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宇宙には「四つの力」が働いている。私たちを地球につなぎとめる「重力」と電気や磁石の力である「電磁気力」は古くから知られていた。二十世紀に入り「強い力」と「弱い力」が発見され、この新しい力を説明するために考え出されたのがヒッグス粒子だ。その発見により、人類が叡智を傾けて築き上げてきた理論の、最後のピースが埋まった。それは、ヒッグス粒子の魔法によって覆い隠された、自然界の美しい法則を明らかにする営みでもあった。やさしくロマンあふれる語り口で宇宙創成の謎に迫る、知的冒険の書。
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Posted by ブクログ
『重力とは何か』に引き続き、大栗先生の本で標準模型について読みました。質量とは何か、というところから始まって、素粒子の標準模型が作られていった過程を一歩一歩学ぶことができました。ヒッグス粒子発見のニュースが出た際に本質が伝わっていないというもどかしさや、多額の公費を使って素粒子の研究をして何の役に立...続きを読むつのか、という批判に対する答えが、先生がこの本を書くモチベーションになったのかなと感じました。
これだけ難しいテーマを、これだけ平易に書ける人は、きっと他にいないと思います。 強い力や弱い力を説明する標準模型について、完全に理解できたとは言い難いですが、この本を読む前に比べれば、かなり理解が深まりました。 やはり、説明が丁寧な本は必要ですし、物理現象を定性的に捉えることは大切ですね。 ...続きを読む 改めて、そう感じました。
現状では強い力と弱い力に関して、もっとも分かりやすい入門書。理論と実験の到達史を手際よく伝えてくれている。
去年の朝日カルチャーセンターの講義で、重力について非常に面白い講義を行っていただいた大栗先生の著書。この時読んだ、「重力とは何か」が、非常に分かりやすくて面白い内容だったので、今回も期待して購入した。 本書に関係する内容を、朝日カルチャーセンターの講座で講義をされたようなのだが、残念ながら参加する事...続きを読むが出来ず、本書で勉強しようと思った。大栗先生の著書は今回も非常に分かりやすく、面白い内容で期待以上のものだった様に思う。 学生時代は物理学科で、ご多分に漏れず素粒子や相対論に憧れたものだが、結局古典物理で学生を終えてしまった。今更ながら、量子論を学びたいと思っており、こうした啓蒙書を読みながら、教科書を読もうと思っているのだが、本書は読み物としても興味深く、おそらく正しいイメージをつかむ事の出来る書き方がしてあるのではないか。 科学関係の記事ではよく取り上げられたヒッグス粒子についても、今までの説明にはなかった書き方で理解しやすい様に感じた。強い力と弱い力を美女と野獣に例えているのも、とても面白くて理解の助けになっている。物理を学んだ事のない人も、かつて学んだという人もどちらも楽しめる内容だと思う。
対称性の自発的破れに関する南部陽一郎の例え話だけでも悶絶ものだが、そこかしこに物理学者達の名言が散りばめられている。 そしてそれらを絡ませながら当方のような門外漢にも物理が理解できるようにとそれこそ美しい理論のように整然と説明をしてくれる著者。 まさに”サンキュー”としか言いようがない。 ただやっぱ...続きを読むり悲しいかな、前作『重力とは何か』の内容を忘れてるんですな、読み返しますか、、、でも著者の最も身近であろう人物である奥さんでも理解できるまで25年かかってるらしいからね、気にしない気にしない。
これまで読んだ素粒子関係の新書で最も読みごたえのあったものです。6-3-3制の例えや対称性の破れについてなんとなく理解できました。
『重力とは何か』と同じ大栗さんの2冊目 重力の方が身近なこともあるし 重力とは何かの方が、ちょっとわかりやすいかもしれないが これもわかりやすく、最先端物理の内容を紹介してくれる本
量子力学というのは私の想像力を遥かに超え、 なかなか理解が及ばない。 ということで何とか理解するべく購入した本。 この著者と仕事をしたことがある友人は まずは『重力とは何か』から、 とアドバイスをくれたが、 4つの力の方がはるかに謎だったのでこちらを購入。 一言で言うと、わかりやすいです。 大して...続きを読む賢いとは言えない私でも、 それなりについていけた、 気分には少なくともなれました。 ただ、人に説明するには、 あと30回くらい読まないとだめかもしれない。 宇宙や物理や量子力学に馴染みのない人にも分かり易く説明しよう、 という真摯な姿勢が感じられました。 若干わかりづらい例えもありましたが、 まあ良いです。 私のように、 興味はあるけど専門的すぎると自然と理解を拒んでしまう人 におすすめです。
何十人のノーベル物理学者たちの理論を増改築した素粒子の標準模型。陽子や中性子内に素粒子を結び付け、距離が離れるほど強くなる漸近的自由性を持つ強い力(力を伝える素粒子:グルーオン)。原子核をベータ崩壊させて陽子と中性子を入れ替え、かつ時計回りのスピンを持つ粒子だけに働くというパリティ対称性を破る法則で...続きを読むある弱い力(力を伝える素粒子:ウィークボソン)。β崩壊時に質量保存の法則を維持するニュートリノ。そしてヒッグス場により電磁気力と弱い力を統一し、素粒子の質量を定めるヒッグス粒子の発見により標準模型は証明される。
読みやすい語り口だった。しかし、内容はかなり難しく、まさに新宿駅に迷い込んだようであった。前著の重力とは何かでは、迷ったりしなかったが、それは、ゴールデンゲートブリッジのように完成された理論だったからなのかもしれない。
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強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く
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大栗博司
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