佐藤さとるのレビュー一覧

  • オウリィと呼ばれたころ ――終戦をはさんだ自伝物語――

    Posted by ブクログ

    もっとたくさんの人に読み継がれてよい本だと思う。
    戦時中、何を考えどのように生きたか
    どのように生きるしかなかったか。
    このように日常を記したものがもっとたくさんあったらよいのにと思う。

    横須賀を車で通った際、全く本を読まない夫に、この辺りに佐藤さとるさんが住んでいたという話をコロボックル物語のあらすじとともにしたばかりの今週。
    この本と出会い読み進めるうちに、出てくる地名と私の人生がリンクし驚きとともにうれしさもこみ上げ、戸塚、仙台、青森、函館、旭川(なんとわたしも旭町に住んでいたことあり)の情景とともに一緒に旅するような気持ちでした。旅というには過酷な状況ですが。

    佐藤さんの人生とセイタカさんの人生の重なりにも胸を熱くしつつ最後まで隅々まで堪能しました。
    コロボックルファン、さとうさんファンの皆さんにこのほんの存在をお伝えしたい。

    0
    2026年08月19日
  • コロボックル物語5 小さな国のつづきの話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これだけは単行本で買えず文庫本だったけど、今はそれも失って、電子書籍のセールで5作一挙にそろえた。何とも懐かしい話で文字を追っていくだけで感涙。本作はまとめの物語で百花的であるが、シリーズのオープンエンディングとして結語的でこれ以上のものはいらない。4作品は単行本時代から村上勉さんの同じイラストで、トレーシングペーパーで写していた子供時代の思い出がよみがえる。引き継いだとか宣伝してた有川さんの話はもう忘れるべきかな。

    0
    2025年12月11日
  • そこなし森の話 佐藤さとるファンタジー童話集1

    Posted by ブクログ

    佐藤さとるを知らなかったけれど、父が大好きだったらしい。わくわくする話ばかりで、めっちゃ面白かった。
    底なしの水がめも、空き箱を重ねて大事に持ってたら中に入れたマッチが四角い綺麗な虫になって羽化する話も電柱が鬼かもしれない話も、おばけの缶詰も、夢の中の女の子に合う話も、大きくなる長靴の話も、龍のたまごも…こんな素敵な童話、いくらでも読みたい

    0
    2025年08月10日
  • コロボックル物語1 だれも知らない小さな国

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全巻読んで、改めて、セイタカサンとコロボックルの出逢いの場面の記憶が強い。読者である私もあの瞬間、コロボックルに出逢ったんだ、な。その後生涯の縁となる女の子とも同時に、だったのか。なるほど。
    大好きな作品『西の魔女が死んだ』の梨木香歩さんが『愛読書』として解説を書かれていたり、『精霊の守り人』の上橋菜穂子さんが解説を書かれていたり。子どもの頃に出逢った作品として、作家さんたちに影響を与えた小人と人間トモダチとの物語。村上勉さんの柔らかでかわいい絵も世界観を支えてくれている。私はこのシリーズを、我が子へ買い与えた親として読んだけれど、子どもから大人へ、そして次の世代へ、、と作品中に横たわる長い時間軸は、どの世代で読んでも響く効果、登場人物とともに成長・人生を歩んでいく効果があると思う。ハリーポッターシリーズのように。

    0
    2025年01月19日
  • コロボックル物語1 だれも知らない小さな国

    Posted by ブクログ

    小学4年生で初めて読み聞かせしてもらい、中学生で改めて自分で読み、大好きな1冊です。大人になり、佐藤さとるさんのコロボックルシリーズを大人買いしたきっかけ本

    0
    2024年07月20日
  • コロボックル物語6 コロボックルむかしむかし

    Posted by ブクログ


    佐藤さとるさんの書いたコロボックルシリーズ最終巻。
    ツムジイが調べたコロボックルの昔話やおとぎ話。
    素敵な挿絵とほんわかと優しい世界。
    「第4話 虫づくし」の「ジバチと赤ん坊」の話が一番好き。
    ジバチの巣に迷い込んだコロボックルの赤ん坊を、蜂が冬の間養ってくれてた話。
    自分とは違うものに優しくできるって素晴らしい。

