【感想・ネタバレ】明日のプランニング 伝わらない時代の「伝わる」方法のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月30日

【知人友人は最強メディア】
→情報が多すぎる中で最も信用できる情報。

・今までの情報
テレビ、新聞などの、メディアによって直接情報が入ってきていて、影響力が強かった。
大々的に広告を打てば、販促につながっていた時代。

・これからの情報
誰もが発信できる時代になり、情報が増えすぎてしまった。(筆者...続きを読むは、砂一粒時代と呼ぶ。地球上のすべての砂を15倍にした数の情報が溢れている)
その結果、そもそも届かないし、届いたとしてもスルーし、記憶の彼方。
というかうざいし、興味ない。
今までのやり方では興味を持ってもらうどころか、逆に嫌悪感を抱かせる可能性すらある。

・どうあるべきか
新規のお客さんを得るために動くよりは、現在応援してくれているファンを大切にし、特別扱いをすること。特別な体験をしたファンは、その感動を熱量を持って友人やSNSなどを通して熱弁する(オーガニックリーチ)。

あらゆるエンタメで溢れた今でも、友人知人が発信する情報は関心ごととして耳に届く。
そしてそれが嘘偽りのない熱のある言葉、オーガニックな言葉であればあるほど人から人へ電波していく。

★結論
これからの時代、「ファンベース」という考え方がいかに大切かが分かる。

ある年を境に情報洪水を起こしているが、
その情報洪水よりも「前」の人に届けるのか、
「後」に届けるのかによってアプローチの仕方が全然違う。
マーケティング書に興味がある方にオススメ。

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Posted by ブクログ 2021年02月16日

衝撃を受けたなぁ。
ファンといってもお客さんの事ばかり考えていたが、まずは社内からなんだ。

"社員という「最強のファン」の共感を作る。"

そうだよな。そうだよな。絶対コレだ!
凄く納得できました。

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Posted by ブクログ 2018年10月13日

ユーザー体験とかカスタマージャーニーマップとかペルソナとか小難しい言葉で言っていることにかなり近い内容がとても平易に書かれている。もちろん著者の佐藤尚之さんご専門の広告やコミュニケーションの文脈ではあるが、UXに関わる人は本書「明日のプランニング」を読んでみるといいと思う。

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Posted by ブクログ 2018年10月12日

マスベースも捨てたもんではないけど、広報に対象をしっかり把握しないと響かない。ファンベースの重要性を認識しつつも手間がかかり、速攻性がなく、結果が可視化しにくいのともあり認知されにくいのでは? でもいち早く取り入れたものが生き残るのではないかなぁ?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年12月27日

「雑誌WIREDのウェブ記事によると、2010年、世界に流れる情報量はゼタバイトの世界に突入したらしい」という文章で始まるこの本は、私が読んだ新書の中では『ザ・プラットフォーム』以来のインパクトだった。つまり、私が知らなかった視点からのビューが描かれている。マーケティングを担当している同僚に聞いたら...続きを読む、それほど新しい話でもないようだが、それでも私にとって、ネット環境にまみれている人と、それ以前の生活を続けている人とで、マーケティング的なアプローチが違うということは、とても新しい視点だった。では、あなたがどうしても伝えたいその「情報」は、どうすれば相手に伝わるのか。

 このように「砂一時代の人(ネット環境にまみれている人)」と「砂一時代以前の人」ではプランニングを切り分けるべき!という話がこの本の前提条件なのだが、日本の人口の半分は、情報のシャワーを浴びている「砂一時代の人」だが、残り半分は、依然としてテレビなどの既存メディアから情報を得ている「砂一時代以前の人」たちだということも分かった。私はプランニングやコミュニケーションの仕事に携わっているわけではないが、ビジネスに参加している者の一人として、この本に書かれていることを常識として身につけておきたい。

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Posted by ブクログ 2015年09月21日

国民の半分が情報”砂の一粒”時代以前の生活者で、彼らには従来「マスベース」でのプランニングで伝わる。
もう半分の砂粒時代の生活者には友人知人を介したファンとのコミュニケーションをプランニングした「ファンベース」
が必須。
非常に示唆深い本。

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Posted by ブクログ 2016年02月16日

ファンベースのプランニングの必要性を説いている。
今回は事例がなかったが、十分プランニングの参考になる内容だった。

また重要な情報として、以下があった。
ネットを日常的に利用している国民としていない国民は半々だ。半分の国民は日常的に検索を利用しない。

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memo

30
2010年の...続きを読む1年間で、世界中の砂の数と同じ1ゼタバイトの情報が流れた。(中略)極端に言えば、こう言い換えてもいい。あなたが伝えたい情報は、生活者にとってはたった「砂の一粒」である。

