佐藤尚之のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
著者の佐藤尚之さん(さとなおさん)を知ったのは、約10年前の四国に住んでいた頃です。讃岐うどん店を巡る際の「ガイド」としてブログを見ていました。その頃は既に東京に移られていたのでしょうか、「讃岐うどんの食べ歩き」に関してほとんど更新されない状況でしたが、ブームに乗って新しい店が増えていく中で、好みの店を選ぶ指標に活用させて頂きました。今から考えると「個人が発信する情報と自分の好みの店を照らし合わせて共感し、他の情報も取り入れながら、新しい好みの店を探していた。」とも思います。
残念ながら、当時の私は「発信」できる技術や道具をもっておらず、共感を拡げて行く事は無く、単に消費していたのでしょう。今ならどうする?。
前著「明日の広告」の内容を確認し、周辺を調べて行きたい。 -
Posted by ブクログ
このAIの論理を超えた「関係性」こそが、AI時代における企業の生命線になる。
つまり、ファンという存在、指名顧客・生涯顧客という資産こそが、AIという「どうすれば選ばれるのかわからなすぎる機械」を相手にしないといけない時代の、大きな希望となる。
そういうファンをどう大切にし、どう関係性を深くしていくか。
それがAI時代に「選ばれ続ける”」ための鍵となるし、AI時代のマーケティングの核心にもなるだろう。
TRUST: AIに「信頼」されるためのフレームワーク
T - Translation (Al語への翻訳)
R - Report & Review (リポートとレビュー)
U - Uniqueness (差別化ポイントと独自性)
S - Sincerity (誠実な設定と対応)
T- Truthfulness (企業の真実性)
SENSE:ご主人の「感覚」に訴えるためのフレームワーク
S - Social (ブランドに社会的センスを纏わせる)
E - Era (ブランドに時代的センスを纏わせる)
N - Natural (ブランドにその人的センスを纏わせる)
S - Style (ブランドにデザイン的センスを纏わせる)
E - Economic (ブランドに経済的センスを纏わせる)
相手に出会い、よく知っていく(F: Find & Listen)
↓
接点を増やす、頻繁に会う(A: Access)
↓
自分のことをもっと知ってもらう、自分の物語を伝える (N: Narrative)
↓
何度も会い、絆を深めていく(B: Bonding)
↓
一緒に様々な活動をする(A: Action)
↓
共に高めあい、成長する(S: Synergy)
↓
長く続くいい関係性になっていく(E: Engage)
接点を作るときの大切なポイント
・ファン同士の接点も作る
・特別な接点を作る
・継続的に接点を持つ
長く続くいい関係のためのコツ
・それは両思い(with)の関係になっているか?
・もしあなたがファン側ならそれを喜ぶか?
・その関係を10年後も続けていられるか?
・AI時代のマーケティングはAIルートとファンルートのふたつに集約される。
・AIルートは生活者が最も使う買い物手段になるが、企業にとっては実に険しい道。様々な条件が折り重なる中で、常に3~5個の推奨候補に入り続けることは、相当な覚悟と資本を必要とする。
・一方、ファンルートは中長期的な道であるがAIルートよりはなだらかな道に見える。 ただしそこには別の難しさがある。ファンと「長く続くいい関係性」を維持し続けなければならない。「指名顧客」を越えて「生涯顧客」になってもらわないと安定しないからだ。ただ生涯顧客はAIルートにも好影響を与え良いシナジーを生む。これこそが、A I時代を生き抜く企業の生命線となる。
顧客幸福度が示す「測定可能」な未来
ここまで、顧客幸福度と4つの意向との相関を見てきた。
・生涯ファン意向:0.91
・推奨意向: 0.98
・継続意向:0.85
・指名買い意向:0.79
これらの高い相関値は以下のことを示している。
ブランドの顧客幸福度が上がれば、ファンとの関係性が強くなったことがわかる。
ファンとの関係性が強いブランドほど、生涯ファン意向や推奨意向、継続意向、指名買い意向などが向上する。
つまり、顧客幸福度を測ることによって、ファンとの関係性の強さと効果を測ることができる。
このことは、顧客幸福度という指標によって、ファンとの関係性は「測定可能な経営資源」 となり得ることを示している。もちろん他の指標と同時に測ると、全方位的に測れるが、関係性はこれで測れるということだ。 -
Posted by ブクログ
AIに選ばれ、ファンに愛されるのは消費者というより、大企業、中小企業に向けて、AIとどうお付き合いしていくのか、どのように扱えば良いのかを考え、コンサル的な立場からのアドバイスのようです。
これからの未来ではほとんどの人間はスマホを持っている以上AIやChatGPTを頼りに生かざる得ない。
ECサイトはもちろんフリマアプリ、SNSやYouTube 、ゲーム、Lineなどのサイトからたくさんの情報を集めてアルゴリズムにより、その人に合った情報を蓄積し提供していくことになる。
その人に合ったAIがスマホに搭載することになると、宣伝や広告に影響することなく、わがままな自分に合った商品をAIが選んでくれる。
