【感想・ネタバレ】ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるためにのレビュー

あらすじ

人口急減やウルトラ高齢化、超成熟市場、情報過多などで、新規顧客獲得がどんどん困難になっているこの時代。生活者の消費行動を促すためには「ファンベース」が絶対に必要だ。それは、ファンを大切にし、ファンをベースにして中長期的に売上や価値を上げていく考え方であり、その重要性と効果的な運用の方法を、豊富なデータや事例を挙げて具体的に紹介する。『明日のプランニング』に続く、さとなおの最新マーケティングの必読書。

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Posted by ブクログ

❝コアファンとは身内のことである❞

新規顧客獲得に労力を注ぎ込むよりも、既存のコアなファンの共感・愛着・信頼を構築することが、これからの時代は求められる。

マーケティングの前提となる考え方が一新されるような1冊です。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【なぜ読むか】
友人におすすめを受けたため。そして、書店で読みだしたら面白くてつい買ってしまったため。

【感想】
非常におもしろかった。マーケティングの本を読んだことはあまりなかったが、この本は新書なだけあり、かみ砕いてあったのでわかりやすかった。事例や説明されている内容が読者に伝わりやすい内容だと思う。そこそこのページ数はあるものの、サクサク読み進めることができた。

作者の勧めの記事のリンクなどを丁寧に追っていくと「おもしろ事例」にたくさん出会えて、なるほど!!とより理解が深まるので、めんどくさがらずに追っていくと面白い。

共感、愛着、信頼を強くして、ファンにもっとファンになってもらうように喜ばせる仕事は非常にやりがいがありそうだし、自分の哲学というかそういう点にも合致しているので将来的にはそういう仕事をしてみたいと思った。

端的に大事なことは「企業(と従業員)は自信のある商品を胸を張って送り出し、それを売り出すにあたっての苦労話や物語など情緒的な価値を付与、そのうえでよりよくしていくように市場の声を丁寧に救い、誠実に改善していく」という姿勢に尽きる。

これは人づきあいでも同じかと思う。自分というブランドを確立していくために「期待を裏切らない誠実な姿勢で人に接すること(信頼)、人に愛されるようなナイスな点を持つこと(共感)、無機質ではなく、人間同士の付き合いで親しみを持てもらうこと(愛情)。そう思うと、相対するものが人なんだからそりゃそうか、と思った。

【その他】
「じゃがり校」の話は面白かった。ただ、2021年に閉校してしまったみたい。SNSの登場で消費者の声を拾うことができるようになった、というのがその理由だったが、著者の意見はいかがだろうか。この本で説明されている趣旨からすると、コアファンの声を拾いづらい、ので長期的にはデメリットを及ぼすのではないか、という結論になるのかな。

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2025年10月05日

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ネタバレ

ファンとは「企業やブランド、商品が大切にしている『価値』を支持している人」
買ってくれた人のうち20%しかファンにならないが、ファンは売り上げの80%を占める。
情報過多で人口が減少していく現代では、新規顧客の拡大のみならず、ファンの増加と生涯単価の上昇が必須となっている。
スターバックスなど実際の企業と施策を複数例示してあるので、かなりファンベースの企業活動イメージしやすく書いてある。
日本は働いている会社を最も好きでは無い国なので、まずは従業員に好きになって貰う。ステークホルダーを企業活動を通して幸せにする意識改革が必要なのだと考えさせられた。

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2025年04月08日

Posted by ブクログ

会社の課題図書でした。
ファンベースの考え方に共感したことに加えて、著者の、知性がありながらキャッチーな文体に惹かれました。

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2025年02月23日

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非常に勉強になった。
仕事に慣れてきて自分で色々できるようになったら、もう一度読み返して活かしていきたいと思うような内容だった。

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2024年11月10日

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ファンとは一体何なのか、ファン作りとは何をすればいいのか、、
ブランド運営において重要なファン作りについて事例も交えながらわかりやすく書かれている。
企業規模か大きい事例が多いが、個人単位でも十分活かせるものも多い。

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2024年04月19日

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ファンマーケティングを学んでいるところで、本質が読みやすくわかりやすく解説されている本だと感じました。

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2023年07月23日

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具体的な事例が理解を促進しました。
ファンには売るな、ファンを通して売れ!という言葉にその通りだなと感じましたし、コアファンは身内という表現もとてもしっくりきました。
短期的な利益追求に陥らないためにも覚えておきたいと思います。

