【感想・ネタバレ】愛だというには切なくてのレビュー

あらすじ

俺がずっと側にいてやるよ

坂下の診療所にある男がやってくる。その男は、坂下と斑目のよき友・双葉に二度と思い出したくない過去を呼び込むのだが…。
『愛してないと云ってくれ』シリーズ第四弾!

日雇い労働者の集まる街で診療所を営む坂下は、ボランティアまがいの診療のため常に貧乏で貯金通帳と睨めっこの生活。そんな坂下の恋人・斑目は、伝説の外科医にして街の男たちの中心的存在だ。あいも変わらず坂下へのセクハラに余念のない斑目とその悪友・双葉を叱っていたある日、診療所に若い男がやってくる。不機嫌そうな態度を隠しもせず、周りはすべて敵といわんばかりのその男・小田切は、坂下や斑目も知らない双葉の過去に関係があるようで…。

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Posted by ブクログ

いつも明るくひょうきんな双葉の暗く重い過去が明らかに。
辛かった。
双葉がマグロ漁船から逃げ出しその後匿ってくれた女性が身ごもっていた事を知らず楽しく呑気に過ごしていた事を憎む小田切。
その気持ちも分からくは無いけどやり方を間違え周りを巻き込んでしまったのはいけないと思いました。
それが双葉を必要に追う人達を呼び寄せてしまってどうなるのか手に汗を握る場面の連続で。
小田切が坂下に言われた言葉に間違いに目覚め良かったと安心したけれどまさか、であまりに切なくて涙が。
ようやく平穏な日々に戻りそして双葉が街を離れ子供といつかはと決意した事は悲しいけれど明るい未来の為にと送り出す坂下、斑目、街の皆が素敵でした。

そしてラストで坂下が斑目を
「この街からの卒業」させなければと決心するけれどそれは一体どうなる事を意味するのか。

では5作目
「愛に終わりはないけれど」へ。

0
2024年09月26日

Posted by ブクログ

「愛してないと云ってくれ」
       ⇓
「愛しているにもほどがある」
       ⇓
「愛されすぎだというけれど」
       ⇓
「愛だというには切なくて」←

1
2012年04月24日

Posted by ブクログ

ふらりとやってきた不機嫌さを露にした男、小田切が謎だった双葉の過去に関係があるようです。
おセンチな内容でした。
いつも笑顔で明るい双葉の過去が分かったり、思いもしなかった事があったり、そして別れもあったりと盛り沢山。
双葉の存在は大きかったな、と。
まだまだ続いて欲しいけれど、終わりのないお話はないので少しずつ終焉に向っていくのでしょうか?
長く居る町ではないこの場所から社会に向けて出て行ければそれは幸せな事だろうし。
かつての天才外科医斑目さんもどのようになっていくのだろうか。
弟の克幸の存在も気になりますし~
長く読みたい作品です☆

0
2012年04月28日

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