手島史詞のレビュー一覧

  • 飛べない蝶と空の鯱 ~蒼の彼方より、最果てへ~3

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     ティエラでの物語の完結編で、前巻までの謎を回収しつつ戦いの決着をつけるというような話でした。
     ポールマンが策略を巡らせつつザックスと戦う場面やウィルがエインヘリヤルと戦う場面が面白かったです。
     最後の翼船で戦う場面はいまいち盛り上がりに欠けるような感じがしました。
     ガガガ文庫で作者が新しいシリーズを出すようですが、まだ回収していない伏線などもあるので、こちらも続けて欲しいです。

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    2014年02月22日
  • 剣刻の銀乙女: 5

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     いつもいる登場人物の何人かが別行動になり、今まであまり焦点の当たらないキャラクターが大活躍する話でした。作戦を考えるところや戦闘場面もいつもとは少し違ったものになっていて面白かったです。
     ただ、色々詰め込みすぎていてちょっと中途半端になっているよう感じも少しだけしました。
     主人公たちが敵を完全に追い詰めるところは爽快でした。

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    2013年12月13日
  • 飛べない蝶と空の鯱2 ~たゆたう島の郵便箱~

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    霧の上を島が浮遊する世界で、霧妖という魔物が棲む空の海を飛び、想いを封じ込めた「封書」を運ぶ武装郵便屋の少年と相方ジェシカの物語。
    今回は渡り鳥協会から突き付けられたある通知を受け、郵便屋を続けられない危機に。
    そんな中、また、厄介な依頼を受けることに…。

    空を描ける爽快感や空でのバトルはスゴク楽しいのだけど、特別な世界観を表す単語が多く、ちょっとわかりにくい結末やラストのジェシカの戦闘シーンがあんまり表現できてなかったりと残念な点も見えてきたかな。
    ワクワク感やキャラ立や世界観はホントに好みなんだけどなぁ。

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    2013年10月28日
  • 飛べない蝶と空の鯱 ~蒼の彼方より、最果てへ~2

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     前巻の続きからで何組かの登場人物たちの場面が切り替わりながら話が進んでいきます。空に浮かぶ島々の創世や過去の出来事などが少しずつ説明されつつ、やがて解放軍が進めている危険な計画を阻止するためにウィル達が戦う事になります。
     新しく出てきた登場人物や見せ場のあまりないポールマンがかっこ良かったり、ギャグ担当だったり面白かったです。
     先頭の場面ですが、地上で戦う場面も飛びながら戦う場面もあり、今回はいつもよりいっそう良かったと感じました。

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    2013年10月19日
  • 剣刻の銀乙女: 4

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     前巻からすぐの話で、王都に戻って直接王城へと向かったところから話が始まります。
     今回はいつものような決死の覚悟を決めての戦いという感じではなく、少し地味な回でしたが、いくつかあった戦闘場面はいつもどおり面白かったです。
     また、前回あまりなかった学園内での場面も結構ありました。エリナの扱いとかが面白かったです。
     あとよかったのは、王様が出てくる場面です。1巻のときは最後までほとんど出番のないキャラかも、と思っていたのですが結構良いキャラクターでした。

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    2013年08月21日
  • 剣刻の銀乙女: 3

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     ヒースたちが刻魔の討伐に向かった先で、隣国からの使者シルヴィアと出会います。彼女を加えて、刻魔の討伐作戦を実行しようとするも、様々な障害にあってなかなか思うようにいかず、苦戦を強いられます。
     ヒースがたくさんの敵と戦う場面など、見どころがたくさんありました。
     シルヴィアが侍女のテルヌーラを助けようと立ち上がる場面はちょっと感動しましたし、そのあとの戦いの場面も良かったです。

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    2013年06月04日
  • 剣刻の銀乙女: 2

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     前巻のメンバーにエリオットという新しい学園の仲間を加えて、港町まで出かけたり学園での行方不明事件に立ち向かったりします。
     ヒースとエステルが騒ぐところに、他のキャラクターも加わってより賑やかになっていて面白かったです。
     戦う場面も前より多く感じ、また白熱していて、どんどん読み進めることができました。

