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3人に1人はがんで死ぬといわれているが、医者の手にかからずに死ねる人はごくわずか。中でもがんは治療をしなければ痛まないのに医者や家族に治療を勧められ、拷問のような苦しみを味わった挙句、やっと息を引きとれる人が大半だ。現役医師である著者の持論は、「死ぬのはがんに限る」。実際に最後まで点滴注射も酸素吸入もいっさいしない数百例の「自然死」を見届けてきた。なぜ子孫を残す役目を終えたら、「がん死」がお勧めなのか。自分の死に時を自分で決めることを提案した、画期的な書。
...続きを読むPosted by ブクログ 2020年10月14日
中村仁一 著「大往生したけりゃ医療とかかわるな(自然死のすすめ)」、2012.1発行。医者には序列があって、大学病院の医者が頂点。次に旧国立、日赤、県立などの税立病院、民間の大病院、中小病院と続き、一番下が町医者といわれる開業医。老人ホームの医者(著者、12年目)は、更にその下。著者は沢山の自然死...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月14日
著者は現在、老人ホーム専属の医師をしている。彼の長年の老人向け医療について考えるところを正直に記してある。とても説得力がある。
著者が提唱するのは、高齢者が無理な治療により苦しまない、自然死。高度な医療が無かった昔は、年寄りは死ぬ間際に麻酔物質が分泌され、ウトウト眠るように死んでいったという。
「食...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月18日
お医者さんの書いた、医療とのかかわり方に関する本です。
老化は不可逆、病気は回復可能(なこともある)。
そのため、本来は老化による体調の不良を、病気による体調の不良をみなすことで、何とか治そうとする人が多すぎる、とのこと。
生きることの意味を見直す意味でも、また、医療の本来の姿を確認する意味でも...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月02日
この本は今後の人生に大きな影響を与えると思う。久しぶりに新しい価値観を得たような心に残る一冊です。
延命治療を望まないという人は多いと思うが何が延命なのかを考えたこともなかった。短い時間だったけど人工呼吸器をつけた父の姿は生き物としてやはり不自然だったと思う。
日本が長寿国である理由はこういう事な...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月09日
最近、病院に行くことが多いので読んでみた。タイトル通り、医療のあり方を批判している本で特に高齢者への過度な医療行為に一石を投じている。確かに著者の主張には同意できる部分が多い。年と取ればある年齢からは下り坂になるわけなので、組織が若返るわけもないのだからゆっくりと死を迎えさすことが自然の摂理かと思う...続きを読む
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