中原一也のレビュー一覧
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一見ヤクザの強面×気弱なフリーター
いつもびくびくと弱気なフリーターの主人公は、ごみにまみれて行き倒れているヤクザまがいの男を拾うはめになってしまう。男はそのまま居ついてしまうが、ちょっとした勘違いで身体の関係になってしまう…。そんなとき実家から兄がやってきて、その男の正体をつげる。男は「兄と二人きりになるな」と言いだし、信用するなと言う…。
これでもかという男の「汚い」「だらしない」描写が続く上に、主人公はびくびくおどおど…。
普通ならすごく読むのが嫌になりそうなところなのですが、これが意外にするすると読み進められます。
…オヤジ効果?
個人的にはあまり攻めにそこまでオヤジ臭は感じないの -
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四十すぎのやもめ(編集者)×絵本作家
作家である父親の担当編集者であったその人を、主人公はずっとずっと思い続けている。似た男と寝ては、その違いを思い知らされる。しかし、その息子が主人公を口説き始めてしまう。あせった父親がけん制してくるが、挑発のはてに「俺が抱いてやる」という展開になってしまう。
相手は、あくまで息子に手をださせないための手段。しかし、主人公は…。
年齢差がかなりある上に、元父親の編集者という人と友人関係になんてなれるのかなぁなんて違和感。
さらに、ストーカーという展開に強引だなぁおいおい、という違和感。
それ以外は楽しく読めました。
40代のおっさん登場と聞いていたので、 -
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ネタバレこれはもう、テンプレ的な始まりです。ノンケXノンケで、仕事帰り、ちょっとした気まぐれに入ったラブホで突然雰囲気に流されいたしてしまう→『不思議と嫌悪感はなかった』→普段は見せない意外な顔を知り、うっかりマジになってしまう・・・的な、ねえよ!な展開が不愉快でなければ、普通に楽しめます。しかも、攻の課長ときたら、常に発情中で、就業中の会議室でやるわ、資料室でうあるわ、家の玄関でやるわ、台所でやるわ、路上でやるわの無茶っぷり。なんのAVですか?これは。しかも受は、普通の成年男子が、しかも一介のサラリーマンが、そうそう貞操の危機にさらされてたまるか!ってツッコミをいれたくなるほど、チープな事件にすぐ巻
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ネタバレ地味な乙女おっさん受ですよっ。でもまだ41才なのに、ちょっと枯れ過ぎでは??いくら周りがおじいちゃんだらけだからってそこまで。表紙と口絵のカラーイラストはめちゃくちゃ色っぽいのに、作中のイラストは正直老けすぎです!(小じわとか・・)でも、前半はほのぼのしてて、おっさんも地味だけど乙女でなかなかかわいい。年下でエリートの攻はとにかく天然のおじさんがかわいくて仕方ないらしく、『愛らしい』と連発します。『愛らしい』ってどおよ?しかも『まるで、ウサギみたいで愛らしい』とか・・・これにはちょっと吹き出したwwでも、おじさんのかわいさに免じて許す。後半、攻の元彼が登場するんだけど、この人と攻との関係性がち
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ふらりとやってきた不機嫌さを露にした男、小田切が謎だった双葉の過去に関係があるようです。
おセンチな内容でした。
いつも笑顔で明るい双葉の過去が分かったり、思いもしなかった事があったり、そして別れもあったりと盛り沢山。
双葉の存在は大きかったな、と。
まだまだ続いて欲しいけれど、終わりのないお話はないので少しずつ終焉に向っていくのでしょうか?
長く居る町ではないこの場所から社会に向けて出て行ければそれは幸せな事だろうし。
かつての天才外科医斑目さんもどのようになっていくのだろうか。
弟の克幸の存在も気になりますし~
長く読みたい作品です☆ -
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攻め:若頭・芦澤祐介
受け・テーラー・榎田弘哉
従業員が店の権利書を持ち出し2千万の借金をして失踪。その返済をチャラにする代わりに自分の気にいるスーツを作れ、その間愛人になれとヤクザの若頭・芦澤に言われた榎田は…。
実は、このシリーズは後半の作品から読み出していて、この1作は未読でした。
出会いの詳細や、榎田が腹をくくって芦澤の愛人になることを納得しているのを知りました。
身体が素直に開けた訳は元々、芦澤を嫌いとは思っていなくて、むしろ、スーツが似合う極上の男だと認めていたからなんですね。
エチは、思ったよりエロくなかった。
結構早くから綿棒挿れられちゃうのね(笑)
小山田先生 -
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アンニュイで妖艶な子持ちの中年男×年下わんこ(なのかどうか)。
探偵の川崎はバツイチで37歳。良太というかわいい幼稚園児のシングルパパ。しかし、職業柄なのか生まれつきなのか私生活と性生活がだらしない流され系。
その川崎に大型わんこのように尻尾を振って懐く27歳のイケメン田村。彼は泥酔していたところを川崎に介抱してもらい、彼の色香のせいと酔った勢いで抱いてしまったという、とんでもないことをやらかしてしまったんですが、実は真面目な好青年。
田村の気持ちに揺れながらも子持ち男の川崎は、好青年の輝かしい将来を潰してはいけないと想いをセーブしようと決めるのですが。
川崎のゆるい思考と下半身が、なぜ -
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一見、強面で凶暴そうなのに実は温和な41歳先輩刑事と、一見、クールビューティーなのに実は凶暴な28歳後輩刑事。年の差CP。
この取り合わせがなかなか興味をそそられます。
面倒見のいいオヤジが、キレるとすぐ凶暴になる若い相棒を、その頑丈なガタイで真正面から受けとめるのにぐっときます。
包容力というか、器のデカさというか、麻生には年長者の理想形がいい感じで描かれています。
対する百済は、麻生に学生時代から思慕を抱きつつもそれを素直に表現できない、意外にナイーブな男。麻生に邪険な態度を取りながらも、結局家に上がらせてパンツを畳まれて世話を焼かれている始末。
互いに憎からず想っているのは、読者にま