大栗博司のレビュー一覧

  • 大栗先生の超弦理論入門

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    うーん、これはダメなタイプの本だと思う。
    大事なところとかを詩で誤魔化した怪しい教養本のように感じてしまう。ただ、友人はこの本を褒めていて、超弦理論の世界観を楽しめたようなので、彼とは少し違う感想を持った。
    「金融市場にもある電磁誘導」というキーワードが来た時点で、そりゃないだろと。何かまやかしか、アナロジーかわからないけど、そういうものが含まれているような感じがしてしまった。

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    2023年09月10日
  • 宇宙を解くパズル 「真理」は直観に反している

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    ネタバレ

    抽象的な数学を具体的なパズルに落とし込んでくれるところはすごいよい
    ただ、なぜこの問題を考えることが必要なのか、という背景説明になると極端に難しいところが何箇所かある。
    全体を理解するのは難しいが、「へーっ」と思うところはちょこちょこあるし、数ページごとに話が完結しているのでスキマ時間にちょっとずつ読むにはよい。

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    2023年08月14日
  • 宇宙を解くパズル 「真理」は直観に反している

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    いかにも単純そうな題名から、とんでもなく難解な内容。分からないなりに読め解けられれば絶対面白い。と感じさせるのはさすがブルーバックス。

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    2023年03月23日
  • 大栗先生の超弦理論入門

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    私たちは習慣によって、
    重力があったり、
    次元があったり、
    空間があったりすると思うが、
    現実に存在するのは……
    (p.248)”

     『重力とは何か』、『強い力と弱い力』といった優れた啓蒙書を世に送り出してきたカリフォルニア工科大学カブリ冠教授 大栗博司。本書のテーマは、まさに彼の専門分野である「超弦理論」だ。

     超弦理論に関しては、「物体は極微のひもから出来ている」、「空間は三次元ではなく実は九次元」といった何ともワクワクさせられる煽り文句(?)が広く人口に膾炙していると思う。一方で、その内実、つまり「『なぜ』物体がひもから出来ていると考えるのか」、「九という数字は『どのように』導か

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    2023年03月05日
  • 重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る

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    入門向け。色々読んでると物足りないかも。

    科学者のエピソード多数
    宇宙系の人たち。ハッブル、ペンローズ(数理物理

    ●物理学の真骨頂の一つ
    自然界の「基本法則」を発見すること
    この世界はどのように成り立っているのか、私たちの存在の根源に関わる問題に答えること
    196

    ●超弦理論がめざすもの
    超弦理論は何を目指しているのか。言うまでもなく、それは「究極の統一理論」の構築です。宇宙という玉ねぎに、それ以上は皮をむくことのできない「芯」があることはわかっていますから、それを説明する最終的な基本法則も必ずある。その発見が、超弦理論が見据えるゴールです。
    274

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    2022年10月31日
  • 重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る

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    なんかめっちゃ面白そうなんだけど難しすぎて。。笑

    ニュートン力学:ほんほん、物理学ってすげーよなぁ。
    相対性理論:時間の遅れ。。GPSマジか!アインシュタイン!
    量子力学:シュレディンガーの猫!観測するまでその位置は決まりませーん。。ん?
    超弦理論:南無〜

    自分の頭と読解力が足りないだけかもです。

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    2021年04月18日
  • マンガでわかる超ひも理論 宇宙のあらゆる謎を解き明かす究極の理論とは?

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    宇宙はナゾ?だらけ

     耳にしたことはある、超ひも理論。少しは概要が掴めるかなぁと期待しましたが、物理学オンチにはなんのことやらほとんど理解できませんでした。
     ただ、某アニメで見ていたバラバラのものが、復活液をかけたら完全に再現されるシーンなどは、一般相対性理論と量子力学の原則からきているのかなぁと閃いたり、自分なりに楽しめました♪
     アインシュタインがいて、ホーキンス博士がいて、それでもまだまだ謎だらけの宇宙に何故だか存在している自分。ありがたいなぁ〜という感謝の気持ちと、細かな事に拘らない大らかさを学べました。
     理解したい箇所に合わせて、他書を読んで深めていくことをお勧めします。

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    2021年04月18日
  • 重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る

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    量子力学や、相対性理論など過去から現在の最新理論までを著者なりにわかりやすく解説してます。が、厳密に説明しようとし過ぎて、やや内容が難しく感じる。

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    2019年06月12日
  • 数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学

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    興味本位で読んでみましたが想像していたより確りした内容で、受験勉強以来数学に触れていない身としては結構辛かったです。
    他の方が書いているとおり、目下勉強中の高校生とかであれば楽しく読み進められそう。

    分配則を使って負の数×負の数=正の数になることを導いたり、べき乗でフェルミ推定を簡単にしたりと、自分の中に何となくあった数学の薄い知識が刺激される楽しさはあります。
    後半は全くついていけませんでした!

