植松三十里のレビュー一覧

  • かちがらす 幕末の肥前佐賀

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    幕末に先見性を発揮して存在感を放った佐賀藩の物語。尊王攘夷の争いとは少し違う視点でアプローチできて新鮮だった。

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    2022年01月02日
  • 家康の母お大

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    読みながら、前も読んだことがあったと気づきました。
    歴史の中で女性が果たした役割を読み解いていくことが大好きです。
    これなんて、うってつけ。
    再来年の大河も今から楽しみですね!

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    2021年12月29日
  • 帝国ホテル建築物語

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    フランクロイドライトで有名な帝国ホテルの竣工に至る迄の壮絶な物語。本当に凄い人間物語だと読み進めるうちに気持ちが重くなっていく
    常滑の黄色の煉瓦を作った伊奈長三郎はINAXの発祥
    この辺りのテラコッタ、煉瓦の製作苦労も取り上げてももう一つの物語があったと想像

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    2021年10月01日
  • 梅と水仙

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    とても読みやすく、サラッと読めました。

    津田親子に焦点をあてているので、父と娘、どちらもざっくりとした内容でしたが、お父さんという人も、たくさんの事業を成した人だったのですね。

    明治維新後の落ち着かない時代だからこそなのか、志を持つことは、自分を奮い立たせる原動力になるのかと思いました。

    この時代から、女性に求められた教育というものが、今の私の中にあるのか、わかりませんが、ほんの少しはあると信じたい。

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    2021年08月18日
  • 時代を生きた女たち

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    オルビスの毎月届くカタログの中にある歴史上の女性たちを書いた短編ノンフィクションが好きすぎて、調べてみたら単行本になっていた!!

    この文庫では日本の、特に幕末から明治時代の女性が多い印象です。
    昔の女性は本当に地位が低かったんだな。男女平等を目指して生きた(目指してなくても結果的に活躍した)女性たちにパワーをもらえます。
    どの女性もカッコいい。

    私は日本史より世界史が好きなのもあって、異国な香りが漂うカイウラニやグーデンホーフ光子の話が好きですが、麻生和子や大山捨松もカッコいいですね。

    続編も出ないかなぁ〜

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    2021年04月11日
  • 帝国ホテル建築物語

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    天才と付き合うのは、大変である。しかし、天才は、人の求めるもの、次世代の様子が見える。ライトもそういう人だった。明治村に行きたい。

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    2021年02月03日
  • 梅と水仙

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    江戸から明治、全てが瓦解するその舞台、昨日が過去へ明日が未来へと激変する中に【梅】がいるそして【仙】もいる。津田塾、青山両大学の創設に関わった親子の生き様の軌跡を辿ることが、幕末から維新の国家最大の激変の縮図を紐解く、新たな視座を与えてくれたことに感謝です。わずか九歳で岩倉使節団に随行し、父の期待に応えようとする健気な梅の姿が読後も脳裏から離れません。

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    2020年11月10日
  • 帝国ホテル建築物語

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    明治村が好きで何回か帝国ホテルを見ていたが、
    こんなに色々な人間模様や苦労があったとは
    知らなかった。ライトが最後まで日本で帝国ホテル
    を見る事が無かった事が残念だ。
    こんなにも明治村で最も愛される建物になるとは
    ライトが知っていたらきっと感激するだろう。

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    2019年11月04日
  • 帝国ホテル建築物語

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    明治村の帝国ホテル玄関を見たのは昭和54年。当時の彼女がぜひ見たいと言う事で行ったのだが、このような背景があったのか、というのがやっと理解できた。
    フランク・ロイド・ライトという妥協を許さない設計者とそれに応える職人達の努力の結晶であり、火事と関東大震災にも耐えたホテルだった。

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    2019年06月23日
  • リタとマッサン

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    朝ドラでも評価が高く興味があった。
    日本でウィスキーの誕生とイギリスと日本の関係も踏まえてわかりやすい作品だった。
    山崎の工場や余市の情景も浮かび行ってみたいと思う。

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    2019年05月06日
  • ひとり白虎 会津から長州へ

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    植松三十里さんの初読み。

    史実に基づく、白虎隊の生き残りの物語。。。
    事前情報は皆無。
    作者の名前も聞いたことない。
    文字通り、店頭でたまたま目についただけの一冊だが、白虎隊と聞いては、福島県出身者として読まずにはおられまい!
    と、衝動買い。

