三部けいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「今からお前の事、誘拐するけどいい?」
斬新過ぎる誘いの一言ですねぇ。
最後のリバイバル。もうやり直しはできない。覚悟の末に踏み込んだ一歩でついに大きな変化が―
それにしてもケンヤがキレ者すぎてちょっと怖いw 本音を言うと、2割くらい犯人(もしくは共犯者)じゃないかと思ってましたw そのくらい子供離れした洞察力と行動力の持ち主ですね。
とはいえ、今巻でのやり取りでその可能性はほぼ無くなったと見えます。ある意味、彼も彼なりに子供だった、というか…。
悟は本来大人であり、その思考・知識に基づいて行動をしています。しかし、読んでいる最中はそういう印象はほとんどなく…これはそういう設定が上手く描写されていないのではなく、実の所、大人と子供の行動なんて大差はないという事なのかも知れません。
だからこそ、覚悟と信念さえあれば子供だって凶悪犯に立ち向かえる(かもしれない)。
ギリギリの境界線を歩きながら、投げ出さずに最善を尽くせば、大切な人が救える…とても素晴らしい事です。
そして「隠れ家」が醸す仄かな少年時代の冒険心が酷く、染みます。
これこそ子供にできる最大の冒険であり努力。…だからこそ、これ以上の手がないからこそ、次の一手は直球勝負に踏み切れたのでしょう。
やはり、一生懸命さや必死さは状況の打開に結びつくものなのだな、と。
それから。
地味ではありますが、犯人への憤りや加代の母への怒り等、理不尽に対して素直に反発できる辺り、やはり悟は「正義の味方」になれる人なんだなぁと思うのでした。
それにしても、「…あたし邪魔だべか?」なんて言わせちゃう空気を醸す小学生、ヤだなぁw