手島史詞のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
霧の上を島が浮遊する世界で、霧妖という魔物が棲む空の海を飛び、想いを封じ込めた「封書」を運ぶ武装郵便屋の少年と相方ジェシカの物語。
しかし、二人はある欠点があり1人では空を飛べない。
お互いの欠点を補いながら霧に挑む冒険ファンタジー。
イラストとの相乗効果で世界がキレイに写るし、空での爽快感は読んでいて心地よい。
キャラも立っていて不快感ない人間関係。
結構好きな世界観です。
世界も広がっていきそうだしね。
だが、地上でのとくにクライマックスでのシーン描写や世界の背景描写がどうも足りな気がする。
あと登場人物がちょっと全員強すぎるかな?
そのへんが気になりますね。 -
Posted by ブクログ
1巻の時点で絶対シリーズ化してほしいと思いましたが、これはいける。
より高く、より速く、より遠くへ。飛べない人間が空に夢見るロマンがここにあります。空を舞台にしてはいるけど、「空戦」ものではありません。キャッチコピーにあるとおりの「爽快冒険ファンタジー」です。
二人が二人で飛ぶ理由……表向きは「互いの欠点を補うため」ということになってるけど、そんなことどうでもよいのです。どちらも独りでは飛べない未熟者でも、共に同じ夢の先をを見られる相手だから、共に飛ぶのだ。
既存の作品だと「とある飛空士」とか「アリソン」とか、それらと違って「戦争」が背景にない。地上で抑圧された反動として空への夢を抱いて -
Posted by ブクログ
ネタバレ暗殺しに入った屋敷でうっかり執事として雇われた影執事マルクの話.
今回は3人の愉快な風貌の襲撃者がやってきて….
マルクには四つのすべきことができた.
一つ,襲撃者の排除.
一つ,いかなる情報を得て襲撃してきたのか調査.
一つ,不思議な現象を許容する庭師の確保.
一つ,新しいメガネの購入.
「エルミナお嬢様,街へ出る」という話.
そこそこ面白かったよ.
エルミナお嬢様が可愛いなぁ….
あとはまぁ,今後のフラグを立てたりして?
契約者と対価の話になるとなんとなく
「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」を思い出す.
まぁ,アレとは違う契約形式なんだけど.
ボクと契約して魔法少 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んだよ.
影使いの暗殺者,マルクくんが標的の暗殺に失敗.
というか,暗殺しようとしていた事にも気付かれていなくて
屋敷に入る口実に使った「執事募集」の応募者と言うことで採用されて….
という,なんとも微笑ましい?話.
しかしマルクくんが不憫でならない….
異能バトルとかも繰り広げたり
美人の主・エルミナに見惚れたり
暗殺者としての隠れ家だった家を焼き討ちされたり….
というか彼に関わったサブキャラ達のその後の成功話が余談だよな.
笑えるけど.
「―――これが後の○○である.」みたいなっ.
面白かったんで続きも読もうかにゃー. -
Posted by ブクログ
この作者は短編集の書き方がとても独特で、とても面白い。短編集なのに、本来の物語を進めながら、短編を挟んでいく。それに、物語と平行して起きている事件があって、その事件についてあとの物語で語るというのもこの作者独特のもので面白い。そんな風にして、今まで謎だった部分が明らかになっていく。うまく読者を飽きさせないようにしているなと思った。
今回の短編では、今まで全く出てこなかった新しい精霊が強引に出て来たような感じだったけど、意外と精霊の初登場の話がしっかりしていたので良かった。それに、最後にエルミナ達姉妹の父と母の綺麗な思いを聞く事が出来て良かった。
このあとの展開が気になります。