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2023年01月26日

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一過性のキャンペーンにとどまらず、コアなファンを生み出しじっくり関係性を育てる。これからの時代に必要な考え方がわかりやすくまとまっています。

フランクかつ丁寧な文体&構成もさすが。Twitterをサクサク読んでいるような感覚というか。巻末のリンク記事もこれからじっくり読みたいと思います。

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2022年09月19日

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読んでいて共感できることだらけでサクサク読めました。
ファンベースは情報過多の今の時代にあっていますね。YouTubeで出てくる広告を嫌いになるってわかりすぎました。認知のために莫大な広告費を払っているだけではだめですね。

安心と安全を備えたコミュニティを作ってみたいなあと感じた作品でした。

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2022年04月10日

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共感の嵐であった。初めから最後まで事例を踏まえた納得感のある内容で、コミュニティに対する向き合い方を再確認できた。

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2022年03月11日

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学校の課題図書のひとつになっていたので読みました。
企業のマーケティング戦略について書かれた本を読むといつも『あの企業、この前読んだ本の中に出てきてたなぁ』と思い出すのですが、最近は、マツダの車を見るとこの本のことを思い出すようになりました。

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2022年03月01日

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めちゃめちゃ面白いし営業現場で役に立つ実践的な本。事実に基づく指針を提示してくれることで説得力が増す。

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2022年02月28日

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マーケティングに対する考え方が大きく変わった。
ファンの「口コミ」がなぜ重要なのかが、よく理解できた。

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2022年02月12日

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ファンベース、これから主流になっていく素晴らしい考え方だと思う。
ファンはたった20%、さらにコアファンは4%。
それでも、ほとんどの売り上げはその中から生まれている。
だったら新規開拓よりもファン向けの施策に力を入れたほうがいいに決まってる。
まさにお互いが幸せになる関係作り!

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2022年02月01日

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共感ポイントが多く、こんな施策できたら楽しいだろうなーと思わせてくれたさとなおさんのファンベース。

ファンとは商品そのものではなく、商品が「大切にしている価値」を支持している人であり、「価値」にファンがついている。
その「価値」自体を考えて、育くんで、ファンに喜んでもらう、という循環がとても健やかだった。

共感→愛着→信頼を築くための具体的なフローや、「全体構築(短期施策・単発施策と中長期ファンベース施策の組み合わせ)」の考え方もとても参考になりました。

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2022年01月30日

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きっかけ:
同僚のおすすめ。愛着など心理・情緒面について参考になりそうだったため。

感想:
考え方が都市づくりの領域にも活かせそうで納得。
コミュニティ運営のスタンスについても。
共感・愛着・信頼
熱狂・無二・応援

ファンとなってもらう側(商品、サービス、主体)ありきの話なのか、ファンが自律的に動いていく形はありうるのかという点がふくらんだ関心。

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2021年12月23日

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ファンとの付き合い方、向き合い方を多くの事例を取り上げていて、愛される企業になるための考え方を示した本。専門用語も詳しく優しく説明されていて、非常に読みやすい。

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2021年12月21日

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広く浅くより狭く深くの方が企業やブランドにとって息の長いものになっていくらしい。

たしかに顧客第一と謳いつつ、売上・利益第一な企業がほとんどだろう。

経営者目線でなく担当者目線で書かれている・担当者レベルからでも始められる内容で読みやすかった。

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2025年10月12日

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僕は今、新任デジタルマーケマネージャーとして、プロジェクトの担当になり、自分より知識も経験も豊富な部下に囲まれて仕事をしている。
役割が違うので同じくことが同じレベルで分かっている必要は無いのだがどうしても彼らの目線、知識レベルに追いつこうとしてしまう、自分の中にある少ない引き出しの中から弱いアイテムを捻り出してアドバリューしようとしてしまう。それを諦めてはいけないのかもしれないが、今から追いつこうと思っても時間がかかりすぎる、自分の知識経験は畑違いで育ってきたのですぐには変換して使えない、ということを認めて、違う軸でアドバリューしよう。
ファンベースの思考はすごく良く理解できたし、パレートの法則は機能することが自分の業界でもわかっているので、自分が正しいと思うことを口に出してメンバーと議論すること(知識比べでも正解探しでもなくて)そして1から考えることにこだわるのではなく、世の中の大小先進事例から学んでから考え始めることを習慣化したい。ありがとう。良い気づきでした。

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2025年02月17日

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共感・愛着・信頼を築くことはベースの価値に、熱狂まで到達させることができれば、存在意義が強い人・組織。
中長期での視点が大事。

