三部けいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあっちゃーぁ…。…やっぱり「お前」かぁ…。
「真犯人」判明。予想通りでした。
とは言え、犯人を当ててドヤ顔するつもりはありません。ミステリーの構造上、消去法で考えたらこの人しかありえない、というメタな思考で予想していただけですから。
ただ、予想を裏切るどんでん返しはなかったなぁと残念に思っているだけで。
しかし、凄まじい印象操作の嵐でした。
怪しい。だけどつい納得してしまう、心を許してしまいそうな言動が繰り返され、「ひょっとしたら犯人じゃない、いい人なのかも…」と思わされます。…なのにやっぱりギリギリ怪しい、という実に絶妙な描写が繰り返されていました。素直に上手いなぁと感心します。
更に上手いのは、他の人物との対比を行う事によって(一面で物事の本質を突いているとは言え)「真犯人」の言葉が(物語的に)正しくない事を暗示している点。この事により、読者は「真犯人」に惑わされる事なく正しいと思う事、悟の行動を信じる事ができるようになっています(多分)。
…と、細かい事はさておき。
とにかく悟が一生懸命足掻く姿が胸にグッときます。
自分だけが知っている真実。危険。それを避けるべく必死になるわけですが、避けようとすればするほど薄らいでいく真実と危険。このジレンマとも言うべき空虚感をケンヤ達「ともだち」や家族が支えてくれるのが素晴らしい。
ジワリと真綿で首を絞められているかのような緊張感(他の誰にも分からない)の中だと言うのに、悟の姿はとても輝いて見えます。
何だかんだで一生懸命な人は充実するものなのですねぇ。
そんな彼らの係わり合いが本当に楽しくてしょうがない。しかも、タイムスリップ(リバイバル)による未来の人との縁まで絡めてくるから、派手な会話でもないのにワクワクして退屈しません。
常に見所ばかりのこの巻。やはり最終ページが最高にクライマックスでした…が。
一番強烈だったのは、
「『男のロマン』だっ!」
ですねw
いやもう、悟も言う様に「やっちまった感」満点だったわけですが、同時に「よく言った!」感もひとしおだったわけでw
やっぱりこういうのが良いですよねぇ。うん。結局勢いが大事って事でw
ホントに楽しいやら気持ちいいやら、でした。
さて。
前述の通り、最終ページがとんでもない事になっているわけですが、この先どうなるのやら…。
当然打開できるものだと思ってはいますが…。
もう一つ、アイリもこのままってわけじゃないと思うんですよねぇ。…このままじゃないといいなぁ。
真犯人が分かっても、まだまだ楽しみです。 -
Posted by ブクログ
時が巻き戻ったところから話は始まります。
今巻は本筋とは違うところに再上映(リバイバル)があると思ったのでこの事、この言葉については言及しません。
主人公28歳が小学生時代に立ち戻り最悪の未来を変えようとします。
些細な変化が未来を変える種だと考えて小学生の主人公は行動します。凄くほっこりするし読んでいて好きになってくるんですよね。ですが…
言い方は良いのかな?
最悪の恐怖がスパイスになっていてさらに良い味を出しています。これから起こる事も場面場面で起こった事も、1巻とは違い無駄が全く無いように思えます。
これは完結する頃には凄い作品になってるでしょう。続き読みたいです。 -
ネタバレ 購入済み
映画化しても良いと思う。
個人的に、とても好きな終わり方。
ユウヤは助からないけれど、読後感はとても良い。
しかし、助かったのが女の子4人(うち一人は大人?)と頭脳明晰だけど弱々しい男子1人、そして男の子1人てのは、ものすごく不思議だった。
この作者さんが描く作品では、「鬼灯の島」も読んでいますが、そちらも是非読んでみてください。
主要人物の夢ちゃんに、再び逢えます!
個人的には、映画化して欲しいくらい好きです。