植松三十里のレビュー一覧

  • ひとり白虎 会津から長州へ

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    知人に推され、初読の作家さん。

    出てくる人全てがあたりが柔らかく、読んでいて疲れない。
    ともすれば悪人が描けないと云うことが、作家さんの限界に感じることもあるが、ギリギリのところで免れている感がある。

    ただ一つ、会話文の語尾にやたらと「ッ」と付くのが、安っぽくて残念。

    さて、次は何を読めばいいのでせう・・?

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    2018年08月21日
  • 猫と漱石と悪妻

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    内助の功という言葉がありますが、文豪の妻という他人にはわからない立場であるが故の苦労は相当なものだったと考えられます。悪妻との定評?のある鏡子さんですが、これを読むと、良妻という一般的な見方が、漱石との夫婦関係には全く意味を成さないものであることがわかります。
    少し前にテレビでドラマ化されていたのを見て、良かったので興味を惹かれて小説でも読んでみましたが、原作どおりだったことがわかりました。
    癇癪持ちで妻子に暴力を奮うという、今だったらDVに相当する仕打ちも、幼少期の心の傷や、仕事や創作活動のプレッシャーが原因だと理解し、漱石が気持ち良く過ごせるように気を配る姿は、誰にも真似のできることではあ

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    2018年06月01日
  • リタとマッサン

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    面白かった。夫婦愛も描かれてるし、ニッカウヰスキーを起業した経緯も苦労も描かれている。マッサンの志がまず一番だ。

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    2018年05月21日
  • リタとマッサン

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    初めて国産ウイスキーの製造に成功したマッサンと、彼を愛し、信じて日本にまでついてきてマッサンを支え続けたスコットランド人・リタの夫婦の物語。誰も本物を飲んだ事のないウイスキーを作る事も、戦前の日本で外国人女性が妻として生きる事も並大抵のことではなかっただろう。サントリー創業者・鳥井の経営理念や戦前の北海道の人々も興味深かった。

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    2017年07月25日
  • リタとマッサン

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    奥トレで交換してもらった一冊。国産のウィスキーの始まりにこんな物語があったんだ、と楽しく読みながらも勉強になりました。スコットランドの印象も少し変わったかな。そしてマッサンもすごいがリタさんも、大変な人生だったろうけど幸せだったろうなと思いました。こんな風に2人で支え支えられながらやってみたいことと堂々と向き合って暮らしてくのは、すごくうらやましく思う。これまで自分はハイボールがメインだったけど、ウイスキーを味わって飲むのも興味が出てきた一冊でした。

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    2016年08月20日
  • 千姫 おんなの城

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    読みやすくてあっという間に終わってしまった。

    私はこういう千姫像の小説が読みたかったのかも知れんな…。

    好っきゃねん!

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    2013年08月16日
  • 咸臨丸、サンフランシスコにて

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    恥ずかしいことに今まで知らなかったことばかりだった。遅ればせながら今後もっと咸臨丸や開陽丸について勉強していきたいと思う。そして改めてサンフランシスコに行こう。まずは今秋の塩飽訪問が楽しみだ。

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    2012年05月29日
  • 達成の人 二宮金次郎早春録

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    二宮金次郎(二宮尊徳)の幼少期からの一生を描いた小説。

    貧乏時代から勤勉と努力が、苦労苦労の背景から、実を結ぶ物語が、読みやすい小説として紹介されている。
    冒頭より、まるで映画を見るような感覚で、読み進めることができた。

    「節約」について、二宮金次郎のそれは、個人の為にあるのではなく万民のためにあるものだという点において、現代の個人主義的な「節約」とは大きく違うものだ。
    また、「節約」の方法論は、単なるケチなのではなくて、喜びや快感を伴うものとなっていて、読んでいて非常に爽快だった。

    物語は、タイトルの通り、幼年期〜青年期・壮年期に重点が置かれていて、晩年についてはやや端折っ手いるように

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    2012年02月01日
  • つないだ手 沢田美喜物語

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     三菱創業者の孫娘であり外交官夫人でもあった沢田美喜は、戦後、米国兵士と日本人女性の間に生まれた子どもたちを引き取り育てるため、エリザベス・サンダース・ホームを設立した。資金繰りや世間の偏見など様々な困難を乗り越え、1600人もの子どもたちを社会へ送り出した。

     印象的だったのはタイトルの「つないだ手」の意味の重なり。

     途中までは「つないだ手」はホームの子ども達の手だと思っていました。でも、それだけではありませんでした。

     夫とつないだ手と、子どもたちとつないだ手——同じ言葉でも、その意味は異なる。

     夫とつないだ手は「見送る愛」。ついていけない場所へ向かう人を静かに見守る、受容と祈

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    2026年06月09日
  • 侍たちの沃野 大久保利通最後の夢

