曽根圭介のレビュー一覧
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この作者には驚いた。何はともあれ、天才だろ! って思った。この不条理さは、かの筒井康隆を彷彿とさせる。収録された三つの短編、全てが馬鹿みたいに面白かった。先を気にさせる展開、とにかく発想が凄い。特に気に入ったのは『暴落』だ。人間に直裁<株>の概念を付与し、その上がり下がりによって人の価値を計るなんて……恐ろしいが面白い、面白いが恐ろしい……。しかし、矛盾を挟むことなく、秀逸な筆致によって、世界観を「本当にこんな世の中もあるかも……」と思わせるくらいの書きっぷりには恐れ入った。曽根圭介という作家が一番怖いのかも知れない。
また、これは蛇足に違いないが、どの話も(鼻は無理かも知れないが)是非『世に -
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日本ホラー小説大賞、角川ホラー文庫の歴史を彩る名作たちがまとめて読める短編ホラーアンソロジー。
日本ホラー小説大賞30周年記念、受賞作がまとめて読めるホラーアンソロジーです。
既読の作品は曽根圭介『鼻』のみで、ほぼ初読みでした。
どれも面白かったですが、個人的に気に入った作品をいくつか。
まずは田辺青蛙『生き屏風』。屏風に取り憑いた奥方の相手を頼まれる妖鬼の話。全く怖くはないです。怖くはないですが、緩やかに共存する人と妖のいる世界観や、奥方の気高さ、妖気と奥方の友情など、心温まる素敵な話。
朱雀門出『寅淡語会録』は、町会館で見つけた地域の古い怪異が載った本から始まる話。御当地怪談、因 -
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ネタバレ解決屋:暴力を振るう父親に連れられ犯罪の片棒を担がされる少年は闇風俗店の店員になりそこで少女に出逢う。少女はイカれた男にプレイ中に殺される。
探偵事務所に雇われてる問題解決屋のスズキは最近調査対象を殺しすぎてると言われる。依頼人奥平が店に来るが、スズキは奥平が憎き男だと思い出す。
しっかりミスリード。上手い展開でしたね.
母の努め:夫は末期癌になり息子は夫の部下柴山に誘拐殺人の店子にさせれて捕まり死刑囚に、娘は失踪した田丸美代子。母子家庭で育ち弁当屋の店長の西本は面接に来た美香に恋をするが裏切られ殺してしまい冷凍庫に美香をしまっていた。美代子が娘の家だと夫に言われた先に突入した所、西本がいてそ -
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一話目の暴落が、とにかく非常に大好きでした。二話目の受難もめちゃくちゃよかったです。したがって、満を持しての三話目、ホラー大賞短編賞でもあるということで期待値爆上がりの状態で挑んだものですから、若干、いやほんと若干ですよ、肩透かしを食らった気分になりました。俺だったら暴落で応募するな、と大変失礼なことを考えたりしました。ホラー大賞なるものの基準がわかりませんけれど、もしかして暴落で出してたらこれ(どれ)、あったのでは⁉︎と思ってしまったわたしのことはどうぞ真っ先に手術台へ乗せてください。
タイトルもいいですよね。なんてことないように感じるかもしれませんけど、鼻とついていなければ、全く違ったお話 -
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ネタバレホラー小説大賞の集成1は、私には合わなかったため、期待せず読んだ。(1と2同時に買ってしまったので)
でも、こちらの本はおもしろかった。「サンマイ崩れ」と「鼻」は、オチに驚いた。「トンコ」は、オチが切なかった。「生き屏風」はオチにほっこりした。「寅淡語怪録」は謎が多かった。(でもおもしろかったと思う)「穴らしきものに入る」はオチに笑った。
■サンマイ崩れ 吉岡 暁
→ワタナベさーーん!!なんて素敵なご老人なんだ。元々いい人だったんだろうね。
たまたま出会った「僕」のために、川を渡ってくれたんだ。てっきり、「僕」に悪霊か何かでもついているのかと思った。
自殺未遂直後の記憶が全くなか -
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サウナの客が残していったバッグには大金が!? 持ち主は二度と現れず、その金で閉めた理髪店を再開しようと考える初老のアルバイト。FXの負債を返すためにデリヘルで働く主婦。暴力団からの借金で追い込みをかけられる刑事。金に憑かれて人生を狂わされた人間たちの運命。ノンストップ犯罪ミステリー!
初読みの作家さん!
この間、映画化された韓国映画を観て面白かったので 原作を読んでみました
これ、映画を先に観てたからわかりやすかったけど 時間軸が行ったり来たりしてるのかな?なんだかごちゃごちゃしてる感があって 活字だけだとわからなくなってしまいそう
映画のラストも原作のラストも それぞれに良かったと思い