曽根圭介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
警察の公安の話。
スパイとか情報提供者とか、ワクワクするようなお話でした!
第53回江戸川乱歩賞受賞作らしく、どんでん返しの連続で集中して読めました“(`(エ)´)ノ彡☆ !!
でも、最初のうちに出てくる情報が多すぎて
読んでるうちにちょっと混乱してくるかなぁ。
「あれ?この人前に出てきてたような気が…」みたいな。
もうちょっと小出しにしてもらいたいなぁ。
あとは話をもっとブラッシュアップさせて
一つ一つのストーリーや結末を丁寧に描いてくれたら最高に大好きな作品になったはず!
全体のストーリー自体はとてもおもしろいので、
サスペンスが好きな方は一読の価値あります(。・`ω´・。)ゞ -
Posted by ブクログ
ネタバレ連続幼女殺害事件の犯人逮捕に苦戦をし、やっとの思いで容疑者に辿り着き、逮捕をした警察たち。
刑事の勘、容疑者の怪しい態度、過去の容疑など疑うポイントは山ほどあるが決め手がない。
最終的には自白をもぎとったものの、達成感を味わう主人公に横槍がはいる。
本当に逮捕したのは真犯人なのか。
2年後、また同様の事件が起きる。
この2件だけではなく、昔の事件も別で犯人がいるのでは?
疑惑にかられ調べてば調べるほど怪しい点が出てくる。自分が過去に巻き込まれた事件も本当は…?
最後の終わり方がびっくり。
結局真犯人も宇津木も資産家の遺族に始末されたのか…?
こんな冤罪は本当にあるのだろうか。 -
Posted by ブクログ
江戸川乱歩賞受賞作品には、好みのものが多いので読んでみました。
基本的にはに日本と中国、少々米国が絡むスパイものです。
公安の外事二課に所属する刑事・不破が主人公。
群れることを好まず、また出世欲もなく、表情に乏しく、人を疑うような目付きの持ち主。
読み手としても、これと言って好感を持てるタイプではありませんが、淡々とした感じ、軸がブレない感じは、読み進めるうちに受け入れられるようになります。
日本の国会議員が、国家機密情報を中国に漏洩している、といった記事が新聞に載ったことから話が始まります。
中国のスパイは誰か、その記事の情報源である米国に亡命した中国人外交官は何者なのか。
仲間意識の低