曽根圭介のレビュー一覧

  • 腸詰小僧 曽根圭介短編集

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    一番悪いのだ~れだ?

    こすっからいロクデナシたちが繰り広げる悲喜劇。
    そうくるか! のどんでん返しまで楽しめる痛快ミステリー傑作集!

    【内容紹介】
    社会復帰したシリアルキラー“腸詰小僧“の独占インタビューに成功した西嶋の元を被害者の父が訪れ、本人に会わせろと迫る。一方、警察官をしている弟が浮気相手を妊娠させてしまったと泣きついてきた。追い詰められていく西嶋は……。(表題作)ジコチューな小悪人たちが、あっけらかんと起こす事件。まさかのどんでん返しに舌を巻くミステリー傑作集!




    7話からなる短編集
    フォロワーさんとのコメント欄でのやりとりで気になった作家さんなんですが これが2冊目

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    2024年03月08日
  • 腸詰小僧 曽根圭介短編集

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    持ってるのに文庫も購入

    相も変わらずクズだらけで素晴らしい。
    言葉巧みなミスリードと、ラストに交差する2つの物語が素晴らしい
    しかし、この短編で、2つのストーリーをラストで混ぜ締めるのはさすがとしか言えない。

    やはり一番好きな作家。

    今度こそ今年ラスト

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    2023年12月31日
  • 沈底魚

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    少々練られすぎというか、出木杉くんというか、展開速くて情報量多いのに文字数少なすぎて厚みがないというか。
    などと言いつつも面白いよね。やっぱ日本でスパイといえば、米国と中国は欠かせない。くだらんかもしれないけど、やっぱ孫氏も言うとおり、兵は詭道なりなのであって、無駄でも良いから無駄なことに血道を上げることこそ盛り上がるわけですよ。もちろん他人事の場合に限るけど。
    しかしまたいつものハニートラップか。。中国といえばハニートラップというのが日本人の常識になりつつあるけど、大丈夫か、中国。いや、日本人が海外で性的に羽目を外すのも、一般知識化してるな。酷い話ですよ。

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    2022年09月23日
  • 腸詰小僧 曽根圭介短編集

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    曽根圭介『腸詰小僧 曽根圭介短編集』光文社文庫。

    7編収録の短編集。登場人物の殆どが悪者で、読者のミスリードを誘う様々な仕掛けが施された短編ばかりが並ぶ。イヤミスの極致と言って良い程、後味が悪く、それでいて最後にヤられたと唸らされる。

    『腸詰小僧』。結局のところ、登場人物の誰もが悪者。秘かに仕掛けられていた爆弾が最後に爆発するような展開が面白い。『腸詰小僧』が最後にチラリと姿を見せるだけというのがミソだ。9年前に日本を震撼させた未成年のシリアルキラー『腸詰小僧』が社会復帰する。『腸詰小僧』の独占インタビューに成功したフリーライターの西嶋の元を被害者女性の父親が訪れ、『腸詰小僧』に会わせて欲

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    2022年08月13日
  • 藁にもすがる獣たち

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    面白く、アッ!というまに読み終えてしまった。
    ことごとく騙され気持ちよかった!
    韓国映画化されているとのこと、探してみよう!

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    2022年04月04日
  • 藁にもすがる獣たち

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    ネタバレ

    評価は5

    内容(BOOKデーターベース)
    サウナの客が残していったバッグには大金が!?持ち主は二度と現れず、その金で閉めた理髪店を再開しようと考える初老のアルバイト。FXの負債を返すためにデリヘルで働く主婦。暴力団からの借金で追い込みをかけられる刑事。金に憑かれて人生を狂わされた人間たちの運命。ノンストップ犯罪ミステリー!

    こういう風に最後つながるわけか~サウナの店長がいちいち面倒な奴だったわ。

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    2020年10月28日
  • 沈底魚

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    ハラハラドキドキの一冊です。
    二転三転するストーリーに翻弄されます。
    本当のスパイは、誰なのか?
    楽しめる一冊です。

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    2017年08月17日
  • 藁にもすがる獣たち

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    みんな巻き込まれて破滅にまっしぐら。でも戸梶圭太とかに比べるとちょっと明るい感じもあるかな。、あの人のは漏れずに陰惨だから…。とは言っても本書でもみんな死んじゃうんだけどね。

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    2018年12月28日
  • 本ボシ

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    自分と同じ地元出身の著者。その地元が舞台になっている。親しみのある地名や場所、訛りなどになんとも郷愁をそそられた。ストーリーに関しても自分好みの人間ドラマ色の濃い警察小説で、一気読み。確かにエンディングはあっけなかったが、解説を読むとこれもアリなのかな、と思う。それにしても同じ警察小説でもド公安モノの「沈底魚」とは毛色が全く異なるし、ホラーの「鼻」も又然り。著者の才能の深さに感心する。すっかりファンになってしまった。