    敵方の少年の資質を見込んで故郷に連れ帰り、衣食住から教育の援助まで施す……楢崎頼三の男気に感激。

    挫折は経験すれども、それに答えた飯沼貞吉の生き様に感動。

    ★4つ、9ポイント。
    2019.04.04.新。

    ※ば白虎隊自刃の理由……
    巷では「燃える城下町の様子に絶望しての自害」
    しかし(貞吉の)事実は異なる。(第2章に詳述)
    貞吉はそれを覆そうと、真実を語る活動を続けた……

    ……とのことだが、幼い頃にテレビで見聞きした記憶では、この本を読むまでは自分の見解も"前者"のそれだった。福島県民として恥ずかしい(苦笑)。

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    2019年04月04日
  • 大和維新

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    書き下ろし

    大和国安堵村の庄屋の家に生まれ、府県統合の過程で堺や大阪に吸収された「奈良県」の分離のために力を尽くした今村勤三の伝記的な小説。
    13歳の時、幕府を倒そうとする天誅組の挙兵が奈良であり、学問の師が参加したが破れ、「大和の誇り忘れるべからず」という書き付けを残して処刑されたが、勤三は終生この書き付けを肌身離さず持ち、生き方の指針とした。
    大阪中心の府政で、奈良の水害の手当が充分にできないことで、分県の請願を東京の政府や高官たちに働きかけて、家産をつぎ込んだために、田畑を売って愛媛県の官吏となって鉄道事業に力を尽くすが、内閣制度や国会ができるなかで、総理大臣にまで会い、ついに奈良県の分離を果たす。

    のちに、新聞や鉄道、紡績事業まで手がけるが、息子の同級生の富本憲吉の絵の才能を見いだして支援する。謙吉が渾身の作品を勤三の死の床に届ける最後の場面は感動的だ。
    時代に振り回されつつ、これだけひたむきな人生を生きた人はうらやましい。

    植松三十里の筆力は直木賞級だと思うのだが。

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    2018年11月15日
  • 志士の峠

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    ネタバレ

    本書を読んで初めて天誅組の詳しい逃走劇を知った。吉村虎太郎をはじめとした隊士たちの、忠光を生き延びさせるための強い想いと、それに応える忠光の想いに、胸が熱くなりました。そして、せっかく生き延びた忠光の惨めな死。世の理不尽さを描きながらも、彼らが礎となってできた明治の世、そして今にいたるその後の日本があることを、最後に示してくれている。一気に読み切った名作。

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    2018年11月13日
  • リタとマッサン

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    この本はフィクションである、と巻末に書いてあった。同様なことがあったのかと思って読んでいたが、小説なのだな。でも、スコットランドからマッサンだけを頼りとして日本についてきたリタの勇気と愛情に乾杯!

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    2018年10月20日
  • 猫と漱石と悪妻

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    漱石について書かれた本はいくらか読んだり、講座を受講したりとそれなりに理解しているつもりだ。初期のころは「吾輩は猫である」や「坊ちゃん」など軽妙で笑える作品だったのが、晩年近くになるにつれ死生観や知識人の苦悩などの重厚なテーマに変わっていく。生い立ちは勿論のこと、イギリス留学を機に精神的に不安定になり闘病が続く。一通り漱石論も学んだが、文豪・漱石さんは苦手。読んでいると、小説の主人公である男たちにイライラが募ってしまう。親友の恋人を奪い自分を赦せないでいる『先生』、妻の愛情に疑念を抱き、弟に妻と旅行に行ってもらい愛を確かめたい男。かと思えば、罹患した病の詳しい説明や、愛娘が亡くなった時の様子や葬儀などが細かく小説にとりいれられたり・・・。苦しみから首をひん曲げて顔を背けて乗り切ってきた私には、到底理解できない。文章を綴る作業をやっていたら、始終向き合わねばならず忘れる暇がないのではないか。却って症状が治まらずにひどくなっていったのは仕方ない。漱石、50歳に届くか届かないかの死だった。
    漱石の作品の中の女性たちは結構自由奔放な面が見受けられる。漱石は屈折した女性観の持ち主なので、あけすけに物言う女に安心感を抱いていた。
    鏡子さんはまぎれもなくそういう女性だったと思う。漱石は仕事には几帳面で社会人としては常識を通していたが、家庭では怒り出したら妻や幼い娘たちにも手をあげていた。今でいううつ病で家庭内暴力をふるっていたという。一番近い家族に甘えて暴力に走るという典型的な症状に感じられた。
    本書は妻・鏡子さんの視点から漱石を捉えてある。鏡子さんについて云々というより、家庭での漱石を描かれたことで、より漱石像が鮮明になって好きではなかった漱石に親近感が湧いた。
    『銀河鉄道の父』で賢治の隠された面を知り、より深く理解できたのと同じ感覚だった。