    0
    2023年10月23日
  • コロボックル物語1 だれも知らない小さな国

    匿名

    購入済み

    かわいい世界

    物語が動き出すまでに時間がかかる分、動き出した瞬間は感動だった。コロボックルたちの繊細な愛らしさと、語り手との関係性には、一言では言い表せない貴さがある。コロボックルたちと同様、ヒロインも愛らしかった。

    0
    2023年10月02日
  • コロボックル物語5 小さな国のつづきの話

    Posted by ブクログ

    コロボックルシリーズ最終巻。
    新しいトモダチ、今までのトモダチ総出演。
    そしてチィサコ族との出会い。

    穏やかな文章も好きだけど村上勉さんの優しい絵も好き。
    可愛らしいコロボックルの隠れ家や物語後半離れた場所に住むチィサコ族の三人の若者とコロボックル一族とが会う場面の挿絵は素晴らしく胸が一杯になる。

    いつかまた読み返したくなる本。

    0
    2023年10月01日
  • コロボックル物語4 ふしぎな目をした男の子

    Posted by ブクログ

    コロボックルと人間が仲良くなる事をあまりいい事だと思ってなかった年配のつむじ曲がりのツムジイ。
    ツムジイが人間の、それも男の子と友達になる。
    男の子はコロボックルの動きが見える不思議な目を持つタケル。
    ツムジイの後を引き継ぐ、タケルにそっくりなツムちゃん。
    楽しそうなコロボックルの生活にも人間による開発が近づいてくる。それでもやっぱり知恵や勇気、団結力で平和な毎日にするのはさすが。
    コロボックルと友達になれるなんて羨ましい。

    0
    2023年09月25日
  • コロボックル物語3 星からおちた小さな人

    Posted by ブクログ


    シリーズ3作目。
    飛行実験中に墜落してしまった小さな人。
    人間の男の子に捕まってしまう。
    コロボックル達の小さな人の捜索と救出。
    飛行、体内ラジオ受信、コロボックル達の知恵に驚かされながら、ハラハラどきどきしながら読んだ。
    小さな人と男の子に芽生える友情。
    仲間を助けようと奮闘するコロボックル達。
    そして意外な役割を果たすおチャメさん。
    感動のラストまで優しい世界でした。

    0
    2023年09月03日
  • コロボックル物語2 豆つぶほどの小さないぬ

    Posted by ブクログ

    コロボックル物語2作目。
    先祖が飼っていた豆粒くらいの小さな犬を探す冒険のお話。
    コロボックル達の暮らしぶりが楽しい。
    ポストや引き出しの中の部屋とか。
    仲間と助け合いながら、文化もどんどん進んでいく。
    続編がまた楽しみ。

    0
    2023年08月19日
  • もうひとつのコロボックル物語 百万人にひとり へんな子

    購入済み

    私の心の宝物。

    佐藤さとるさんの短編集ですが、勿論、このお話に続きが有るのも知っているし、そのお話も、知っています。もう、全部、読んでいるし、何べんも読んでいますが、何べん読んでも良いのです。もう、私の心の宝物です。読むたびに、心が、泣きたくなるような、笑いたくなるような感動で、いっぱいに、なります。私の後の、子供達、みんなに、読んで貰いたいです。

    0
    2023年02月06日
  • もうひとつのコロボックル物語 ヒノキノヒコのかくれ家 人形のすきな男の子

    購入済み

    いつまでも、読み継がれて欲しい

    佐藤さとるさんの作品は、大好きで、全部、紙の書籍で、持っています。この本も、勿論、持っています。でも、今の子供は、神ベースの本より、電子書籍の方が、馴染んでいるようで、これから、自分の子供や、孫に….….ずっとずっと読んでいて貰いたくて、電子書籍でも、購入しました。挿し絵の村上勉さんも、大好きです。いつまでも、読み継がれて欲しい本です。