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2024年03月30日

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顧客、単価などビジネスによって属性は異なるものの、本著のように「既存顧客(その中でもファン、コアファン)をより大切にする」という考え方は全てにおいて当てはまるなと感じた。

新規顧客はもちろん大事だが、人口減少や税率上昇などの背景から既存顧客のリテンションやアップセル、クロスセルの重要性はこれまで以上に高まってきていると思う。

企業担当者も別に突飛なアイデアや斬新な企画が求められているわけではない。顧客(ファン、コアファン)の話を聞いてニーズを理解し、それを会社やサービスの存在意義や提供価値に昇華させ続けることが大事である。大切なのは、関係者の理解を得られるかどうかと、担当者がいかに忍耐強くそれらと向き合い続けられるかどうか。

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2023年11月19日

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20%のコアユーザーをファン化させる、実践的な施策をベースに構成された一冊。
新書となめていたが気づきが多く、個人的にはCRM施策のモデル化に一躍買ってくれたと思っている。

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2023年04月16日

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ファンベースを作りましょう、ファンベースがあってこそ短期的な目を引くようなCMやイベントも効くという本なのだが、ポイントはファンベースをつくるために各企業がこれまでやってきたそれぞれの個別施策にあるのではなく、ファンというか、ファンになる入口に立った顧客に真摯に向き合いましょうというところにあると思う。
商品やサービスの利用者の内、コアファンが4%、ファンが20%というのが一般的な傾向らしいのだが、その層にちゃんと向き合って応えること。働きかけることが商品ではなくブランドにとって大切だということだ。
ただ消費者からすると、ファンベースをつくるための施策だなと思われたら終わりで鼻知らんでしまうわけで、単にファンイベントを打てばいいというものではない。なので、真実は個別施策にあるわけではなく、それぞれ個別事情に合わせて考えないといけないわけで、すなわちマーケター自身がファンでならないと無理ということだろう。
著者が引用している『星の王子様』でキツネと王子がどのようにキズナを結ぶのかという文章があるのだが、まさにファンをつくるとはそれでガマン強く、真摯に向き合うしかないわけで、その道のりは単純ではない。ただ心の底から取り組むしかないのだ。

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2023年01月01日

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ファンベースのさとなおさんこと佐藤尚之さん。
ファンベースに必要な3つの分類。
3分類をさらに加速させていくための、考え方・手法が書かれている。

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2022年09月11日

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市場成熟、情報過多の時代には、全体の20%であるファンに向けたアプローチが重要。共感・愛着・信頼を高める中長期的施策をうっていくこと。

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2022年07月16日

Posted by ブクログ

短期的な目標を追う日々だとなかなか実現が難しいとは思うものの、自分に意思決定権があればぜひ実行したいと思った。顧客は自社の何に価値を感じているのか、その価値をより強化するような施策を打てているのか、しっかり考えたい。

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2022年04月22日

Posted by ブクログ

パレートの法則を基軸にした考えで、自分を含めてこれが解って無いと経営だけじゃなく何も出来ないよね。

派生的に考えたら、Twitterでも「私のフォロワー」って言うそれ自体は間違って無いけど、口語にすると「フォロワーの数=自分のファン」みたいな脳内の人居るけど、ああいう考えの人達にも是非この考えを一度は目にして欲しいと思った。

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2023年03月23日

Posted by ブクログ

これからのマーケティングとして、如何にコアファンを増やして行くかがカギ。コアファンによる共感、愛着、信頼が大事。ソニーのカメラαシリーズは、本体購入後のファン獲得により、購入後の追加購入費用が3.8倍に。TLVが大事。今の役員レベルの人は、マスマーケティングに固執している場合が多い。あとがきのTED ロバート・ウォールディンガーきようじゆの紹介「人生を幸せにするのも、人を健康にするのも、人間同士のつながりである」がとても響いた。ファンベースマーケティングの基本と思った。

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2022年07月02日

Posted by ブクログ

具体的な事例を挙げながら
ファンベースの基本的な考え方と
その活用方法、そして万能ではないということ
(特に、地方ではいまだにテレビの影響力が侮れないということ)
コロナ禍でまた世間は大きく変わったことおもいますが、それでもこの考え方を知れたのはよかった。
そして巻末およびちくま新書HPのリンク集はどれも読み物として面白かったので、多少アクセスの手間はありますが、でもご覧になることをお勧めします!

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2022年04月01日

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