手島史詞のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
イラストが鵜飼沙樹さんだったので興味を惹かれ購入。
人々は大地ではなく、空に浮かぶ〈島〉に生活をしていて。
そんな人々の想いを封じ込めた〈封書〉を届ける郵便配達人――武装郵便屋のウィルとジェシカ。
ひとりではまともに空を飛ぶことができない二人だけれど、足りない部分を補うように一緒に飛んで。
まだまだ新米の域を出ない未熟なウィル。
高所恐怖症のジェシカ。
二人のやり取りがとっても楽しかったです。
ジェシカにまったくと言っていいほど頭の上がらないウィル。
時にはどつかれたり、警察に通報されそうになったり。
けれどもジェシカも本当の本当はウィルのことをだけは信頼しているわけで。
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Posted by ブクログ
ネタバレ大団円!
最後の着物姿のカナメのイラストが可愛かった……ハァハァ。
最後にドミニクと一緒に行くというのが、何とも。届かない想いを抱えながら互いに寄り添っていくとか、そういう未来なのかしら。っつか、ちらっと書かれていた後日談が強烈に読みたい。
王子さまのキスでお姫さまは目を覚ます、セオリー通りのラスト。常識外れの展開で畳み掛ける中でこういうラストというのは、すごく気持ちがよかった。
まあ、クフ・リーンが消えたのは残念だったけど、エピローグを読む限りは復活しているっぽいね? 精霊だから、力を奪われてしまえば一旦消えるけど、復活できるとかそういうことなのかな。
全12巻、楽しかった。
アニメとか -
Posted by ブクログ
グレイル編完結。
いやあ、カナメもエルミナも可愛いなあ!!
っつか、どっちも選べないマルクは敵だな。うん。そして、マルクの中の人がアレだと思うたび、何となく微妙な気持ちになるんだが……。まだ聞いてないけど。何か聞くのが怖い。イメージぶち壊されそうで。
口絵のカラーのおさげ美少女、最初に見た時「アレ?」って思ったわけだが、やっぱりマルクの女装……。最近、女装男子に遭遇する確率多いな。(みんなのタグにマル子って入ってて笑った)
途中で執事喫茶が出てきたのに大爆笑した。すごいぞ、フロアティナ!! そんな最先端の萌えスポットがあるとは。
ジェノバのエピソードに涙。
で、増えた使用人も交えて、また -
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ネタバレ
ウィル、ジェシカ、イスカ、レンら複数キャラが危機的状況で巻跨ぎだったので、誰かの葬送から始まる事も懸念していましたが、一応それは回避できていて一安心。
ところで、今回もウィルが封書の配達を請負っていたけど、報酬はどうなっているのだろうか?
協会が絡まないと個人的に受ける事は出来なかった筈だけど、そもそもティエラは国外だし…。
切手に受領印のシーンはあっても、何だか疑問が…。
世界観設定は、雲界の底が霧に覆われる以前の地上時代があったようで、神代の逸話が御伽話ではなく、イスカらに直接繋がってる話しに次巻なるのかな~ -
ネタバレ
タイトルから空の最果てに向かう物語かと思っていたら、封書を携えヒルダを追って数ヶ月とは…。
その行き先は北の大国ティエラ、霧鍵式の原資となる霧のない大陸。
ウィルとジェシカにとって相当不利な環境で…。
七つの鍵の総帥シュネリア・ユーベル(シュネー)や、ティエラ国王の妹イスカら、今回から登場のキャラがガッツリ主軸に絡んでくるようで…。
ヒルダの年齢より遙か昔からシュネーは画策していたみたいですけど、それらは果して…。
文章からイメージされる世界観は美しいんですけど、何となく設定が詰められていない感がするのは気のせい? -
子供の頃、飛行船デッキでのウィルと彼女の出会い。
その時、眼下で霧妖と交戦していた渡り鳥の二人。
彼女らを乗せたまま、雲界に落ちていく飛行船。
雲界の底に落ちたウィルの父ダン・スターリングの最期を看取ったのはジェシカ?
スカーフェイスが誰を表す渾名かは、今と当時では…。
封書に記されていたのは…。
蝶の翅をロギで切裂いたのはスカーフェイス…、ビルギッド?
ヘイムダルの正体は大男ではなく、まさかセラ?
ザックスは何か感付いた?
ギャラルホルン、八番目の鍵?
夜姫ヒルダが残した言伝の意味とは…。
今回は何ともややこしい表現多用で… -
ネタバレ
重蝕の夜空の下、ウィルとジェシカが巻込まれた様な諍いは各地で起こっていた様で…。
それはさておき、渡り鳥を続けられなくなるかも知れない内容の召喚状に狼狽えるウィル。
ジェシカに話せないまま次善策を講ずるも、その事が二人の仲を悪化させ…。
そんな中で依頼される渡りの仕事、かなり難儀な状況に…。
まぁ、ウィルとジェシカ、関係が拗れ過ぎずに互いの信頼感が昇華できて何より。
レンがバディになるって、翼舟を使わずに黒狼で伴走するのか?
その他、七つの鍵とは、ビルギッドとは、ケイトの想いは、気になる事が次巻では紐解かれるのか? -
ネタバレ
上には蒼い空、下は果てしなく広がる雲界、その宙に浮く島に存在する街は真っ白な塔が互いに無数の橋が架けられ。
眼下の雲は人体には毒となる霧で、その中には霧妖と呼ばれる尖魚・翼貝・界竜らが跋扈し、人が通常活動できるのは蒼界と呼ばれる上澄みの空だけの世界。
霧はこの世界観での資源でもあり…。
また、ただの書面等ではなく、自らの欠片として刻み込んだ記憶そのものとなる封書という存在があり、それを運ぶ武装郵便屋の二人が…。
この二人、空の最果て、雲界の底へ挑む事を誓う事が契りで…。
個々の設定に既視感あれど書き連ねたい事が過多