佐藤尚之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者の別の著書である「ファンベース」の実践ケーススタディ本。
冒頭の「ファンベースとは?」を読み、あらためてファンベースでブランドをやることの大切さを身に染みて感じる。まだまだできることも改善できることもあるのがワクワクする。
・ファンは作るのではなく、出逢う
・ファンベースとは、
ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や価値を上げていくこと
・パレートの法則
・情報価値
1位家族友人、2位学者専門家、3位有名人インフルエンサー
・ファンベースのポイント
イイトコロを伸ばす
機能価値+情緒価値
支持基盤を固める
・感情でファンになってもらう
・機能価値→コピー可能
情緒価値→コピー不可
・ファンの支持を強くする3つのアプローチ
共感
愛着
信頼
・共感→熱狂
ファンであることに自信を持ってもらう
ファンの言葉を傾聴しフォーカスする
新規よりファンを優先する
・愛着→無二
商品にストーリーやドラマをまとわせる
ファンとの接点を大切にし改善する
ファンが参加できる場を増やし活気づける
・信頼→応援
それは誠実なやり方か?を自分に問いかける
本業を細部まで見せ、丁寧に紹介する
社員の信頼を大切にし最強のファンにする
・未来価値
商品、サービス、ブランドを通して見た社会・未来に対するポジティブなイメージ
・ファンミーティング
イイトコロをきく
情緒価値をきく
支持ポイントをきく -
Posted by ブクログ
ネタバレファンベースとは、「ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や事業価値を高める」考え方
ファンベースを実践していくのに最も重要なのは予算でも組織でもなく「中の人たち」
ファンベースの事例は、その人たちにしか創れない唯一無二の物語
ファンとは「企業やブランドなどが大切にしている価値を支持してくれる人」
たくさん買ってくれる人が必ずしもファンではない
長く売れ続けるためには、会社が大切にしている価値を伝えて、感情で「好き!」になってもらう必要がある。
世の中に「好き!」が増えれば、暮らしに笑顔が増え、社会が幸せに包まれていきます。
感情というのは本当に深いテーマ
ただ良いものを作れば売れていた20世紀とは違い、21世紀は情報やモノがあふれ、社会的に多くの問題を抱える難しい時代。このような中で、企業が生活者の感情と向き合い、世の中に「好き!」を増やしていくことは21世紀の大きなテーマ
感情と向き合うためには、まず自分の想いや感情を語ることから始めるべき。自身の想いを整理し、語ることから人付き合いは始まる。
日本人は特に自分の思いや考えを語ることが苦手。
ファンは作る・囲い込むではなく、出会う
働くとは、人と動くこと
想いを共有し、前に進める仲間が必要
ファン・マーケティング
ファン・ビジネス
と混合してはいけない
ファンのみなさんの気持ちに寄り添って、誠実に丁寧にコミュニケーションやキャンペーンや経営を考えていくことが重要。
ファンベースを始めた方がいい理由
①売上
②時代
③類友
・売上
ある飲料メーカーでは、8%のコアファンによって、年間売り上げの45%が作られていた。
ファンも含めると90%近くの売上を占める
パレートの法則
顧客の上位20%が売上の80%を占める
LTVの向上にも繋がる
※ファンを新たに増やすことではない
・時代
人口急減
高齢者の消費意欲減退
超成熟市場による消費意欲減退
新規顧客獲得の難易度アップ
ジャムの法則
2020年の情報量は、45ZB(ゼタバイト)
1ZB=世界中の砂浜の砂の数
1日にアップされるYoutubeの動画を見終わるのに82年かかる
ファンは自分から情報を探して見に来てくれる
・類友
口コミのチカラ
1番信頼できるのは家族や友人
ファンからの言葉は、熱意を伴う
友達であるファンからのオススメされるものは、価値観が近い✖️熱意によって強い影響力を持つ
■ファンベースのポイント
・いいところを伸ばす
・機能価値+情緒価値(感情)
・支持基盤を固める
ブランドやUSPは必ず陳腐化していく
機能価値はコピーできても、情緒価値はコピーできない
共感・愛着・信頼の感情にアプローチ
テクニックではなく、相手をよく見て、感情を刺激することが大事
共感→熱狂
愛着→無二
信頼→応援
にアップグレードさせる
加えて、未来価値も大切な時代になる
機能価値:成果としての商品
情緒価値:人材、技術、知識・課題解決、価値観、歴史、伝統、文化風土、地域貢献
未来価値:創業の志、ミッション、パーパス、哲学
■どこから始めたらいいか?