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    2013年07月06日
  • 沈底魚

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    上梓されたのが平成19年 タカ派の三代目が一度目の総理に就任した年と相前後する  元総理はまことしやかに暗殺説がささやかれる  こうなると”深読み”ではなく”妄想”の域に・・・  

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    2025年09月11日
  • 腸詰小僧 曽根圭介短編集

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    曽根さんのブラックミステリ大好きだなー
    全て「してやられた感」あるのと、登場人物がクズばかりで救いようのないのも。
    表題の「腸詰小僧」が一番好き。

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    2025年04月11日
  • 藁にもすがる獣たち

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    サウナ店でパートする元・理容店経営の初老の男。
    夫からDVを受けながらデルヘルで働く主婦。
    暴力団とベッタリ癒着する警察官。

    金・金・金…そんな事件に巻き込まれていきます。
    こんなにも理性がなくなるか?てな感じ。

    後半、この3人が交わる瞬間…あっ!そこに繋がるの?で、パズルのピースがハマるような気持ちよさ。
    これ、映画化されているようですね!
    是非、映画でも楽しみたいです♪

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    2024年09月01日
  • 本ボシ

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    久々曽根先生。
    テーマが図地反転なので、
    最終的な犯人がどうとかに重きを置いてない?
    確かにそれまでの展開を考えると
    オチは尻すぼみ感は否めない。
    けどやっぱり文体が合ってるのか
    サクサク読めて楽しかった。

    普段短編しか読まない自分からしたら、
    結構な文量があったのでしばらく積読状態だったけど、
    2泊3日の福井1人旅行でちょうど読み切った。

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    2024年08月25日
  • 藁にもすがる獣たち

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    サウナの客が残していったバッグには大金が!? 持ち主は二度と現れず、その金で閉めた理髪店を再開しようと考える初老のアルバイト。FXの負債を返すためにデリヘルで働く主婦。暴力団からの借金で追い込みをかけられる刑事。金に憑かれて人生を狂わされた人間たちの運命。ノンストップ犯罪ミステリー!



    初読みの作家さん!
    この間、映画化された韓国映画を観て面白かったので 原作を読んでみました
    これ、映画を先に観てたからわかりやすかったけど 時間軸が行ったり来たりしてるのかな?なんだかごちゃごちゃしてる感があって 活字だけだとわからなくなってしまいそう
    映画のラストも原作のラストも それぞれに良かったと思い

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    2024年01月13日
  • 藁にもすがる獣たち

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    お見事!
    そして、もう一周したくなる。

    スピード感も抜群でこの構成。先が気になってどんどん進んじゃうことがまた目を眩ませるよね。

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    2023年05月06日
  • 沈底魚

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    買ってから何年経ったんだろうか。
    普段短編以外を読まないので積読から手に取るまで時間がかかった。

    曽根さん特有のクズが出てくるということはなく、ちゃんとした(?)ミステリだった。
    後半に向けて加速していく様は相変わらず素晴らしいし、結局何だったのかわからないオチも好き。
    主人公のキャラもすごく好きだった

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    2023年03月30日
  • 藁にもすがる獣たち

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    二度読んだ。
    ミスリードが絶妙すぎて、途中で混乱する。
    二度目は登場人物を整理しながら読んで、ようやく納得。
    すごい作品。

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    2022年10月09日
  • 腸詰小僧 曽根圭介短編集

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    ネタバレ

    インパクト強めの表題作を始め、知り合いにはなりたくないロクデナシたちが一生懸命ちがう方向に頑張っておかしな事態を招いてしまう曽根さんワールド全開の短編集。
    思い込みから見えていた景色がガラッと変わる結末とブラックユーモアが秀逸。
    どれもパターンは似ているのだが、いつの間にかまた騙されている。このしてやられた感はやみつきになる中毒性があるなぁw
    「天誅」や「留守番」の後に残るヒヤリな怖さもいいが、ダメ息子に燃やす母親のバイタリティーをなぜだか最後応援してあげたくなってしまう「母の務め」の悲喜こもごもの笑いが絶品。

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    2022年08月29日
  • 腸詰小僧 曽根圭介短編集

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    ネタバレ

    叙述トリック、特に信頼できない語り手ものが好きな人にオススメ。
    どの作品も登場人物のサイコパス味がよくて楽しめるんだけど、流石に収録作品が全部同じパターンなのはいかがなものか…と思ったので、星は一つ引きます。

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    2022年08月17日
  • 黒い波紋

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    こういう気持ち悪さが好き。タイトル通り、一つのきっかけがあらゆるシーンに影響が広がって行きました。良かった。

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    2022年06月10日