54
まとめよう。
・情報“砂の一粒”時代
・仲間ごとの急激増
・超成熟市場
・メディアやツールの激増
・エンタメ過剰

58
「ネットを日常的に使っていない人」について(中略)主に都会で働いていて、ネットを空気みたいに使いこなしているマーケターたちは、彼らの存在を結果的に無視してきたし、いまでもあまり重要視していないように見える。

63
たとえば、「ネットを毎日利用しない人」は、約5670万人にものぼるのである。

81
ソーシャルゲームとかニュースアプリとかがなぜCMを流すのか不思議がる人もいるが、マイルドヤンキーを始め、砂一時代以前の生活者はCMを見てそれらを買っているのである。

165
つまり、長く愛用してくださっているファンこそを優遇するのだ。そして彼らから最強メディアである友人知人に1回になるメリットが伝わっていくように、優遇内容などをプランニングしていくのである。

186
(伝える側が)ファンに直接リーチするにはどうするか

201
ファンだってまったくコントロールできない。そうではなくて、「自然に言いたくなってくれる環境を作っていく」のである。

230
こうした接点においてすばらしい体験をすると、人はそれを友人知人に言いふらしたくなるし、ボクたちは彼らの言葉により、その企業や商品の印象を大きく変える。彼らのオーガニックな言葉こそ、新たなファンを作っていくのである。

234
共創(コ・クリエイション)

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Posted by ブクログ 2015年07月18日

いま現在の情報環境を俯瞰し、マーケッター・プランナーの癖や常識、そもそもの視界・思考の狭さを課題提起し、タイトル通り「明日のプランニング」へつなげていく。

大して難しいことは書いてないのだけど、確かにその通りだ、自分は無意識のうちにそうしていた、あるいはそうしていなかったと思わせるようなところが随...続きを読む所に散りばめられてる。

東京に住んで、こういう仕事をしていると、日本国民全員が自分と同じスタイルであるかのような錯覚には確かに陥りがち。誰に対して商売をするのか、著者の言葉を借りると、笑顔にするのかは、もっと精緻に考える必要がある。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年05月30日

広告がスルーされてしまうこの時代、どんなプランニングをしたらいいか。また、インターネット流行だが、まだまだ、マスも捨てておけないと。ファンベースとマスベースでのコミュニケーションプランニングの方法を説く。さとなおさんの本は、発見があり、説得力があり、勉強になる。

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Posted by ブクログ 2022年04月08日

感覚をアップデートするにはちょうど良い本。
マーケティング初心者には読みやすくて、歴史を踏まえて考えながら読み進められるのが楽しい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年05月21日

やっと読み終わった。

もう、ファンベースが発刊されている後にもかかわらず、
やはり読んでおかなきゃと思い、読み進めた。

前半は、今の生活者に情報が全然届かないよという話が様々な角度から論じられていた。今の感覚に当てはめると当然なのだが、この著書が発刊された時代にそのことをここまではっきりと言い続...続きを読むけている本はなかったのじゃないかと勝手に思っている。

