植松三十里のレビュー一覧

  • リタとマッサン
    奥トレで交換してもらった一冊。国産のウィスキーの始まりにこんな物語があったんだ、と楽しく読みながらも勉強になりました。スコットランドの印象も少し変わったかな。そしてマッサンもすごいがリタさんも、大変な人生だったろうけど幸せだったろうなと思いました。こんな風に2人で支え支えられながらやってみたいことと...続きを読む
  • 千姫 おんなの城
    読みやすくてあっという間に終わってしまった。

    私はこういう千姫像の小説が読みたかったのかも知れんな…。

    好っきゃねん!
  • 咸臨丸、サンフランシスコにて
    恥ずかしいことに今まで知らなかったことばかりだった。遅ればせながら今後もっと咸臨丸や開陽丸について勉強していきたいと思う。そして改めてサンフランシスコに行こう。まずは今秋の塩飽訪問が楽しみだ。
  • 達成の人 二宮金次郎早春録
    二宮金次郎(二宮尊徳)の幼少期からの一生を描いた小説。

    貧乏時代から勤勉と努力が、苦労苦労の背景から、実を結ぶ物語が、読みやすい小説として紹介されている。
    冒頭より、まるで映画を見るような感覚で、読み進めることができた。

    「節約」について、二宮金次郎のそれは、個人の為にあるのではなく万民のために...続きを読む
  • イザベラ・バードと侍ボーイ
    派手さはないけれどスラスラ読めて、いろんな感情も書かれていて、とても魅力的な本でした。思いがけず良本に巡り会えて嬉しい。
  • 帝国ホテル建築物語
    今は明治村にある帝国ホテルの建設物語り。
    2024年から建て替えと聞き、気になったので読んでみた。

    帝国ホテルのとこは全く知らなかったが、1つのホテルを建てるのにあれだけの苦難があるとは驚きだった。立場も拘りも違う男たちの執念で出来上がったようなホテルで、いつか明治村に見に行きたい。
  • リタとマッサン
    懐かしい!
    朝ドラを思い出しながら読みました。
    あの時代の国際結婚、大変だったでしょうね。
    朝ドラでは、おもいっきり初回からいじめられていましたが。
    こちらは事実が淡々と書かれていました。
    作者の文章力と2人の生活力のおかげで、読み応えありました。
  • 家康の海
    徳川家康の外交を描いた歴史小説である。NHK大河ドラマ『どうする家康』の予習になる。江戸幕府は鎖国の印象が強く、江戸幕府を論じる場合は貿易重視の織豊政権と対照的に位置付けられる。平氏政権、室町幕府、織豊政権が西国基盤、商業、海運重視、鎌倉幕府と江戸幕府が東国基盤、農業、陸運重視というように。しかし、...続きを読む
  • 帝国ホテル建築物語
    インスタで見つけて、明治村の帝国ホテルが好きでよく写真を撮りに行っている友達の誕生日プレゼントの候補として、とりあえず自分で読んでみることに。。。
    
これが!すっごく面白かったです。

    明治村が犬山にあって身近なことや、常滑の焼き物も(INAXは帝国ホテルのレンガを作るところから始まったメーカーでし...続きを読む
  • 万事オーライ 別府温泉を日本一にした男
    亀の井ホテルの創業者 油屋熊八が斬新なアイデアと行動力によって別府温泉の発展を成し遂げていく物語。ユーモアたっぷりの朝ドラを見ているようで楽しく読めた。地方紙に連載小説。

    油屋熊ハという主人公の名前が本名だと知って驚きました。また、日本初の女性バスガイド付きの定期観光バスをはじめ、観光業における数...続きを読む
  • 家康の子
    徳川家康の次男の結城秀康を描いた歴史小説である。NHK大河ドラマ『どうする家康』の予習復習になる。秀康は家康が個人的に嫌っていたと描かれることがある。家康の正室の築山殿が秀康生母お万を折檻したというエピソードもある。これらは『家康の子』では描かれない。家康は妻子全般への愛情が薄く、厳しい人と描かれる...続きを読む
  • 大正の后 昭和への激動
    正直、明治天皇と大正天皇って写真で見て知ってるくらいの認識。今まで触れる機会がなかったので、皇后節子の幼少期から話が始まるこの本はとても興味深く面白かった。
  • 猫と漱石と悪妻
    とても読みやすく面白かった。漱石の聞かん坊ぶりに心がざわついたり、同情したり。最後まで一気に読んだ。
  • かちがらす 幕末の肥前佐賀
    佐賀の家系だが、なぜ未だに鍋島家を佐賀の人たちが慕っているのか不思議に思っていたが、この本を読み、藩・日本を何よりも1番に思っていた直正の想いを知ることができた。
    技術・教育を重んじる風土は未だ佐賀県には残っており、思い返せば自身もそんな風土の中、興味の持つ科学分野を極めることに邁進し、周りも暖かく...続きを読む
  • リタとマッサン
    実話はいい。竹鶴政孝と鳥井とサントリーとニッカの関係を知った。ウイスキー製造の工程も丁寧に描かれていた。
  • 帝国ホテル建築物語
    物語としても面白く帝国ホテルの歴史としても面白かった。明治村のことは読み終わってから調べた方がネタバレに合わないで済む。東京の有楽町方面に行く前に読んだ方がいい、
  • 帝国ホテル建築物語
    ライトの東京での代表作の一つ。
    そのストーリーが余すことなく描かれています。
    レイモンドとライトの仲違いの理由が面白い。
  • 帝国ホテル建築物語
    建築プロジェクトものです。読みやすくて面白かった。しかし詐欺だの火事だの地震だの、帝国ホテルは呪われているのかと思うくらい困難の連続。
  • 徳川最後の将軍 慶喜の本心
    わたしはこの方に反感を抱いている部類の人間なのですが、彼には深い思惑あってのことだったんだなと、少し見直しました。擁護するような内容です。すごく複雑な政治情勢が豪速球で流れるので、理解しにくいかもしれない。
    筆致には作家の優しい感情を感じました。
  • 徳川最後の将軍 慶喜の本心
    ‥‥だが徳川慶喜の本心は、今もって理解はされていない。(341p)

    最後の1行である。私も正直戸惑っている。司馬遼太郎の「最後の将軍」もあるし、最近は大河でスポットライトが当たったばかりだし、なによりも自ら語り下ろしの自伝も著している。それでも、こんなにも、慶喜の本当の心は知られていない。慶喜の評...続きを読む