植松三十里のレビュー一覧
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恥ずかしいことに今まで知らなかったことばかりだった。遅ればせながら今後もっと咸臨丸や開陽丸について勉強していきたいと思う。そして改めてサンフランシスコに行こう。まずは今秋の塩飽訪問が楽しみだ。Posted by ブクログ
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二宮金次郎(二宮尊徳)の幼少期からの一生を描いた小説。
貧乏時代から勤勉と努力が、苦労苦労の背景から、実を結ぶ物語が、読みやすい小説として紹介されている。
冒頭より、まるで映画を見るような感覚で、読み進めることができた。
「節約」について、二宮金次郎のそれは、個人の為にあるのではなく万民のために...続きを読むPosted by ブクログ -
亀の井ホテルの創業者 油屋熊八が斬新なアイデアと行動力によって別府温泉の発展を成し遂げていく物語。ユーモアたっぷりの朝ドラを見ているようで楽しく読めた。地方紙に連載小説。
油屋熊ハという主人公の名前が本名だと知って驚きました。また、日本初の女性バスガイド付きの定期観光バスをはじめ、観光業における数...続きを読むPosted by ブクログ -
正直、明治天皇と大正天皇って写真で見て知ってるくらいの認識。今まで触れる機会がなかったので、皇后節子の幼少期から話が始まるこの本はとても興味深く面白かった。Posted by ブクログ
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佐賀の家系だが、なぜ未だに鍋島家を佐賀の人たちが慕っているのか不思議に思っていたが、この本を読み、藩・日本を何よりも1番に思っていた直正の想いを知ることができた。
技術・教育を重んじる風土は未だ佐賀県には残っており、思い返せば自身もそんな風土の中、興味の持つ科学分野を極めることに邁進し、周りも暖かく...続きを読むPosted by ブクログ -
わたしはこの方に反感を抱いている部類の人間なのですが、彼には深い思惑あってのことだったんだなと、少し見直しました。擁護するような内容です。すごく複雑な政治情勢が豪速球で流れるので、理解しにくいかもしれない。
筆致には作家の優しい感情を感じました。Posted by ブクログ -
‥‥だが徳川慶喜の本心は、今もって理解はされていない。(341p)
最後の1行である。私も正直戸惑っている。司馬遼太郎の「最後の将軍」もあるし、最近は大河でスポットライトが当たったばかりだし、なによりも自ら語り下ろしの自伝も著している。それでも、こんなにも、慶喜の本当の心は知られていない。慶喜の評...続きを読むPosted by ブクログ