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    2013年05月23日
  • 飛べない蝶と空の鯱 ~蒼の彼方より、最果てへ~1

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     前巻の最後にいなくなったヒルダを追ってやってきた、北の大陸・ティエラを舞台にウィルたちが戦います。ティエラでは霧鍵式や翼船を満足に使えず、機械の兵士や戦闘機に追われ、何度も危ない状況に陥ります。
     今までの話よりも戦ったり追いかけたりという場面が多く、いつも使っている武器が使えない分色々工夫して戦ったりしていて読み応えがありました。
     ウィルとジェシカにレンを加えたやりとりもいつも通りあって面白かったです。

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    2013年05月18日
  • 剣刻の銀乙女: 1

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     門番として働く少年ヒースや道化師の少女エステルが、魔神を倒した伝説の剣の力を持った剣刻をめぐる騒動に巻き込まれていく、という話しです。
     剣と魔法のファンタジーらしく戦う場面もそれなりにありますが、人を笑わせることばかりを考えるエステルのおかげで全体的な話の雰囲気は明るめでした。主人公が戦う場面もあり特に最後の一騎打ちは良かったです。

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    2013年04月03日
  • 飛べない蝶と空の鯱 ~たゆたう島の郵便箱~

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    霧の上を島が浮遊する世界で、霧妖という魔物が棲む空の海を飛び、想いを封じ込めた「封書」を運ぶ武装郵便屋の少年と相方ジェシカの物語。
    しかし、二人はある欠点があり1人では空を飛べない。
    お互いの欠点を補いながら霧に挑む冒険ファンタジー。

    イラストとの相乗効果で世界がキレイに写るし、空での爽快感は読んでいて心地よい。
    キャラも立っていて不快感ない人間関係。
    結構好きな世界観です。
    世界も広がっていきそうだしね。
    だが、地上でのとくにクライマックスでのシーン描写や世界の背景描写がどうも足りな気がする。
    あと登場人物がちょっと全員強すぎるかな?
    そのへんが気になりますね。

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    2013年03月16日
  • 飛べない蝶と空の鯱2 ~たゆたう島の郵便箱~

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    1巻の時点で絶対シリーズ化してほしいと思いましたが、これはいける。

    より高く、より速く、より遠くへ。飛べない人間が空に夢見るロマンがここにあります。空を舞台にしてはいるけど、「空戦」ものではありません。キャッチコピーにあるとおりの「爽快冒険ファンタジー」です。

    二人が二人で飛ぶ理由……表向きは「互いの欠点を補うため」ということになってるけど、そんなことどうでもよいのです。どちらも独りでは飛べない未熟者でも、共に同じ夢の先をを見られる相手だから、共に飛ぶのだ。

    既存の作品だと「とある飛空士」とか「アリソン」とか、それらと違って「戦争」が背景にない。地上で抑圧された反動として空への夢を抱いて

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    2012年10月27日
  • 飛べない蝶と空の鯱 ~たゆたう島の郵便箱~

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    空に浮かぶ島に人類が住み、その島と島を行き来して郵便を運ぶ郵便屋が主人公……という設定が良い。ストーリーは途中まで見切れたが、ジェシカの秘密は見切れなかった。ジェシカもいいけど、ヒルダが可愛い。

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    2012年06月26日
  • 飛べない蝶と空の鯱 ~たゆたう島の郵便箱~

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    ネタバレ

    人が飛ぶことを許されたのは
    二つに裂かれた空の半分―――.

    空飛ぶ島で生活する人々.
    その島の下には怪物たちの住む霧の海がある.
    主人公はその島々を渡り郵便物を届ける武装郵便屋さん.

    というわけですが,何となく「アルトネリコ」っぽい雰囲気を感じてしまうにゃー.
    絶対言語がヒュムノスっぽかったり
    空飛ぶわずかな陸地で人々が生活してる当たりとか.
    まぁ,個人的な感想なので気にしないでいただきたい.

    それはそれとして面白かったよ.
    激しい空中戦とか.
    バードじいちゃんがイケメンすぎるな.
    あんな渋い爺キャラは良いものだ.