    0
    2023年02月06日
  • 雨月物語

    Posted by ブクログ

    古典を小中学生向けに編纂した少年少女古典文学館シリーズ。監修が司馬遼太郎、田辺聖子、井上ひさし、文章はそれぞれの巻で名作家たちが担当するという贅沢なシリーズ。
    「雨月物語」を担当するのは佐藤さとる。「コロボックルシリーズ」などどちらかというと穏やかで優しい物語作者だと思っていたので、雨月物語をどう書くのか興味を持ちました。

    私にとって雨月物語とは高校の授業で習ったのが最初ですが、とっても好きだわーー。日本の風土や色々な民話の湿気と、しかし潔さのような東洋的思想を感じられる、怪奇譚として最高級ですよね。

    『菊の節句の約束』(菊花の契)
    大人向け解釈で、この二人はそういう関係だよ〜というのを読んでいるのですっかりそういう目で見たくなるのだが…、まあさておき。
    戦乱の時代、裏切り裏切られ、信義を持つ者、自分が信じるに足るものに会うことも難しい。
    そんななかで、静かに学問に暮らす左門と、武士の宗右衛門は知り合い、信頼を寄せ合い、義兄弟の誓いを交わした。
    それでも宗右衛門には、武士として果たすべき主君への忠義と努めとがあった。
    囚われた宗右衛門は、再会するには幽霊となるしかないと自らを…。
    ==そこまで約束しなければ生きて帰れたような気もしないでもないんだが…
    保身と裏切りの世の中で、まっすぐな心が惹かれ合った、その心をわかる人には分かってもらえた、ということで。


    『真間の故郷』(浅茅が宿)
    夫は都で一旗揚げると家を出た。だが戦が始まりあっというまに7年経った。
    妻は。自分を待つといった妻はどうしているのか。
    ==戦乱で生き別れは多かったんだろうなあ。しかしこんな状況下に妻を置いてゆき「自分の故郷は戦場になったからきっと妻の死んだよね」は、たくさんあったんだろうけれど嫌な話だ。
    この手の「どう考えたって死んだはずの人が待っていた」ホラーは、ラストで呪い殺される事が多いと思うんだけど、このお話しでは夫は生きてるんですよね、妻は会いたくて寂しくて辛かったけれど、呪ったり恨んだりはしていなかったのか。


    『鯉になったお坊さま』(夢応の鯉魚)
    息を吹き返した高僧が語る、夢の中の出来事。
    ==人生は夢という考え方は東洋的だと思う。


    『大釜の占い』(吉備津の釜)
    伊沢正太郎は働かず遊んでばかり。お見合いで気立ての良く美しい娘、磯良を嫁にもらう。
    だが正太郎の遊びは酷くなるばかり、裏切られ続ける磯良は病に死に、正太郎の女たち、そして正太郎本人への恨みを晴らす。
    ==テーマが「大釜占いでこの結婚は不吉だって行ったのに結婚するからこんなことに」とか、「女の嫉妬は怖い」「妻を従わせるのは夫の男らしさ」なのか…いや、すべて正太郎が悪いでしょでしょ…。


    『幽霊の酒盛り』(仏法僧)
    高野山参りの途中で野宿をした親子は昔語りをして歌を詠む。
    するとそこへ侍が現れ、「お前たちの俳句を殿下にご披露するように」と告げる。
    親子を呼んだのは、時代がかった武士たちだった。
    それは関白であったが謀反を疑われて切腹させられた豊臣秀次と、殉死したその側近たちだった。
    戦いと憎しみの修羅道堕ちた彼らの霊魂は、救われるまで戦い続けなければいけないのだ。
    ==東洋的あの世の考え方なのでしょうけれど、死んだ後ずっと報いを受け続ける話はどうにも遣り切れない。だからこそ生きて善行を積もうとするのだろうけれど。
    堕ちた魂はどうすれば救われるのか、だれかが祈ればよいのか。


