あらすじ
物語は新章へ!空の果てへの旅が始まる――。
「北の地には、来てはならぬのです――」
そう伝言を残して、ハイフォニアから消えてしまった<夜姫>ヒルダ。
失踪したヒルダを追って、ウィルとジェシカは北の大陸、ティエラへ。
そこから北へは行くことができない、「北の空の門」で、ウィルとジェシカが遭遇したものは、「機械の翼」をもつ無人機による攻撃だった!
壁に囲まれ、霧が薄く、<霧鍵式>が役に立たない世界。霧の文明とは違った、「失われた文明」をもつ北の大地には、この世界の成り立ち、さらには空の果てへの鍵が隠されているのか――。
すべての島を堕とし、世界の再構築を狙う<七つの鍵>、そして空の最果てを目指すウィルとジェシカ、そしてとんでもない力を持った「魔女」たちが、北の果てで相まみえる!!
魔法と空戦のファンタジー、新章に突入!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
タイトルから空の最果てに向かう物語かと思っていたら、封書を携えヒルダを追って数ヶ月とは…。
その行き先は北の大国ティエラ、霧鍵式の原資となる霧のない大陸。
ウィルとジェシカにとって相当不利な環境で…。
七つの鍵の総帥シュネリア・ユーベル(シュネー)や、ティエラ国王の妹イスカら、今回から登場のキャラがガッツリ主軸に絡んでくるようで…。
ヒルダの年齢より遙か昔からシュネーは画策していたみたいですけど、それらは果して…。
文章からイメージされる世界観は美しいんですけど、何となく設定が詰められていない感がするのは気のせい?
Posted by ブクログ
前巻の最後にいなくなったヒルダを追ってやってきた、北の大陸・ティエラを舞台にウィルたちが戦います。ティエラでは霧鍵式や翼船を満足に使えず、機械の兵士や戦闘機に追われ、何度も危ない状況に陥ります。
今までの話よりも戦ったり追いかけたりという場面が多く、いつも使っている武器が使えない分色々工夫して戦ったりしていて読み応えがありました。
ウィルとジェシカにレンを加えたやりとりもいつも通りあって面白かったです。