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今週の値引き作品
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第4弾 ベストセラー誕生秘話特集
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幻冬舎新書編集人 志儀保博
「昨年のAKB48総選挙を挟んだ2度にわたっての合計12時間の座談会をまとめた本書。
30代2人、50代2人の4人のオジサン論客が口角泡を飛ばして「アイドルにとって白水着とは何か?」他の話題に熱弁をふるい続けた。
アイドルに一度も心をときめかせたことのない現実主義者の私は最初はさっぱりついていけなかったが、4人がじつは政治を宗教を社会を語っていることに気づき、次第にのめり込んだ。
アイドルとは時代を映す鏡ではなく、大衆の無意識の集合体で、時代を先取りする予言なのだとわかる。 -
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幻冬舎新書編集長 小木田順子
著者は司法試験予備校のカリスマ塾長。
12年前、前職の出版社を辞めた私は、彼の教え子になりました。
分厚いテキストが6科目。覚えたはじから忘れていく、キツい受験生活中、彼の「続けるかぎり負けはない」という言葉にどれだけ励まされたことか。
不肖の教え子は受験からは早々に撤退しましたが、企画のネタはしっかり確保。
仕事に戻り、実現したのがこの本です。
刊行から5年。途切れることなく版を重ね続け、タイトルに偽りなしの1冊になりました。 -
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幻冬舎新書副編集長 四本恭子
著者に執筆依頼をしたのは約2年前。
首に大きなコブがあり、「良性腫瘍ではないでしょうから、早く本を出さないと途中で……」と不吉なことを言いつつ、「死ぬならがんがいいと思ってますし、手遅れの幸せを味わいたいので検査もしていません」と著者。
本の発売まではドキドキでしたが無事発刊となり、しかも思いのほかに売れてほっと一安心。
とはいえ講演や対談等で殺人的な忙しさになっているようで、過労死にならないかだけが心配です。
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