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    2018年05月06日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    超弦理論の大栗博司氏と仏教学者の対談本。
    対極の分野だが共通点も多い。

    ・ミクロの理論からマクロの在り方がわかる(万物の理論)
    ・時間と空間は絶対的なものではない。
    ・正しい、正しくないの二元論ではなく90%正しそう、50%正しそうといういくつもわけて判断する
    ・確率評価は都度変動する
    ・世界を認識する方法はいくつもあり、適切な切り口の理論や考え方を使えばいい。その理論は間違っていたら改めることが重要。

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    2018年04月30日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    『強い力弱い力』、『重力とは何か』
    でおなじみの大栗さんと
    仏教研究者の佐々木さんの対談を
    書籍化したもの

    大栗さんの本を読んだことのある人なら仏教のこと
    佐々木さんの本を読んだことがある人なら物理のこと
    がわかるいい本だと思う

    ただ理系の自分としては、まず最初にあげた二冊をお勧めしたい
    企画としては面白いが、二人が話したことによる相乗効果的なものはあまりなかったように感じた
    それぞれの本を一冊読んだ方がいいかなと

    理系の人がわかりやすい、読みやすい形で仏教について知れる機会としてとてもよかった
    それが相乗効果といえば相乗効果かな
    釈迦の説いた仏教と、現在の日本の大乗仏教がいかに違うか

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    2017年05月14日
  • 大栗先生の超弦理論入門

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    かなり難しい現在の素粒子物理学の内容をわかりやすく解説していると思う。とはいえ後半は少し消化不良だった。少し時間をおいて再読したい。

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    2017年03月24日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    すごく頭のいい人は、読者のレベルにあわせて面白くなるように語ることができることの確認ができる。対談より特別講義部分の方が面白かった。

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    2017年02月28日
  • 真理の探究 仏教と宇宙物理学の対話

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    p156 "科学としては、「完全に正しい」はありえません。"これを聞けただけで満足。
    p196 "世界観の根底に〜因果律がある"のは我々がそのような視点で観察するから。

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    2017年01月06日
  • 数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学

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    ベイズの定理でつかんで、基本原理に立ち戻るという、スピーチのやり方をわかっている構成。理解している人の文章なので、違う角度、あるいは根本からの考え方でハッとする。数式はてんこ盛りだが解法テクニックではなく、理解の仕方を説いてくれるので、センスがあるというのはこういう事か、という、出来る人の頭の中を覗いた気分。

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    2015年11月06日
  • 数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学

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    人類が3000年をかけて築き上げた数学の世界を、身近な確率から純粋数学まで9つの話題で解説。

    ガウスの偉大さを改めて認識できる一冊。ガロア群のことは名前しか知らなかったけど、ようやくどんな理論なのかちょっとだけわかった。

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    2016年08月18日
  • 数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学

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     本書は幻冬舎サイトでの連載をまとめたもので、四則演算から微積分あたりまでの数学を、筆者なりに解説したものである。軽快な語り口ではあるが、数学的には厳密である。
     学生時代から数学に縁遠い人が読むと、数学の面白さに気付くかもしれない。あくまでも、中高生用の教科書とは異なる仕方で説明しているだけで、数学自体に新しさはない。
     著者の説明は、最初は懇切丁寧に開始されるが、しだいに筆がのるのか勢いがついてきて、急に難しくなる気がする。なにしろ著者は天才の部類の人だからそこまで気づかないかもしれないが、各話とも後半はきちんと理解するのは結構難しいと思う。

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    2015年07月18日
  • 大栗先生の超弦理論入門

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    超弦理論に詳しくなりたくて、個人的に大傑作だと思う「重力とは何か」を書いた大栗先生の本ということもあり、喜び勇んで読んだのだが、ちょっと難しかった。
    素人にも分かるように色々と工夫されているのだが、理解が追いつかなかった。いつかもう一度チャレンジしてみたい。

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    2014年10月04日
  • 大栗先生の超弦理論入門

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    この本を読んで驚いたのは「数式を癒やす」という表現、この分野の科学が「哲学」「神学」などに近づく理由が垣間見れたこと。さらには、基本的なコンセプトは仕事にも活かせそうだというところ。
    本書では数式はほとんど登場しないし、あってもかなり簡単なものに置き換えられている。実際には高度な論理を解いているはずで、その抽象化は半端ない。逆に言うと、この抽象化スキルが現代の数学と物理を推し進めているのだと理解する。故に「癒す」となどの我々が知っている算数や数学ではあり得ない表現を使うのだ。
    さらに驚くのは、何らかの基準や思い込みを捨てることで、この学問が発展しているという事実である。たまたま、マクロでは見え

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    2014年10月02日
  • 大栗先生の超弦理論入門

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    超弦理論をわかりやすく解説してくれてはいるのだが、それでもわからないものはわからない。超弦理論と言うのは計算結果があうので都合よく使われた方便だと考えていいのだろう。この理論が正しいかどうかは何らかの実験的な証拠が得られないと何とも言えない。A→Bが正しいからといってB→Aは正しいとは言えない、計算結果があうことは超弦理論の正しさを証明してはくれない。いまのところはだ。

    電子が動くと電磁場へ変化を与える。これが電磁気力のしくみなのだが力の強さは距離の二乗に比例するとして電磁場は動いた電子自身へも影響を与えてしまう。こうすると距離はゼロなので自身に影響を与える電磁気力は無限大になってしまう。そ

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    2014年05月19日