手島史詞のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
著者買い。
高校2年生の兄・真人と高校1年生の妹・悠凜とは、本人たちも知らなかったが血縁の無い義兄妹だった。
悠凜の高校入学を機に、両親がその事を打ち明け始めた冒頭に悠凜は家を飛び出し交通事故に遭ってしまう。
そして身体の損傷は無かったものの、兄の真人の記憶だけは抜け落ちてしまう。
中学に入った頃には兄妹の会話が絶たれてしまっていたが、それは嫌悪では無く恋慕から来るものだった。
事故後の悠凜には実の兄妹で恋愛感情を持ってしまった記憶のみ失い、自分にとって都合のよい環境になったことになるが…。
果して続刊があるのか? -
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今回はネフテロスの出自に関わる内容でしたが、魔王とは魔術師とは云々散々繰返し説かれた内容ですが、ビフロンスという魔王は本当に救いようのないクズだった…。
今巻までで出てきた他の魔王や魔王候補たちが、身勝手なりに人間らしい部分も有ったりするから尚更…。
そんなビフロンス、始末したい気持ちはあっても、ネフテロスの生を繋ぐには泳がさざるを得ないって、後々の不安な様な気が…。
取り敢えず、不安は排除できたので、次巻はネフィとのデート回でしょうか? -
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本筋とは関係ありませんが、何故か第四章が2回出て来る、初めて見る不思議な誤植。
今回はネフィが自らの出自を求め、既に誰も生きては居ない里への帰郷のお話し。
当初ネフィ独りで往こうとしていた節も、ザガンが許す筈もなく…。
見込み違いで付いてきてしまった面々が織りなすドタバタコメディー…。
メインは、幼女化させられたネフィ、辛い記憶も忘れて無垢な笑顔をみせるネフィ、里から出られなくされた強力な結界。
それはネフィの辛い過去を除去したかった母親、魔王オリアスを装ったタイタニアの仕業?
ネフテロスの出自も今後明かされるのか? -
ネタバレ
この世界感の中では、魔物・魔族の王は、魔王ではなく魔神と区別するらしい。
今回はネフィへの白昼の街中での攻撃があった後、魔王ビフロンスに船上開催の夜会に招待され、聖剣や魔王の刻印にも使われているらしい神霊言語の情報を得る事は出来たが…。
魔術師に善人が居ない世界感とは言え、ビフロンスはとんでもない下衆でした。
ネフテロスに対する扱い、他の者たちとの違いに何ともモヤモヤ…。
魔神の残滓に命の危機に陥るも、≪妖婦≫ゴメリ、≪黒刃≫キメリエスや、他数十名の魔術師たちと義が持てたのは、ザガン的には好まずとも、佳き事かな。 -
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魔王となったザガンの下には、早速暗殺や略奪を目論む有象無象が集ってきた様で…。
また、シャスティルはザガン討伐に反意を示し、聖剣を取り上げられたり…。
そんな中、大柄な魔王候補だと思っていたのが、親竜を亡くした寂しがりな幼女竜フォルだったり…。
魔術師499人討伐したらしい聖剣使いが、討ち取りに来たのかと思ったら共生派…?
その聖剣使いが紛らわしい言動ばかりで、フォルの父竜オロバスの仇だったり…。
魔族が復活しそうだったり…。
ところで魔王って、魔術師の王だそうですが、魔族の王はこの世界で何と呼ばれているのだろう? -
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読み始めて直ぐは『婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む』かな?っと思ってしまう内容でしたが、本作の方が3年前に発刊されているんですね。
何か原典になる古典でもあるのかな…。
手島史詞氏の初アニメ化作品、ずっと積読状態だったけど、アニメ放送開始前に漸く手を付けられました。
まだ魔王では無かった時点のザガンが一目惚れで手に入れた白髪エルフの少女ネフィ、ふたりとも他人を信用できる心を得られぬ生い立ち故か、何か同調するモノが有りそうで…。
タイトルに関し『嫁』の部分だけは不完全回収ですが、続巻で進展が? -
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ネタバレ 購入済み
バルバロスくんカッコよ〜よ。そしてここでラーファエル料理長の御名が聞かれるとは! 新たな展開です。次巻はよ。
マフラー巻き巻きep.は悶キュンでした。おかわり下さい。 -
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涙と笑い
泣けるし笑えるしここまで振り幅の大きい作品には滅多にお目にかかれません。
今回も最高に面白かったです。
世界を揺るがすシリアスな流れのはずなのに甘酸っぱい甘々な2人のやりとり、笑わずにはいられない個性的な登場人物たちの愛すべき生態にによによせずにはいられない。
愛があって好きです。
フルフル可愛いし泣けるし、新登場の魔王がMで笑えたし、最後の短編も微笑ましくて笑えました。
それにしてもザガンの人たらし力、恐るべし。
フォルちゃんがそれを受け継いでいるところもよい。
今まで謎に包まれていたマルコシアスも姿を現し、これからまた目が離せません。 -
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小さな魔法使い美坂亜理寿、ありがちな比喩表現ではなく、義務教育年齢である小学生の本物の魔法使いだったんですね。
居候ってところが、珈琲店の店長が保護者って事から、正しい表現なのか否か…。
そもそも来店シーンはあっても、帰宅シーンはなかった様な…?
あっ、あと「僕の珈琲店」と言っても、九条篤志はオーナーではありません。
「……ふつつか者ですが、」に対する篤志の指摘に、不服そうな亜理寿。
『魔法は自身の為には使えない』何度か出て来るけど、篤志の解釈が毎回揺らぎ変わっていく感じ。
「僕はいつでも君の側にいるよ」通じているのか、お互いに誤解しているのか… -