大栗博司のレビュー一覧
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私たちは習慣によって、
重力があったり、
次元があったり、
空間があったりすると思うが、
現実に存在するのは……
(p.248)”
『重力とは何か』、『強い力と弱い力』といった優れた啓蒙書を世に送り出してきたカリフォルニア工科大学カブリ冠教授 大栗博司。本書のテーマは、まさに彼の専門分野である「超弦理論」だ。
超弦理論に関しては、「物体は極微のひもから出来ている」、「空間は三次元ではなく実は九次元」といった何ともワクワクさせられる煽り文句(?)が広く人口に膾炙していると思う。一方で、その内実、つまり「『なぜ』物体がひもから出来ていると考えるのか」、「九という数字は『どのように』導か -
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入門向け。色々読んでると物足りないかも。
科学者のエピソード多数
宇宙系の人たち。ハッブル、ペンローズ(数理物理
●物理学の真骨頂の一つ
自然界の「基本法則」を発見すること
この世界はどのように成り立っているのか、私たちの存在の根源に関わる問題に答えること
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●超弦理論がめざすもの
超弦理論は何を目指しているのか。言うまでもなく、それは「究極の統一理論」の構築です。宇宙という玉ねぎに、それ以上は皮をむくことのできない「芯」があることはわかっていますから、それを説明する最終的な基本法則も必ずある。その発見が、超弦理論が見据えるゴールです。
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宇宙はナゾ?だらけ
耳にしたことはある、超ひも理論。少しは概要が掴めるかなぁと期待しましたが、物理学オンチにはなんのことやらほとんど理解できませんでした。
ただ、某アニメで見ていたバラバラのものが、復活液をかけたら完全に再現されるシーンなどは、一般相対性理論と量子力学の原則からきているのかなぁと閃いたり、自分なりに楽しめました♪
アインシュタインがいて、ホーキンス博士がいて、それでもまだまだ謎だらけの宇宙に何故だか存在している自分。ありがたいなぁ〜という感謝の気持ちと、細かな事に拘らない大らかさを学べました。
理解したい箇所に合わせて、他書を読んで深めていくことをお勧めします。 -
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『強い力弱い力』、『重力とは何か』
でおなじみの大栗さんと
仏教研究者の佐々木さんの対談を
書籍化したもの
大栗さんの本を読んだことのある人なら仏教のこと
佐々木さんの本を読んだことがある人なら物理のこと
がわかるいい本だと思う
ただ理系の自分としては、まず最初にあげた二冊をお勧めしたい
企画としては面白いが、二人が話したことによる相乗効果的なものはあまりなかったように感じた
それぞれの本を一冊読んだ方がいいかなと
理系の人がわかりやすい、読みやすい形で仏教について知れる機会としてとてもよかった
それが相乗効果といえば相乗効果かな
釈迦の説いた仏教と、現在の日本の大乗仏教がいかに違うか
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本書は幻冬舎サイトでの連載をまとめたもので、四則演算から微積分あたりまでの数学を、筆者なりに解説したものである。軽快な語り口ではあるが、数学的には厳密である。
学生時代から数学に縁遠い人が読むと、数学の面白さに気付くかもしれない。あくまでも、中高生用の教科書とは異なる仕方で説明しているだけで、数学自体に新しさはない。
著者の説明は、最初は懇切丁寧に開始されるが、しだいに筆がのるのか勢いがついてきて、急に難しくなる気がする。なにしろ著者は天才の部類の人だからそこまで気づかないかもしれないが、各話とも後半はきちんと理解するのは結構難しいと思う。 -
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この本を読んで驚いたのは「数式を癒やす」という表現、この分野の科学が「哲学」「神学」などに近づく理由が垣間見れたこと。さらには、基本的なコンセプトは仕事にも活かせそうだというところ。
本書では数式はほとんど登場しないし、あってもかなり簡単なものに置き換えられている。実際には高度な論理を解いているはずで、その抽象化は半端ない。逆に言うと、この抽象化スキルが現代の数学と物理を推し進めているのだと理解する。故に「癒す」となどの我々が知っている算数や数学ではあり得ない表現を使うのだ。
さらに驚くのは、何らかの基準や思い込みを捨てることで、この学問が発展しているという事実である。たまたま、マクロでは見え -
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超弦理論をわかりやすく解説してくれてはいるのだが、それでもわからないものはわからない。超弦理論と言うのは計算結果があうので都合よく使われた方便だと考えていいのだろう。この理論が正しいかどうかは何らかの実験的な証拠が得られないと何とも言えない。A→Bが正しいからといってB→Aは正しいとは言えない、計算結果があうことは超弦理論の正しさを証明してはくれない。いまのところはだ。
電子が動くと電磁場へ変化を与える。これが電磁気力のしくみなのだが力の強さは距離の二乗に比例するとして電磁場は動いた電子自身へも影響を与えてしまう。こうすると距離はゼロなので自身に影響を与える電磁気力は無限大になってしまう。そ