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    「どこかにビューーン!」というJR東日本がやっているサービスをご存じでしょうか。
    新幹線の空いている座席がランダムに割り当てられ、指定された駅まで格安で行けるサービスです。
    今回私は郡山が目的地になり、初めてこの地に行くことになりました。しかし目的地だったわけではなかったため、何か楽しみを作るためにこの土地について書かれた本でも読もうかと思い、手に取ったのがこの書籍になります。
    猪苗代湖の膨大な水を郡山に供給するための一大国家プロジェクトである安積疎水について書かれた小説なのですですが、話の内容もよくできていて、熱いシーンでは熱い気持ちになり、感動するシーンではウルッとさせてくれるとても良い本

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    2026年05月31日
  • レイモンさん 函館ソーセージマイスター

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    地元民ということもあって、いろんな場所を思い浮かべながら読んだ。
    カール・レイモンは高いという印象しかなく食べたことがなかったが、小説にまんまとハマりすぐに直営店へ。笑
    いつか朝ドラでやらないかなぁ。

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    2026年01月02日
  • つないだ手 沢田美喜物語

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    戦後、主に米兵との間に残された赤ちゃん、生活苦や差別的な社会で捨てざるを得なかったハーフの子を引取り育てた沢田美喜さんの伝記的小説。三菱の財閥解体の苦労、資金難、実子達の孤独、冷ややかな社会の目の中、美喜さんの右腕となってホームを支えた八重さんとの二人三脚での孤軍奮闘に頭が下がる。

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    2025年12月27日
  • 家康の子

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    結城秀康の心情、家康の心情を深掘りしてわかりやすく描いた名著。秀吉の養子になるなどの様々な出来事に対して秀康がどのような気持ちであったかが丁寧に描写されており、腑に落ちる内容になっている。

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    2025年12月04日
  • つないだ手 沢田美喜物語

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    戦争後の自分の事だけでも精一杯な時代に
    多くの子供たちの面倒を
    見ることが出来るなんて
    とてつもない事で

    寄付を出してくれる人達にも尊敬した。

    自分が理不尽な目にあった時に
    思い出してみようと思った。

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    2025年11月06日
  • 帝国ホテル建築物語

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    フランク・ロイド・ライトが帝国ホテルを建てた時の話(今は明治村に一部が保存されている。)細部まで凝った意匠だったようで泊まってみたかったな。林 愛作ホテル支配人、ライトの弟子の遠藤 新など多くの日本人の尽力もあった。偉業を成し遂げた人の話を読むのは大変面白い。

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    2025年10月10日
  • 鹿鳴館の花は散らず

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    公家の娘が岩倉具視の息子に嫁いで、彼の死後、さらに岩倉の勧めで、佐賀藩士出身で外交官の鍋島直大の後添えとして嫁ぎ、彼の外交生活を支え、のちの日本の赤十字の立ち上げの中心人物となる鍋島榮子(ながこ)。
    彼女の周りにいる人たちが、皇族、公家をはじめ、歴史上の重要人物ばかりで驚きました。
    そういう生活の中で、あの時代、女性が声を上げるというのは、相当な覚悟を持って行わなければならなかっただろうな、と感じます。
    鍋島榮子という人物は知らなかったので、こういう人があの時代、どれだけの功績を残したか、どんな苦労があっただろうか、と知れることは、よかったと思います。
    こうした奉仕の精神、なかなか持てる人はい

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    2025年09月25日
  • つないだ手 沢田美喜物語

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    思いもよらない沢山の問題と戦ってきた方なのだと思いました。
    今とは全く違うであろう世間の目、資金面、その他多くの問題に立ち向かい、救いの手を差しのべ続けた行動は誰でも出きることではないと思いました。

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    2025年09月25日
  • リタとマッサン

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    ドラマでやっていた時は全くウイスキーに興味も無く、年老いてウイスキーを飲みだし、この本があると知り読んでみた。
    ドラマをうろ覚えの方、本を読む人でウイスキー飲む方は一度は読んでも損はしない本だと思う。
    文体は読みやすく非常に面白かった。

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    2025年09月06日
  • 猫と漱石と悪妻

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    夏目漱石の作品は読んだことがあったけど、その人となりは知らなかった。もちろん病気のことや妻のことも。
    四女の出産シーンは滑稽で笑いが止まらなかった。
    でも同じ場面に出くわしたら、自分だったら卒倒するかもしれんなと思った。

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    2025年08月31日
  • 帝国ホテル建築物語

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    フランク・ロイド・ライトが設計した名建築、帝国ホテル二代目本館、通称ライト館が完成するまでの壮絶な道のりが、ドラマティックに描かれています。こんなにも多くの紆余屈折があったとは思いもしませんでした。自由学園明日館もライトの作品ですね。

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    2025年08月30日