大栗博司のレビュー一覧
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仏教学者とゴリゴリの物理学者の対話。
ビッグバン理論などで宇宙の始まりは「無」だった(宇宙の誕生は偶然だった)、という考え方が浸透してきた。こうした理解と、「超越者の存在を認めず、現象世界を法則性によって説明する」(P.144)原始仏教は実は似たところがある、と。
とは言え、「仏陀は量子論を知っていた」というような説は二人とも強く否定する。個人的には、宇宙とは何だろうと考えているときに、最新の物理の知見がない人も偶然に似たような世界観を思い描くこと自体面白い気もするが、学者二人はそれを以って「仏教と現代物理学は矛盾しない」などといったことは言わない。
西洋が、科学の発展とともに「宇宙に意味 -
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この本は現代物理学理論において注目されている超弦理論について書かれた本です。
そもそも超弦理論とは直感的に言ってしまえば、物質を構成する最小単位である素粒子を点ではなく弦であると考えましょうという理論です。
現代物理学にはこの世の中に存在する力を1つの数式で表すという大きな目標があります。そのためには重力理論と量子力学を融合させる必要があります。しかし、それには数学的な困難が多々あります。
なぜ超弦理論が注目されているのかというと、素粒子を”弦”と考えることで”点”の時にはうまくいかなかった計算が上手くいくことがわかってきたからです。
そんな超弦理論についてその歴史に沿って書かれている -
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量子力学というのは私の想像力を遥かに超え、
なかなか理解が及ばない。
ということで何とか理解するべく購入した本。
この著者と仕事をしたことがある友人は
まずは『重力とは何か』から、
とアドバイスをくれたが、
4つの力の方がはるかに謎だったのでこちらを購入。
一言で言うと、わかりやすいです。
大して賢いとは言えない私でも、
それなりについていけた、
気分には少なくともなれました。
ただ、人に説明するには、
あと30回くらい読まないとだめかもしれない。
宇宙や物理や量子力学に馴染みのない人にも分かり易く説明しよう、
という真摯な姿勢が感じられました。
若干わかりづらい例えもありましたが、
まあ