植松三十里のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
帝国ホテル・ライト館建設に挑む苦難の歴史。林愛作が再建を引き受ける経緯からライト招聘、ホテルのサービス改革、ライトの難しい要求と真摯な対応、度重なる
天災と、十分な見応えとテンポの物語構成と人物の熱が良かった。愛作や新は勿論、愛作・ライトと常に対立しながらも要所で漢気を見せる大倉喜八郎や石工の棟梁・亀田易平らの熱の描き方が上手かった。
愛作やライト視点では最後まで見届けることができない不完全燃焼のプロジェクトであり、物語としての帰結は難しかったと思う。愛作が団結を促してから、数十頁
経たずに地震の引責で辞める展開は非常にショックだった。最後は新が責任者として誇りをもって締めたが、支配人とし -
Posted by ブクログ
ネタバレ帝国ホテルライト館の建設から明治村に移築されるまでのお話。
面白かった!!
帝国ホテルのマイインペリアル会員になっているくらいには、帝国ホテルファンです。
が、ライト館建設の間に、こんな苦労や苦難があったことも、最終的にライトは最後まで作ることができなかったことも知らなかった。
別館の火事
本館の火事
創業当日に大震災
って、呪われてんじゃないの?ってくらいだけど、関東大震災で一面瓦礫の中、帝国ホテルが堂々と残っていたことから、評価が上がったのだから、皮肉でもありドラマティックでもあり。
明治村にも自由学園にも行ってみたくなりました!
-
Posted by ブクログ
インスタで見つけて、明治村の帝国ホテルが好きでよく写真を撮りに行っている友達の誕生日プレゼントの候補として、とりあえず自分で読んでみることに。。。
これが!すっごく面白かったです。
明治村が犬山にあって身近なことや、常滑の焼き物も(INAXは帝国ホテルのレンガを作るところから始まったメーカーでした!ワオ!)登場するので愛知県民には縁を感じやすいストーリーなのですが、それを抜きにしても一つの建物がまるで生き物のようにいろんな人の人生を巻き込んでいく様が圧巻でした。
明治村はもちろん何度も行っていますが、これを読んだらもう一度明治村のフランク・ロイド・ライトの意匠を見てみたくなりました。