植松三十里のレビュー一覧
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徳川綱吉の時代の大奥を巡る色々な話。生類憐みの令や元禄文化など華やかで時代を象徴するキーワードも盛りだくさん。
この時代の女性は、ある種のしたたかさがあり、たくましい。Posted by ブクログ -
英雄視されているような歴史の主役達をなぞるような小説とは違い、まさにその時代に翻弄されながら生きた、名を留めない人達を描くことで、その時代の肉感を持って感じることができた。
咸臨丸の話など、いろんな本、小説などでもよく語られていて何となく、歴史的にも近いところだし、資料とかは普通にたくさん残ってい...続きを読むPosted by ブクログ -
『ふしぎの国のバード』より
史実に近い感じの小説。
ふたりの視点から交互に語られる。
イトー、バードさん、それぞれの
過去がわかるパートがいい。
イトーは幼い頃に死に別れた父との思い出。
父親がわりとして気負う気持ちから
母や妹たちにきつく当たってしまったり。
バードさんは妹と過ごした日々。
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以前から興味のあったイザベラ・バード。『日本奥地紀行』にはなかなかハードルが高かったところへ、読みやすそうな植松三十里の本書が刊行された。明治初期でも、歩きやすい大きい街道が整備されていたにもかかわらず、誰も歩かないような山道を行きたがるバード。通訳のイトーや馬子らが気の毒になる。山奥なので、ノミや...続きを読むPosted by ブクログ
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漫画を途中で辞めちゃってたから、最後までが分かってよかった。
イトーの気持ちはよく分かる。
バードさんの書いたやつも読んでみたい。Posted by ブクログ -
普段小説を全く読まないので
評価が難しいのですが
純粋に歴史を知るための読み物としてスイスイ読めてしまいました。それぞれキャラが立っていて朝ドラを見ているような感覚でした。
そして、かなりの分厚さ(380ページ)の小説を読めたという達成感が味わえてます。
時代が時代なので仕方ないですが、THE男社...続きを読むPosted by ブクログ -
富岡製糸場の誕生と運営の奮闘記。設立の背景や軌道に乗るまでは順風満帆ではなかったことなど、史実に忠実に描かれている。
単純に知らなかったことばかりで勉強になった。当日の女性たちのいじらしさや勇気などの上に今の時代が成り立っていることを感じる。Posted by ブクログ -
大正天皇を知る第二弾。
大正天皇の貞明皇后、九条節子の伝記小説。
大正天皇の人間像、近代天皇制の実態、事実認識を得ることができた。
一夫一妻制最初の皇后、また、社会活動にも従事したその姿は、まさに現代の象徴天皇制に繋がるもの。
生い立ちや(含む会津との関係)、昭和天皇他、各々の子供達との関係性も興味...続きを読むPosted by ブクログ -
友人がおすすめと言うことで本をくれた。有り難し。早速読んでみる。
実家群馬にある世界遺産「富岡製糸場」の誕生と初代工場長・尾高惇忠(おだか あつただ)と娘の物語。尾高は渋沢栄一の義理の弟でもあり、物語にからんでくるのも面白い。
身近な史跡をこういう物語にしてくれる本は本当にありがたい。イメージもわく...続きを読むPosted by ブクログ -
昨年の大河ドラマ「青天を衝け」で難しい時代の難しい舵取りを懸命に行う最後の将軍を描いてあったのが印象的だった徳川慶喜。
だが個人的にはどうしても鳥羽伏見の戦いを途中で投げ出した無責任な将軍という印象が拭えなかった。その点についてこの作品ではどのように解釈しているのかが気になって読んでみた。
実際の...続きを読むPosted by ブクログ -
もっとソーセージのところ、書いてくれ。
そこ、そこを知りたかったのに・・・
ウィスキーを広めたあの人や、
即席ラーメンを作ったあの人みたいな話を
私は期待していたのではないのです。Posted by ブクログ