いいところ
情緒価値
支持
をファンは知っている
アンケートではなく、ファンミーティングを実施
ファンステージ
発見 使いたい
↓
定着 続けたい
↓
参加 協力したい
↓
共創 共に生きたい
※ファンベース診断
<ロングセラーブランド>
①読売巨人軍
まずやったのはアンケート&ファンの調査
ファンは大事と分かっていても自分の部署だけで考えてしまう
ファンミーティング&ドームツアー
「ファンは仲間」
本当のファンは、選手だけではなく、理念やブランドのファンでもある
②カゴメ
ファン=ヘビーユーザー&ロイヤルユーザー
「&KAGOME」 コミュニティサイト
③レタスクラブ
社員のファン化
お金を払ってでも行きたいファンイベント
自社ファン→自分の仕事に誇りと自信をもってもらう
<ベンチャー&新規事業>
④ネスカフェ
ファンが求めていることを聴き実現してさらにファンになってもらう
↓
その人から口コミで新しいお客さんに紹介してもらう
↓
その繰り返し
⑤マイネオ
ハッピーメーター 掲示板
ハッピーな言葉が100万個集まったら全国の公園に桜を植える活動
★数年後の未来をシェアできる企画
タイムカプセル クラファンのリターン
⑥ユーグレナ
⑦address
「隙」を作ってファンが参加できる余白を生む
家守(やもり)制度
あえて小さなコミュニティを創ることを意識
<愛されブランド>
⑧イケウチオーガニック
⑨スープストックトーキョー
会社を辞めた人も大切にする
⑩里山十帖
★ファンは各社それぞれ異なる -
Posted by ブクログ
業界には「ファンベースを提案しよう」とか言っている輩が多いが、本当に理解しているのか疑いたくなる時がある。本書はちゃんと実践した人たちとの対話を通して、その難しさを教えてくれる。それぞれのブランドにそれぞれのファンがいるとのことで、ウワベをマネするのではダメだと説くがその通りだと思う。20年以上前に習ったCRMにおける顧客の段階は、機能的ベネフィットに共感する人たち、ブランドが自分のことを知っていると言う人たち、それが進むとブランドと顧客がコミュニティになると。まさに、それが今のファンベースにも通じていて、ブランドの「なかの人」と顧客がコミュニティになるのだと感じた。
また、山口周さんで言うと、「役に立つより意味があるブランド」と言うことだと思った。良書。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「雑誌WIREDのウェブ記事によると、2010年、世界に流れる情報量はゼタバイトの世界に突入したらしい」という文章で始まるこの本は、私が読んだ新書の中では『ザ・プラットフォーム』以来のインパクトだった。つまり、私が知らなかった視点からのビューが描かれている。マーケティングを担当している同僚に聞いたら、それほど新しい話でもないようだが、それでも私にとって、ネット環境にまみれている人と、それ以前の生活を続けている人とで、マーケティング的なアプローチが違うということは、とても新しい視点だった。では、あなたがどうしても伝えたいその「情報」は、どうすれば相手に伝わるのか。
このように「砂一時代の人(ネット環境にまみれている人)」と「砂一時代以前の人」ではプランニングを切り分けるべき!という話がこの本の前提条件なのだが、日本の人口の半分は、情報のシャワーを浴びている「砂一時代の人」だが、残り半分は、依然としてテレビなどの既存メディアから情報を得ている「砂一時代以前の人」たちだということも分かった。私はプランニングやコミュニケーションの仕事に携わっているわけではないが、ビジネスに参加している者の一人として、この本に書かれていることを常識として身につけておきたい。 -
Posted by ブクログ
ファンベースのプランニングの必要性を説いている。
今回は事例がなかったが、十分プランニングの参考になる内容だった。
また重要な情報として、以下があった。
ネットを日常的に利用している国民としていない国民は半々だ。半分の国民は日常的に検索を利用しない。
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memo
30
2010年の1年間で、世界中の砂の数と同じ1ゼタバイトの情報が流れた。(中略)極端に言えば、こう言い換えてもいい。あなたが伝えたい情報は、生活者にとってはたった「砂の一粒」である。
54
まとめよう。
・情報“砂の一粒”時代
・仲間ごとの急激増
・超成熟市場
・メディアやツールの激増
・エンタメ過剰
58
「ネットを日常的に使っていない人」について(中略)主に都会で働いていて、ネットを空気みたいに使いこなしているマーケターたちは、彼らの存在を結果的に無視してきたし、いまでもあまり重要視していないように見える。
63
たとえば、「ネットを毎日利用しない人」は、約5670万人にものぼるのである。
81
ソーシャルゲームとかニュースアプリとかがなぜCMを流すのか不思議がる人もいるが、マイルドヤンキーを始め、砂一時代以前の生活者はCMを見てそれらを買っているのである。
165
つまり、長く愛用してくださっているファンこそを優遇するのだ。そして彼らから最強メディアである友人知人に1回になるメリットが伝わっていくように、優遇内容などをプランニングしていくのである。
186
(伝える側が)ファンに直接リーチするにはどうするか
201
ファンだってまったくコントロールできない。そうではなくて、「自然に言いたくなってくれる環境を作っていく」のである。
230
こうした接点においてすばらしい体験をすると、人はそれを友人知人に言いふらしたくなるし、ボクたちは彼らの言葉により、その企業や商品の印象を大きく変える。彼らのオーガニックな言葉こそ、新たなファンを作っていくのである。
234
共創(コ・クリエイション)