佐藤尚之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
広告は インフォーメーションではなく、
コミュニケーションである。
という主張は 2008年の本出版のとき
から言っていたとは。
インターネットの 急激な進展は
個人が 情報発信できるようになったことで、
おおきな変化を迎えた。
さらに、中国では 個人が
自由に ネットで販売できることで、
さらに変化したのである。
ネットによって 商品は 丸裸にされた
という指摘は 正しいのでしょうね。
それだけ、やりにくくなったし、
消費者が それだけ 賢くなった
とも言えそうだ。
どうコミュニケーションをとるのか?
そして、商品は 会社のものではなく、
消費者のものになっている。
消費者をよく見つめて、コミュニケーションをとるべきだ。
とても よいね。
佐藤尚之 いいセン いっているね。
それにしても、広告業界は
カタカナ がおおいねぇ。 -
Posted by ブクログ
大学院のマーケティングの先生から勧められて購入。今までの広告が「企業のためのソリューション」であったとするなら、これからの広告は「消費者のためのソリューション」であるべきという観点から、そのために必要なコミュニケーション・デザインの有り方が非常に平易な語り口で書かれている。
タイトルには「広告」と付いているけれど、ここで書かれている「徹底的に消費者のことを思い、彼らの立場に立つ」というコミュニケーション・デザインの基本思想は、顧客や取引先、社内など様々なコミュニケーションにより企業の経済活動が成立していることを考えれば、非常に汎用的なもの。例えば、著者が実践している「この商品の情報を伝えてほしがっている人」をリアルに想像する、という手法などは、いくら顧客志向が大事、と頭でわかっていてもどうしても製品思考の発想になりがちな多くの人にとって役立つテクニックだと思う。
また、こうしたコミュニケーション・デザインが必要になった背景としてのネットの台頭など消費者の変化は、この本が今から7年も前に書かれたにも関わらず、全然色あせておらず、非常に本質的だと思う。 -
Posted by ブクログ
岸さんのコミュニケーションデザインという本から、さとなおさんを見つけ、こちらの本を購入。
こっちを先に読めば良かったかもしれない。
広告とは?コミュニケーションデザインとは?
なんていう話がとても分かりやすくまとめてある。
一言で言うと
「広告は消費者へのラブレター」
そして
「そのラブレターを渡し、受け取ってもらい、好きになってもらい、付き合ってもらう…そういった消費者とのやりとりがコミュニケーションデザイン」
このコミュニケーションを成り立たせるためには、消費者本位になりなさいよ、ということが口酸っぱく書かれており
「伝えてもらいたがってる人」をリアルに想像しなさいとも。
それってどーいうことか?
実際の人間関係だって、相当仲を深めた友達や恋人が
「あなたが好きだと思って☆」
と、かなりキラキラした目でプレゼントをくれた。かなり熟考した様子も伺える。
しかし、ちょっと自分の趣味と合わない時があったりする。。
どれだけ考えも、どれけ相手本位に考えたつもりでもこんな結果、きっとよくある。
せっかく相手を想っての行為なのに…もったいない結果。
原因は、何か?
それは「思い込み」だと書かれている。
だったらそんな思い込みは捨てなければならない。
捨てるというのは、まず全て疑ってみる必要があるということではないか。
こういった人間関係のコミュニケーションの例えを広告に戻すと、、、
最初から掲載するメディアを決めていないか??
裏付けもなくお客さんとなる層を決めていないか??
競合と思ってる相手は本当に競合か??
疑える要素を洗い出し、調査をし直すこと。
それが「伝えてもらいたがってる人」をリアルに想像することなのではないか。
ラブレターを渡すにしても、広告を出すにしても
きっとこの最後の詰めが甘く、これまでの努力が水の泡になったりする。
最終的にエゴの押し付けにならないよう「思い込みを取っ払った裏付けは必須」というのを肝に銘じなければと思った。 -
Posted by ブクログ
さとなおさんの広告についての本。
スラムダンクの1億冊感謝キャンペーンなど有名なキャンペーンをいくつも手がけているさとなおさん。
自分がその人だと認識したのは震災後の活動を知った後だったけど。
2008年に出た本だから、この本で言われている”明日”ってのはもう、まさに”いま”だよね。
いま現在広告に関わる人間は全員徹底的に頭に入れておいた方が良いってぐらい、
大事なことがまとまってます。本人も言ってる通り新書だからそれぞれのテーマはさわりだけだけど。
でもつまりは、現在の広告に関わる上で常に気を配らなくちゃいけない点が、
それだけ広範囲に広がっているっていうこと。
当たり前に大事なのに、多くの現場で忘れられている(見て見ぬふりされている)大切なことが、
やっぱりどう考えたって大切なんだよと1冊を通して語ってくれます。
広告って楽しいもんですよ。
さとなおさんはブログもよく読んでますが、
広告に対してホントにアツくて元気が出る。
折にふれて読み返したい1冊。 -