    ※漱石は「漱石枕流」から筆名を取った。
    昔中国に『流れに漱(くちすす)ぎ石に枕す』という言葉を、『石に漱ぎ、流れに枕す』と言い間違えた男がいたが、負けず嫌いで間違いを認めなかった。負けず嫌いやへそ曲がりを『漱石枕流』と言うようになったという。負けず嫌いは苦しかろう・・・。

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    2018年08月16日
  • リタとマッサン

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    朝ドラの「マッサン」は観ていないけれど、本を読んで見ました。スコットランドでウイスキーを学び、生涯の伴侶リタと出会ったマッサン。日本に戻って働き続け、純粋に良いウイスキーの製造を目指して自分の会社を立ち上げるまでの過程は困難も多々あって、そこであきらめなかったからこそニッカウイスキーが出来たのですね。

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    2018年01月28日
  • 猫と漱石と悪妻

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    ネタバレ

    夏目漱石の妻、鏡子視点の漱石。史実とは違うエピソードもあるしヒステリックではない穏やかで肝っ玉女性的に描かれているが、総じて私のイメージから離れてはいないし、良く描かれているのでスムーズに読むことができた。ま、ちょっと良い話として仕上がっている軽い読み物。おもしろかった。

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    2016年12月18日
  • リタとマッサン

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    テレビの朝ドラを見ていたので、興味を持って手に取りました。
    テレビの内容はあれこれエピソードが加えられていたけど、こちらの方がシンプルでそれでいて夫婦の絆がしっかり伝わってくるいい作品だった。
    ドラマの中では省略されていた若かりし頃のスコットランドでの出会いや、リタさんがどうして日本に行こうと思ったかが丁寧に書かれていたのも良かった。すっと作品に入れた感じ。
    ウィスキー作りについても活字で読むほうがわかりやすかった。ウィスキーの味はわからないけど、とても繊細で年月のかかるもので、マッサンの思い入れにも共感できたよ。
    マッサンの描かれ方もドラマではちょっと軽い感じだったけど、小説の中のマッサンはもっと誠実で実直な感じが良かった。読み終わって、あぁいい夫婦だったんだなぁと。私はあんな風に夫を支えついていくことはできるのか?うーん。このふたり、子供ができなかったのはとても悲しいことだったけど、だからこそのこの純粋な夫婦愛が続いたんじゃないかとも思ったり。とにかく、良い作品でした。

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    2015年05月11日
  • リタとマッサン

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    テレビはまだ始まったばかりだけれど、二人の出会いやテレビの内容との多少の違いを知ることが面白かった。実際のマッサンはテレビのそれよりもう少し落ち着いた思慮深い人だと感じた。また、リタがマッサンと結婚することを決めた背景などテレビでは詳しく知ることのできないことがわかったことは面白い。この二人の夫婦愛の物語は涙なしでは読めなかった。スコットランドに行ってみたいと思った。二人がアメリカ人に会って話をした時スコットランド訛りのリタの英語よりマッサンの英語の方が通じたというところが意外で驚いた。

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    2014年11月27日
  • リタとマッサン

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    ネタバレ

    前回読んだ「リタの鐘が鳴る」は伝記だったがこの作品は小説。
    リタとマッサンが二人で力を合わせて日本で初めての国産ウイスキーをつくるためにがんばる様子が描かれている。

    リタとマッサン、全然ケンカにならないんだなー。マッサンもリタを日本に連れてきた手前絶対に幸せにしないと、という気持ちがあったんだと思う。

    伝記やドラマにはあまり出てこなかったリタの妹の存在も大きく扱われている。
    日本では最初は好意的に受け入れられていたが戦争のせいで苦労することになる。
    リタ、早く逝ってしまい残念。

    それと、リタとマッサンの子どもが見たかった。

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    2014年11月10日