    『蛇の精』(蛇性の婬)
    のんびり暮らす豊雄は美しい女性の真女児と出会い、夫婦の誓いを交わす。
    だが真女児は蛇の化身だった。豊雄を気に入った真女児は、どこまでもどこまでもどこまでも豊雄を追いかけてゆく。
    ==これも東洋的な怪奇譚。
    真女児に取り殺された女性がとばっちりだな…


    『白峯山の天狗』(白峯)
    西行法師が崇徳院の亡霊に会い、問答を交わすお話し。
    この話ちょっと好きなんです。
    崇徳院は最強の怨霊にして四国の守り神。
    そんな崇徳院が、西行法師に涙ながらに説得されるという姿。
    怨霊というのはおそらく祟られる側の罪悪感が生み出したものですよね。誰かに酷いことをした⇒最近災害がある⇒あの人に酷いことしたからだ。お祀りしなければ!
    怨霊で神。怨霊なのにどこか人間の心がある。これが日本人の宗教観であり道徳心であり罪悪感なのでしょう。
    しかし『幽霊の酒盛り』(仏法僧)の「阿修羅道に堕ちた人達」もそうなんだが、結局死んだあとの救いは人間の言葉では叶えられないのかなあ。


    『鬼と青い頭巾』(青頭巾)
    修行を積んだ僧が、稚児に狂って生きながらにして畜生道に堕ちる。
    だが高僧の問答により、悟りを開き成仏する。
    ==地獄に堕ちたり、怨霊になった人を救うのは結局はその本人の心のもちようなんですね。


    『ふしぎなちびのじいさま』(貧福論)
    倹約家の武士岡左内の夢枕に立ったのは黄金の精霊だった。
    二人は楽しい銭問答を交わす。
    ==なかなか面白かった。
    お金を貯めることが全て悪いわけではない。溜め込みすぎず贅沢しすぎずうまく使うことは世の中を平穏にするのに必要なのだ!
    黄金の精霊が出てくるほどうまく銭を使える人ってすごいよね。

    0
    2021年12月05日
  • コロボックル物語5 小さな国のつづきの話

    Posted by ブクログ

    完結編〜素晴らしい〜
    ストーリーの繋がりありながらも、語り手や主人公?フォーカス当たる人が毎回変わるのが、すごく良い。今回は作者の中書き?幕間があったのがまた…すごい

    0
    2021年07月27日
  • コロボックル物語4 ふしぎな目をした男の子

    Posted by ブクログ

    タイトルから、さらにファンタジーな、魔力?妖力?みたいな話になるかと思ったら!!

    かわいいお話でした❤️笑

    0
    2021年07月26日
  • コロボックル物語3 星からおちた小さな人

    Posted by ブクログ

    純粋な心がない大人になって読んだからか、私はオチャ公が嫌なやつのまま止まっているんだけど、果たして彼は本当にトモダチになれたのか…?

    ストーリーとして、一貫性がありつつ、いろんな人でいろんなストーリーがあるのが、嬉しいよね。

    0
    2021年07月26日
  • コロボックル物語2 豆つぶほどの小さないぬ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    豆つぶほどの小さな犬…
    なにそれかわいぃぃぃぃ
    ストーリーとしては、犬を見つけるだけなのに。
    ワクワク、ドキドキ!一気読み!

    0
    2021年07月26日
  • コロボックル物語1 だれも知らない小さな国

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何度目か、十何度目かの再読。

    解説かどこかで書いてあったことだと思うけど、セイタカさんとオチビさんの出会いと青春の物語でもある、というのが大人になっても楽しめる理由のひとつなんだと思っている。

    0
    2021年05月25日
  • コロボックル物語5 小さな国のつづきの話

    Posted by ブクログ

    心が柔らかく、読んでて幸福感が増してくる。

    コロボックルが身近にいるんじゃないかと、大人になった今もそう願うように思う。
    皆が幸せになる。読んでる人も、コロボックルも、コロボックルの友達も、チィサコ族も。

    0
    2021年02月06日