そして、後半、というか最後の章はプランナーには大変ありがたい虎の巻が。。「伝えたい相手を決めるのが一番大切」であると。そこに向けてのアプローチ術が記載される。

企画に悩んだらまたここに立ち戻れる良い書。

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Posted by ブクログ 2020年05月20日

なぜファンベースが必要なのかを、データを用いてじっくり解説されていたので納得できた。概要として重宝し、教科書的に読み続けていきたい。

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Posted by ブクログ 2020年05月15日

同じ議論が様々な文脈で語られるが、要点は、
日本では半分がマスで通じるが、半分はファンで通じる。
ファンに届ける為には、ファンを大切にする、ということ。

広告=インパクトを与えてこっちを振り向かせるものだと無意識に思っていたことに気付き、それも前時代のものであると気づかされた。

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Posted by ブクログ 2018年11月23日

かなり久しぶりに新書を。

頭の中で漠然と思っていたことを、平易な言葉で整理して提示してもらった。世に出回る情報量が格段に増えて、1年間に世界中の砂浜の砂粒の数と同じ量の情報が流れた。これを「情報”砂の一粒”時代」、略して「砂一時代」と呼び、その境界を総務省のデータなどから2005年と定義した。そし...続きを読むて、伝える対象を「砂一時代の人」と「砂一時代以前の人」に分けて、それぞれ個別に伝える戦略を立てるべき、と説く。
ソーシャルメディアの発達によって「自分ごと」と「世の中ごと」の間に、「仲間ごと」が増えたという整理は、非常にクリア。また、従来のマスメディアであるテレビで「ネットで検索!」とやっても砂一時代の生活者には効果が薄いという指摘には、なるほどと頷いた。
ただ、一方で少し矛盾も。それはこの著者の文体と語り口。これはもう完全に「砂一時代の人」のもの。頻繁な改行と口語が入り混じったブログのノリ。著者が指摘する「月に一度もパソコンから検索しない7,000万人」、つまり「砂一時代以前の人」の大半には、多分受け入れ難いトーンだろう。この人たちには、この本の内容がリーチする前に、読んでいる途中で拒否反応を示されるのでは。
もっとも、この本を手に取るような人は皆「砂一時代の人」なのだと言われてしまえばそれまでだが。

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Posted by ブクログ 2015年08月23日

砂一時代以前、以後で、マーケティング戦略を変えるべし。それ以外は、あまり目新しさはなかったが、それを認識させてくれただけでも良かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年07月25日

TVCM、ラジオ CM、新聞、雑誌といったレガシイメディアからオンラインアド、パブリシティ、SNSによる口コミ…と、広告はどんどん多様化している。つい最先端の手法にばかり目が行くが、実際にはまだレガシイメディアにしか接していない消費者も多い。またオンラインの世界ではもう補情報量が圧倒的に多すぎて、そ...続きを読むの広告が目に留まる確率は地球上のすべての砂浜の砂のなかの一粒を見つけるのに等しいという。そんな中で、企業はどのように消費者とコミュニケーションを取るべきなのか。ファンをつくってアプローチする方法はなにか。次のコミュニケーションを考えるいいきっかけになった。

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Posted by ブクログ 2015年06月28日

以前からファンのさとなおさんの本。
今回のタイトルは「明日のプランニング」
「明日の」シリーズは、私も「明日の広告」「明日のコミュニケーション」と読んでいたので、今回の書籍発売も楽しみにしていました。

まず、
読んで思ったのは、最近のもやもやしていたところがだいぶすっきりしたかな?
って、感じです...続きを読むね。
内容の詳細は控えますが、最近、相談されたりしても、どうも話が噛みわないというか、私の大事に思っているところと、ずれている感がとってもしていました。

Web、ソーシャル、などはもちろんのこと、生活者の意識や行動の変化、求めているコト、などが具体的にイメージ出来ていない方は、一読の価値があるかと思います。
いや、別にこれが正解とは言いませんし、各自でご判断で構わないと思いますが、この俯瞰した視点で、ファクトに基づいた分析は一度知っておくべきかと思います。
その上で、自身なりの展開で勝負しても遅くないでしょう。

さっそく、私も、さとなおせんせーに伝授頂いたロジック、知識をベースに知ったかぶりしてお話しようかな(笑

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Posted by ブクログ 2015年06月28日

電通出身で、現在は独立してウェブやマス媒体を横断的に活用する「コミュニケーションデザイナー」として活躍する著者が、情報過多の時代にあって、潜在顧客にメッセージが確実に”伝わる”ための手法をまとめた一冊。

著者はウェブの急速な発展により、日々発信される情報が世界中の砂浜の砂一粒ほどのインパクトしかな...続きを読むい「情報砂一時代」においては、企業の熱心な「ファン」が友人知人に対して本音(オーガニック)で拡散する情報が最も伝わりやすいと説く。ただし日本には実はネットをそれほど利用しない人も相当数いるので、それらの人には既存のマスベースの広告が有効であり、企業はこれらの手法を使い分ける必要があるという。

情報を伝えることがこれほど困難になった時代はないが、伝えることが不可能になったわけではない。著者はあくまで前向きにコミュニケーションというものを捉え、情報の出し手と受け手がWin-Winとなるような手法を提案する。マーケティング担当者に限らず、今の時代の顧客との関係を考えるために有意義な示唆を得られる良書。

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Posted by ブクログ 2015年06月02日

マーケティングや広告に関わっている人はなんとなく気づいていたり、感じていただろうことを、丁寧にまとめてくれている一冊。
なので特に新しいことはないけれど、頭の中や考え方を整理するきっかけになる。実践にどんどん繋げていきたいと思った。

