ、受賞作をまとめて読める意義は大きいと思う。収録作品は含めた本はほぼ絶版だし。未収録作品があるようなので、短編全集としていつか再刊してください。ついでに大賞受賞作全集もお願いします。

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    2024年03月13日
  • 日本ホラー小説大賞《短編賞》集成2

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    しばらくホラーから離れていた時期の受賞作なので「鼻」以外は初読。
    バリエーションが出てきたなって感じ。しかし、「穴らしきものに入る」のナンセンスさはすごい。

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    2023年12月10日
  • 本ボシ

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    ネタバレ

    連続幼女殺害事件の犯人逮捕に苦戦をし、やっとの思いで容疑者に辿り着き、逮捕をした警察たち。
    刑事の勘、容疑者の怪しい態度、過去の容疑など疑うポイントは山ほどあるが決め手がない。
    最終的には自白をもぎとったものの、達成感を味わう主人公に横槍がはいる。
    本当に逮捕したのは真犯人なのか。

    2年後、また同様の事件が起きる。
    この2件だけではなく、昔の事件も別で犯人がいるのでは?
    疑惑にかられ調べてば調べるほど怪しい点が出てくる。自分が過去に巻き込まれた事件も本当は…?


    最後の終わり方がびっくり。
    結局真犯人も宇津木も資産家の遺族に始末されたのか…?
    こんな冤罪は本当にあるのだろうか。

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    2023年09月26日
  • 沈底魚

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    江戸川乱歩賞受賞作品には、好みのものが多いので読んでみました。

    基本的にはに日本と中国、少々米国が絡むスパイものです。
    公安の外事二課に所属する刑事・不破が主人公。
    群れることを好まず、また出世欲もなく、表情に乏しく、人を疑うような目付きの持ち主。
    読み手としても、これと言って好感を持てるタイプではありませんが、淡々とした感じ、軸がブレない感じは、読み進めるうちに受け入れられるようになります。
    日本の国会議員が、国家機密情報を中国に漏洩している、といった記事が新聞に載ったことから話が始まります。
    中国のスパイは誰か、その記事の情報源である米国に亡命した中国人外交官は何者なのか。
    仲間意識の低

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    2022年10月12日
  • 沈底魚

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    第53回江戸川乱歩賞受賞のデビュー長編。
    公安警察ミステリー、スパイもの。リアリティがあるようなないような。

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    2022年02月18日
  • 沈底魚

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    第53回江戸川乱歩賞受賞作

    公安警察のミステリー。率直な感想では、江戸川乱歩賞だからと期待した分、ちょっと自分の中では惹かれるものが少なかったです。展開が複雑だったからかもしれません。でも、公安という闇の暗さからの敵なのか味方なのかの二転三転が面白い部分だったと思いました。

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    2021年09月23日
  • 沈底魚

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    中国のスパイは誰か? 現職国会議員か、同僚か、官僚か、検察庁のキャリアか。展開が5転くらいする。

    引き込まれる文章力がすばらしい。ただ、幼馴染や同僚まであやしいのだが、主人公は正義感もなく熱血漢でもないのに、必死に真相を暴くのに違和感がある。この主人公の性格でそんなに頑張るかねえと思ってしまう。

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    2021年01月24日
  • 沈底魚

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    第53回江戸川乱歩賞受賞作と言う本作品は、公安警察を主役としたスパイ小説。登場人物や相関関係を把握していくのが少し難しかったが、終盤に話が二転三転する様はなかなか面白かった。スパイ天国と揶揄される日本のことや特定秘密保護法のことも読みながら考えた。

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    2020年08月26日
  • 沈底魚

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    第53回江戸川乱歩賞受賞作品

    スパイ小説ってカテゴライズして良いのかな
    日本の国家機密を中国へ漏洩している!誰やねんって話。
    中国人の名前がたくさん出てきて、ちょっと混乱したけどサクッと読めました。

    ですが、最後のストーリーのたたみ方が
    雑っぽい感じだったし、最後まで?が残るものあった、キーのなる芥川の扱いや凸井の真意など。

    フィクションだけど、警察組織の汚いが書いてあり興味を持ったな。読後感が良かったなって思えなかったので、三つ星で。

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    2019年05月19日
  • 沈底魚

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    誰が本物で何が事実なのか、背景や理由はー。情感を排し隠語を多用したハードな表現は特定人物への共感を抑えさせ、読み進めていくうちどんどん複雑になっていき、面白かった。

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    2018年10月18日