佐藤尚之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
100万人に薄く伝えるよりも100人に濃く伝わる方が商品や企業は愛される。これからの時代、いかにエバンジェリストを取り込むか。そこにかかっているし、そのためのツールとしてSNSはこの上ないサービスである。
しかし、SNSを活用すれば、エバンジェリストに愛されるかといえば、そんな簡単なものではない。なぜなら共感を呼ぶためには、それ相応の高度なアウトプットが必要だから。そのような意味では、媒体をも生み出していく昨今のコミュニケーションデザインという流れの中にあっても、やはり、一つひとつのツール(媒体)の精度もハイクオリティなものが求められることを、本書を読んで改めて実感した。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ元電通社員・佐藤尚之氏の本を読むのは「明日の広告」に次いで二冊目。
今回のテーマはソーシャルメディアによるコミュニケーション。要するに、フェイスブックやツイッター、mixiなどの重要性と活用法を謳っている。
何を隠そう、自分もその三つのヘビーユーザー。もう毎日絶対観ないと落ち着かない。遠く離れた場所にいる友人とも簡単に繋がれる。
しかし、サトナオさんも言うように、それらの重要性を身にしみて感じたのは、3.11の震災の日。その日は金曜で仕事で1人で外出していた。その帰り、ホームで電車を待っていた瞬間にその悪夢は起こった。電話もメールも繋がらない中、ツイッターで先輩が連絡をくれた。そして次々と生の -
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SNSの現状と利点の紹介に始まり、それらを活用するための、“共感”を流通貨幣としたコミュニケーション方法。「ハイパークチコミ」の作り方とその効果。SIPSという新たな購買サイクルをAIDMA、AISASに共存させ、コミニュケーションをデザインする。
前著「明日の広告」よりSNSの話題に特化した内容。SNSに関しては今年読んだ津田大介氏「情報の呼吸法」、マーティン・ファクラー氏「本当の事を伝えない日本の新聞」で語られてた内容と通ずる部分もあり、さらに理解が深められた。さらに本作はそこに+広告的な視座で語られた内容なので、これからの広告の考え方の勉強になりました。
アテンション・クリエイティブ -
Posted by ブクログ
メディアを取り巻く環境と、自分たちのコミュニケーションがどのように変化していっているか。日々の自分の行動とか周りでおきている現象を、ああ、そうだよね、うんうんと、文章にまとめてくれたような本だと思った。「ネオお茶の間」などはまさしく。情報を一番最初に知るのがツイッター経由であったり、人の書き込みによってはっとTVをつけたり、検索したり。AIDMAやAISASに加えてSIPS(共感→確認→参加→共有&拡散)というモデルを提唱されていましたが、まさしく、「シェアしたくなるかどうか」という部分が重要になってくるのだろうと。そして、それを従来モデルといかに効果的に組み合わせていくこと、なのでし