Posted by ブクログ
●1961年1月20日に第35代大統領に就任したJ.F.ケネディの大統領就任演説
そして、わが同胞のアメリカ人よ、あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おうではないか。わが同胞の世界の市民よ、アメリカがあなたのために何をしてくれるかではなく、われわれと共に人類の自由のために何ができるかを問おうではないか。
最後に、あなたがアメリカ市民であろうが、世界の市民であろうが、われわれがあなたに求めるのと同じ高い水準の力と犠牲をここのわれわれに求めて欲しい。良心を唯一のたしかな報酬とみなし、歴史がわれわれの行動に最終的な判断を下してくれることを信じて、神の祝福と助けをもとめながらも、この地球上では神の仕事はわれわれ自身でなしとげなければならないということを肝に銘じて、われわれの愛すべき国を導くために前進しよう。
●「自分を世の中に広く晒していく」というコミュニケーションが若者を中心に定着すると思っている。
●ソーシャルメディアにおいては「誰が発言したか」「誰がRTをしているか」「誰がいいね!やシェアをしているか」がとても大きい。「何を発言するか」より「誰が発言するか」のほうが大切なのである。
●ソーシャルメディアの誕生により、ネットは受動メディアに変わった。テレビのように、待っていても有益である可能性がとても高い情報が勝手にやってくる。
●FBはいいねという肯定のボタンしかない。(批判されがちがったネット上の)情報は「肯定されるもの」になり、企業もどんどん発言しやすくなっていく。
●「オープンかつ透明にするのが基本で、ほんの少し隠す」というふうに順番が入れ替わるのだと思う。「自分のプライバシーは隠すことが基本でオープンにするのはほんの少し」という年長世代とは大きくスタンスが変わっていく。
●ソーシャルメディア時代のTVCMはアテンションクリエイティブから「共感クリエイティブ」に舵を切らなければならない。戻るということかもしれない。優れたCMは昔から物語を持ち、人の心を動かしてきた。そこに戻るのである。
●人と人のつながり、に入っていける企画
・役に立つ(生活者の役に立つテクノロジーやサービス)・地道に長く貢献する(生活者に誠実に向き合う、手離れ悪く努力する)・切っても切れない仲になる(コンテクスト(文脈)を創出する、たとえば、商品開発者の強い思いや志など、生活者が共感して「自分ごと」しやすいオリジナルなコンテクストを創出する)・お土産を持っていく(いま流行っていることを企画にとりいれる)・話のネタを提供する(友人に話したくなる話題を作る、発見する。ツッコミ所をつくっておく)
●MBAのように、機能的には他のPCのほうが優れていても「世界で最も薄いノートブック・コンピュータ」ある部分に特化した商品のほうがハイパークチコミに乗りやすいし共感もしやすい。
●ソーシャルメディア時代のキャンペーン施策は正と出るか負と出るかは実は賭けに近いと僕は思っている。 -
Posted by ブクログ
本作は「明日の広告」の続編。
これからは企業と生活者の関係がオープンかつ透明になるので、企業はもっと真摯に向き合い、長期的に信頼を築かなくてはいけない。
その辺りの考え方は、実は著者どうしが同窓だっという「ソーシャルシフト」と根底では一緒。
ソーシャルメディアの普及により、ハイパー口コミが従来よりも起こりやすくなった。それは、これまで受動的だった生活者のマジョリティが、つぶやくことで情報発信をし出したことによる大きな変化。
「いいね!」という肯定的な反応が起こりやすくすることで、発信者側の心理的障壁が下がったことも大きい。
ハイパー口コミを加速させるためには、エバンジェリストに情報届けること。100万人のマスをターゲットとするよりも、100人のエバンジェリストへ情報を届けることが、結果的に100万、200万人へ情報を届けることになる。
エバンジェリストをどうやって作るか。それは共感してもらえる商品、サービスを作るしかない。小手先のプロモーションではもう見破られてしまう時代。そのために、生活者を巻き込んだ商品/サービス開発もありえる。このあたりは、新規開発よりは、既存改良に適しているかな。
コミュニケーション デザインとしては、商品/サービス特性、目的、場面に合わせ、AIDMA、AISAS、SIPSを共存させ、使い分けること。紹介されているゲータレードの「リプレイ」というキャンペーンは素晴らしい。 -
Posted by ブクログ
消費行動モデルは、AIDMAからAISAS、そしてSIPSへ…。ソーシャルメディアの登場によるコミュニケーション手法の変化を解説した一冊!マスマーケティング全盛の時代に象徴的だった「声の大きな人の時代」が終わり、「謙虚で穏やかで人の話を傾聴する人の時代」になるという話に妙に納得。「アテンションから共感へ」「その情報を誰かに話したくなるかどうか」「人と人のつながりに人として入っていく」など、ソーシャルメディア時代のコミュニケーションを考える上でのヒントが盛り沢山でした。しかし、3ヶ月後の先も読めないネットの世界について行くのは、至難の技。この本も、昨年10月初版発行だから、すでに時代遅れか?!