乗代雄介のレビュー一覧

  • GOAT meets01

    Posted by ブクログ

    やっと読み終わりましたー!
    手に取ってから読むまでかなり時間がかかってしまいました。

    GOATという雑誌はわたしが読書楽しい!ってなり始めの頃に創刊して、まだ色んな作家さんに出会えてない、出会いの場を作って貰えた雑誌でもありましたし、読書の楽しみも改めて教えてもらえました。

    そんな姉妹雑誌が出ると聞き、即買いました。
    meetsと名前にもある通り、作家さんたちが出会って色んな事が生まれたり、
    とても興味深かったです。
    韓国文学や、歴史、そして色んな世界に行ったかのような物語たち。異世界… 満足感たっぷりでした。

    わたしは、旅とはつまり未知なるアリを見ることであるがとても、面白かったです。

    0
    2026年05月07日
  • それは誠

    Posted by ブクログ

    高校2年生の修学旅行。班決めの日に仮病を使って休んだ佐田には、修学旅行の自由行動の時間に訪れたい場所があった。どう決まったのかはわからないが、班員はなぜか好きな者同士、とは程遠いメンバー7人。佐田以外の6人は佐田が日野を訪れたい、と言い出したことに呆れたり、困惑したり。
    雑多なメンバー7人の織りなす会話が面白い。それぞれのキャラクターが立っているからだろうか、飽きずに読める。ト書きは佐田が後日談としてパソコンで入力して振り返っている構成。これも面白い。

    でもなによりも、読んでいて、あ〜、こういうのもう一度味わいたいなぁと思う高校生のリアルと甘酸っぱさがノスタルジックである。きっとこの冒険は、

    0
    2026年05月05日
  • それは誠

    Posted by ブクログ

    主人公をはじめ素直に自分を表現できない登場人物たちが、修学旅行の一日の中でささやかな冒険、かつ奇跡のような経験をする。それを愛おしみながら綴る主人公の姿に胸を打たれる。

    0
    2026年04月29日
  • 旅する練習

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の春休み。中学入学を控えるサッカー少女の亜美とその叔父で小説家の私は、利根川沿いを歩き、千葉の我孫子から鹿島アントラーズの本拠地へ向かう。私は風景を言葉へ変換し、亜美はボールを蹴り続ける。歩く、書く、蹴る。オムライスを食べて、歩く、書く、蹴る———

    日本でのコロナウイルス感染拡大による政策の影響で、外に出る人はほとんどいない。そんな中外の世界を旅する二人の様子は、比較的現実味のある夢を見ている気分になる。旅の中で遭遇するのは、常々動きを見せる自然や動物と、歴史を感じさせる人工物。語り手がペンを走らせて文字に変換された世界と、亜美と語り手が織りなす微笑ましい会話には大きな差異が見られる

    0
    2026年03月31日
  • GOAT meets01

    Posted by ブクログ

    吉田棒一「インフルエンズ」
    吉田棒一、何となく知っていたけどえぐいっすね。こんなヘンテコな小節が許されるかよ!と怒鳴りながらめちゃくちゃ推してしまう、舞城王太郎、佐川恭一に続く奇人現るーーーーー

    小田雅久仁「魑魅虫」
    独特な語りと雰囲気はものすごく好きなのだけど、悪が集まり結局何が起こったのか、ニュアンスしか分からず……

    冒頭、女性作家陣の全てのエッセイ、小説、ラフ画、対談、全て素晴らしかった。韓国に興味なくてもあっても、国を超えるとはどういうことは、戦争をするとはどういうことか、読み応えしかない。

    全体的に、詩や短歌が挟まっていたり(どれも良い)、目を見張るような絵がページいっぱいに広

    0
    2026年01月30日
  • 旅する練習

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    練習をしながらも旅をしていく形となります。

    最後まで読むまでは色々な気づきを得ながら成長していく形かな〜と思い読んでいましたが、最後にまさかそうなるとはと正直思いました。
    そのまま終わって、全員よい形で終わっても良い、むしろそうあってほしかったですがこのような形となったことでより印象には残る本となりました。

    0
    2026年01月18日
  • GOAT meets01

    Posted by ブクログ

    金原ひとみさん、ゲイと韓国のことの小説良かった。
    朝吹真理子さん、戦争と夫に虐げられる妻のこと沁みた。
    乙一さん、異世界ものが読めるとは。
    小泉綾子さん、サバイバル学校出身の同僚良かった。
    吉田棒一さん、面白過ぎて吹きました。
    小佐野彈さん、彬子女王を思い浮かべて読んじゃいました。
    これらの小説が特に面白かった。
    この本はGOATシリーズだけど2200円する。

    けれどその価値アリアリの読み応えたっぷりで
    しかも面白い本だった。

    0
    2025年12月25日
  • 旅する練習

    Posted by ブクログ

    淡々と話が進んでいく感じが好きです。
    ですが、最後はえっ!となり、号泣でした。
    それもそれまでの何気ない出来事があってこそでした。
    乗代さん、好きな作家さんになりました。

