植松三十里のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ帝国ホテルライト館の建設から明治村に移築されるまでのお話。
面白かった!!
帝国ホテルのマイインペリアル会員になっているくらいには、帝国ホテルファンです。
が、ライト館建設の間に、こんな苦労や苦難があったことも、最終的にライトは最後まで作ることができなかったことも知らなかった。
別館の火事
本館の火事
創業当日に大震災
って、呪われてんじゃないの?ってくらいだけど、関東大震災で一面瓦礫の中、帝国ホテルが堂々と残っていたことから、評価が上がったのだから、皮肉でもありドラマティックでもあり。
明治村にも自由学園にも行ってみたくなりました!
-
Posted by ブクログ
インスタで見つけて、明治村の帝国ホテルが好きでよく写真を撮りに行っている友達の誕生日プレゼントの候補として、とりあえず自分で読んでみることに。。。
これが!すっごく面白かったです。
明治村が犬山にあって身近なことや、常滑の焼き物も(INAXは帝国ホテルのレンガを作るところから始まったメーカーでした!ワオ!)登場するので愛知県民には縁を感じやすいストーリーなのですが、それを抜きにしても一つの建物がまるで生き物のようにいろんな人の人生を巻き込んでいく様が圧巻でした。
明治村はもちろん何度も行っていますが、これを読んだらもう一度明治村のフランク・ロイド・ライトの意匠を見てみたくなりました。 -
Posted by ブクログ
佐賀の家系だが、なぜ未だに鍋島家を佐賀の人たちが慕っているのか不思議に思っていたが、この本を読み、藩・日本を何よりも1番に思っていた直正の想いを知ることができた。
技術・教育を重んじる風土は未だ佐賀県には残っており、思い返せば自身もそんな風土の中、興味の持つ科学分野を極めることに邁進し、周りも暖かく応援してくれる環境に育ち、直正公の貢献の高さの後世への影響のすごさを改めて感じた。
慶喜についても、最後の江戸幕府・将軍として、苦肉の策ながら日本を守るために内乱を起こさぬよう批判覚悟で自分の役割を全うしたことが分かり、これまでのイメージとは違った側面を知ることができた。
最後のシーンはただただ