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    2012年06月13日
  • 黒の夜刀神 1.キミのために僕ができること

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    面白い。けど、モノクロのイラストが微妙。カナメがなぁ……イメージが。
    あっちのカナメとは、同一人物ではないのか、それとも、過去話なのか? 何にしても、同じ名前を使って同じ設定であるのならば、イラストがあまりにもなのでちょっとね……。カラーはともかく、モノクロがダメ。

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    2012年05月05日
  • 影執事マルクの迎撃

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    ネタバレ

    暗殺しに入った屋敷でうっかり執事として雇われた影執事マルクの話.
    今回は3人の愉快な風貌の襲撃者がやってきて….
    マルクには四つのすべきことができた.

    一つ,襲撃者の排除.
    一つ,いかなる情報を得て襲撃してきたのか調査.
    一つ,不思議な現象を許容する庭師の確保.
    一つ,新しいメガネの購入.

    「エルミナお嬢様,街へ出る」という話.

    そこそこ面白かったよ.
    エルミナお嬢様が可愛いなぁ….
    あとはまぁ,今後のフラグを立てたりして?

    契約者と対価の話になるとなんとなく
    「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」を思い出す.
    まぁ,アレとは違う契約形式なんだけど.

    ボクと契約して魔法少

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    2012年04月10日
  • 黒の夜刀神 1.キミのために僕ができること

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    自分の気持ちに素直に、堂々と告白した主人公と感情をなくしてしまったから溢れだす感情がなんなのか分からず答えを返せないまま戸惑う少女

    いいなぁと思う
    不器用ながら前に進んでいくんだろうなぁ

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    2011年12月23日
  • 影執事マルクの手違い

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    ネタバレ

    読んだよ.
    影使いの暗殺者,マルクくんが標的の暗殺に失敗.
    というか,暗殺しようとしていた事にも気付かれていなくて
    屋敷に入る口実に使った「執事募集」の応募者と言うことで採用されて….
    という,なんとも微笑ましい?話.
    しかしマルクくんが不憫でならない….
    異能バトルとかも繰り広げたり
    美人の主・エルミナに見惚れたり
    暗殺者としての隠れ家だった家を焼き討ちされたり….
    というか彼に関わったサブキャラ達のその後の成功話が余談だよな.
    笑えるけど.
    「―――これが後の○○である.」みたいなっ.
    面白かったんで続きも読もうかにゃー.

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    2011年12月16日
  • 影執事マルクの恋歌

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    ラスト寸前。

    三角関係にもようやく決着がつきます。

    エルミナの挿し絵がすごくかわいいです。

    そして、ドミニクさんが好きですねー。かわいい。

    エルミナとドミニクさんの関係に涙。

    ヴィオラも報われたでしょうね。

    ラストええ!という感じですが、明るい物語の終わりが迎えられますように。

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    2011年08月08日
  • 影執事マルクの彷徨

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    この作者は短編集の書き方がとても独特で、とても面白い。短編集なのに、本来の物語を進めながら、短編を挟んでいく。それに、物語と平行して起きている事件があって、その事件についてあとの物語で語るというのもこの作者独特のもので面白い。そんな風にして、今まで謎だった部分が明らかになっていく。うまく読者を飽きさせないようにしているなと思った。
    今回の短編では、今まで全く出てこなかった新しい精霊が強引に出て来たような感じだったけど、意外と精霊の初登場の話がしっかりしていたので良かった。それに、最後にエルミナ達姉妹の父と母の綺麗な思いを聞く事が出来て良かった。
    このあとの展開が気になります。

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    2011年02月17日
  • 影執事マルクの彷徨

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    エルミナもカナメもエミリオも可愛い……っ!! ハァハァ。
    マルク、羨ましい。こんな可愛い女の子たちに囲まれているのにアレだなんて許さん(笑)。

    本編かと思ったら、今回、違いました。
    最初気づかなくて、あれ、また列車乗ってるの……? 的なボケをかまして読んでいた馬鹿。前回のに絡めた短編集だったのですね。でも、可愛かったからいいや。
    次はグレイル編完結のようなので、楽しみです。

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    2010年11月25日