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Posted by ブクログ 2015年06月02日

情報量が「ゼタバイト」=世界中にある砂粒の数の単位にまで増大した現代において、まず「情報は伝わらない」ところからスタートした「伝えかた」に関する本。
別に広告関係の人間ではないのだけど、さとなおさんの本に興味があったのと、世の中に広く伝えるということにはもっと力を入れていきたいと思っていたので読んで...続きを読むみた。

ファンベースで考え、ファンからファンへオーガニックリーチする。砂一時代とそれ以前でアプローチ方法を分ける。
考えてみれば当たり前なんだけど、その理由、背景が丁寧に書かれているので深くうなずけることばかりだった。
あと、共感を引き出す方法も。

「情報が多すぎて伝わらない。耳目に入ってもスルーされるし、伝わったとしてもすぐ忘れられる」ことを前提に、誰に何を伝えたいのか、その結果どうなってほしいのかを改めて整理する必要があると感じた。

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Posted by ブクログ 2023年10月02日

情報砂の一粒時代のコミュニケーションプランニングの仕方は2つ→ファンベースとマスベース。
個人的にはネットに触れない国民がおよそ半数いるから、旧来のマスメディアをつかったマスベースアプローチも依然として重要なことは目から鱗だった(ウェブマーケティングばかりもてはやされているので)

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Posted by ブクログ 2019年03月26日

現代の情報量の多さにより、本当に大切な情報が埋れてしまう。発信したい情報は砂漠の中での一粒の砂であり、情報を拾うほうも大変だという話。

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Posted by ブクログ 2018年04月14日

砂一時代のファンベースの伝え方には同意。一方で、この本は砂一時代においてどのようにリーチさせようと思ったのだろう。内容が薄いのはターゲットとする読者層を意識した戦略的なものだろうか。

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Posted by ブクログ 2017年07月16日

情報が世界中の砂の量くらいになった砂一時代、人口の半分はネットを日常的に使わないのでマスベースのリーチが効く。ネットを駆使する相手にはファンベース、つまり友人知人を介した自然な声を伝えること、そのためにファンを支援しファンとともに育つこと。

今はまだ、砂一以前の人も多いし、砂一であってもマスを経験...続きを読むしてきている。砂一ネイティブな世代ばかりになって、意志ではなく年齢や境遇などの要因で砂一アクセスとの距離の差が開くようになると?

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Posted by ブクログ 2015年09月08日

本書は、著者が自ら言う通り、くどい。
あまりにくどい。長々くどくど。あまりにくどくて3回くらい吐きました。
半分のベージでまとめられるだろうし、その方が効果的に読者に伝わる。
「砂一時代」ではうざい伝え方は逆効果と述べているのに、本書自体がそうなってしまっている。

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Posted by ブクログ 2015年08月16日

ファンマーケティングに行ってしまったか。共感はいいクリエイティブで、と言えば良かったかな?ファンマーケティングの時間軸の認識もさらりと。ファンマーケティングしている組織部隊がインサイトを商品開発やマーケティングに取り込まれるだけのリスペクトがあるのか?などなどビジネスと企業の現場との乖離を感じる。

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Posted by ブクログ 2015年07月26日

生活者を2つに切り分けてプランニングする
マイルドヤンキー TVは効く

情報砂の一粒時代

情報が多すぎると人は友人、知人に頼る
情報への共感ではなく、友人知人への共感

興味関心がない人をも振り向かすマスベースとファンに伝えるファンベース

ターゲットからパートナーへ

人は同じ所を探すために読...続きを読むむ、聞く、会う。なぜなら、人と違うことは寂しいから

「共感」は個人の話から起こる

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Posted by ブクログ 2015年06月15日

見城徹が北風なら、さとなお氏は太陽かな。おめでたいほどに。
まあ今の時代、広告業界は大変なんだろうけど・・・
砂一時代とかファンベースとかオーガニックリーチとかの言葉は新鮮だけど、消費者目線で読むと特別なことが書いてある感じはしない。

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Posted by ブクログ 2015年06月06日

ファンベースの考え方は、昨今弊社でもよく言われているが、実際に実行できている人はほとんどいないのが実状だ。大切な考え方であるが、一般の企業の社員がこのレベルのプランニングを考えたときにコミットすることはかなりハードルがあると思うが、ブレイクスルーしていかないといけないのだろう。

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