そうなると企業はAIにウチの商品を選んでくれるよう努力をしないと、消費者のスマホのAIから自分たちの企業の商品を紹介してもらえない。
そんな時代になると。
企業がAIに選ばれなければならないということが前半。
そのAIをコントロール出来るのは、やはり大企業が強い。
では中小企業はどうなるのか。
それが、消費者というファンから愛される企業を目指すアドバイスが後半。
結局は、真面目に堅実に正直になる姿勢をしっかり持った企業がAIの時代でも長く続けていけるということのようです。
AIのない時代でも同じことだと思いますが、
いままで社長や上司に見えないところで頑張っていても何も報われなかった人たちが、これからはAIにより可視化され、しっかりと報われるようになる時代ということですね。
見えないところで社長は何をやっていたのかも、AIにちゃんと見てもらえそうですね。
とてもユートピアなお話しでした。 -
Posted by ブクログ
AIの進化・普及に伴い、生活者は賢くなる。
それによって従来の広告やプロモーションが通用しない世界になる(もうなりつつあるが、今後一気に加速する。猶予は5年以内…!)。
売り方やマーケティングを根本から変えなくてはならない。
①生活者の手前、AIに選ばれるために
徹底した開示とデータの整備・構造化が急務
②選ばれ「続ける」ために
現場ユーザーとの対話を通じて信頼を築く/ユーザーとシナジーを生むことが併せて必要
ここまでが本書の主張。
わたしがこの点数をつける理由は2点。
1)物凄くニューネス、という訳でもなかった。
上記の②はファンベースマーケティングを標榜してきた著者の従来の主張に近く、AI時代が到来したからとて「AIの先」に生活者の最終判断が伴うため、そこの思想が根本から変わる訳ではない。当然と言えば当然。やや期待し過ぎたかも。
2)出口戦術への個人的な納得不足。
これも②の部分だけど、わたし個人がファンマケに親和性の高い業界にいないこともあり、結局提示されるHOW=「ファンイベント」「口コミ醸成」という出口にやや消化不良。
とはいえ特に環境分析と取るべき戦略にあたる前半部分は納得度高く、既存の主張の再確認も含めて改めて危機意識を持てたので、お勧めではあります。 -
Posted by ブクログ
営業の目的は、人の役に立つこと、人の幸せに貢献すること、売ろうとすゆのではなく、一緒にワクワクすることを第一に考えること、には共感できる。
会社が今後どうなりたいのか、どうなっていくと幸せなのか、それにどうお役に立つか、は常に考えていきたい。
スーパーのジャムの6種類3%、24種類30%はデータとして面白いので自分でも使おうと思う。
売ろうと思わない方がいいプレゼンができる。
刈り取る、ターゲット、切り口、良くない。
自分がこの人だったらと自問して課題を想像する。
他社比較はいらない、最初の課題から共有し、未来はどうなるか考えるから。
そのためにら相談される人になれ。
-
Posted by ブクログ
芸能人、インフルエンサーだけではなく
企業もそうだし、いち会社員でもそうですが、
ファンに愛され、売れ続ける秘訣って何、
と気になって手に取りました。
結論、営業の人ってすごい。
あと、押しは尊い。そこから学べること。笑
私はファンもいないし、
売っているものはないのですが
推しがいて、自身がファン側の人間です。
だからこそ、本書を読みながら、
好きな人が頑張っている姿にはパワーをもらえるし、
他の人に浮気もたまにする。苦笑
でも結局はその人のところに戻って落ち着く。笑
著書内の、共感、愛着、信頼ですね。笑
逆側の人たちが圧倒的多数だからこそ、
その視点をもって、うまく商品やサービス、
自分を知ってもらい、ファンになってもらう、
応援してもらうことを考える必要があると思いました。 -
Posted by ブクログ
・ファンベースとは、ファンを大切にしファンをベースにして中長期的に売り上げや価値を上げていくこと。短期で得たものは短期で失う
・機能価値はコピーできても情緒価値はコピーできない
・ファンの支持を強くする3つのアプローチとは
1)共感を強くする
2)愛着を強くする
3)信頼を強くする
・大事なのは濃いファンにいいところや情緒価値を聞くこと
・メンバーのいいところしか見ない
・購入金額の上位20%のコア顧客に対して「自分たちらしさ」を訴求していくと売り上げに結び付く
・スープストックのファンベースっぽさ
毎週来てくださるお客様のために週替わりで毎日8-10種類はスープをご用意
店舗での接客マニュアルは作らない(程よい距離感の接客を心掛ける)
値下げ、安売り、クーポン禁止
安全、安心、女性一人でも入りやすいファストフード
・「自分がファンであること」をわかる人にはわかってもらえるうれしさも味わってほしい=お客様とスタッフが両想いになる
・定住者の一人当たり年間消費額は125万円
・美しい女性を口説こうと思ったとき、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ、ライバルが何をしようと関係ない。その女性が何を望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ(スティーブジョブズ)