    0
    2025年11月03日
  • 旅する練習

    Posted by ブクログ

    乗代さんの作品の中でも瑞々しい文体が光る作品です。主人公が見つめるサッカー好きの少女の描写に始終、愛情を感じます。

    0
    2025年09月24日
  • 皆のあらばしり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    自分が知らないというだけで興味を持たず、自分のことだけ考えて死んでいくから苦しい、すぐ読んでもらわねば意味がないという軟弱な自意識等、知識や学問への敬意からか、結構過激な言葉が出てくる。一つ一つ刺さる。高校生くらいの時に、こんな大人に出会ったら、心酔するのではないか。

    0
    2025年08月24日
  • 旅する練習

    Posted by ブクログ

    ジーコが鹿嶋(鹿島)にもたらした影響は果てしない。
    合宿所から持ってきてしまった一冊の本を返しにひたすら、歩いて、周りの歴史的なもの見たりとテレビ東京とかでありそうな。小説でありながら旅の本みたいな

    0
    2025年08月10日
  • 旅する練習

    Posted by ブクログ

    海岸で亜美の名前の由来を思いながら少女の成長を喜ぶ叔父の温かな眼差しは旅の終わりの寂しさも相まって感動する。旅後の結末は作為を感じなくもないがそれがこの作品の魅力を損ねているとも思わない。

    0
    2025年08月05日
  • 二十四五

    Posted by ブクログ

    『旅する練習』を読んだ後、映画『海がきこえる』を観た後だったからか、語り手が男性だと感じたので、女性だと知った時驚いた。
    ものすごく感動するということではなく、ずっと平坦なんだけれどじんわりする感じがした。

    0
    2025年08月05日
  • 二十四五

    Posted by ブクログ

    すっごく良かった。主人公が『違国日記11』読んでるっていうのが、BGMみたいに効いてくる。私はもう24も25も過ぎちゃったけれど、今読めて良かったし、また読みたくなる日が来るはず。妹の結婚式とか仙台行った時とか。それまでとりあえず生きていこうか、と思えたかも。

    0
    2025年04月29日
  • 二十四五

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本の前の「十七八…」読んだあとなので
    不在の叔母さまへの気持ちが分かってしまいいっしょに切なくなる。
    文藝春秋の三月号の芥川賞選考委員の先生方にもっともっと話題にのぼらせてあげたかった。気に入った本でしたので。
    あの時から七八年大人になった景子さんと家族の皆さん、相変わらず会話が絶妙で、特に洋一郎くんがちゃんと所帯を持つ青年に成長してくれたのは、私のようなよそのおばさんもとても嬉しいことですよ。
    シリーズ化してご両親にもまたお目にかかりたい気がします。

    0
    2025年03月12日
  • 二十四五

    Posted by ブクログ

    いや、えぐい
    これが芥川賞受賞してたらどれだけ本好きとして自信が持てたことか。
    文学的センスが好みでした。
    本筋には絡まない所作や視点の描写がすごく程よく、共感し、かといって本筋を損なわない、今までで一番好きな描写加減だったかもしれない。
    地元仙台ということもあるからなのか。すごく親しみを持てた。
    今までは出てくる地名とかはおざなりにしてたけど、よく調べて読んだらこの本みたいに数倍楽しめる要素たり得るのだろうか。

    0
    2025年02月21日
  • 二十四五

    Posted by ブクログ

    いつまでも疼く痛みを、言葉のせせらぎが少しずつ押し流す。
    晴れ渡るほどではないけれど、差し込む光に目を細める。
    過去も内側も肯定し、収まるところへ揺すってくれる、出会えてよかった一冊です。

    0
    2025年02月13日
  • 二十四五

    Posted by ブクログ

    亡くなった叔母を想いながら弟の結婚式のため仙台へ行く姉。そこで出会った人々。なんて言うか、しみじみ良かった。

    0
    2025年02月11日
  • 旅する練習

    Posted by ブクログ

    美しい情景描写と、元気な亜美の描写が想像容易い細かい言葉で表現されてて自分も旅をしているように思った。
    緩やかな旅の収穫を抱えてそれぞれ夢へ向かっていく
    そんなラストかと思えば、悲しい最後。
    一読したもののもう一周読みたくなった。作者は全体を知っていて1から書いたから。僕も同じ気持ちでもう一度読もうと思う。

    0
    2025年02月09日
  • 本物の読書家

    Posted by ブクログ

    ⚫︎受け取ったメッセージ、感想
    「旅する練習」が比較的評価が高い印象の作者だが、私はなんとなく好きになれないままだったが、こちらの「本物の読書家」を読んで、著者の考えがわかったような気がして、「旅する練習」の結末があのような形なのも、なんとなく理解でき、読んで良かったと思った。

    著者は、書くこととは?読むこととは?を丁寧に探っていることが伺えた。書かれた作品がうまれた背景(事実)、著者を通して書かれる本物(真実)とのバランスについて思いを馳せることができた。

    「本物の読書家」「未熟な同感者」ともに、書かれた作品を通して、事実と真実の乖離の間にこそ、作品は生まれるのだということを改めて思った

    0
    2025年02月03日