佐藤さとるのレビュー一覧

  • コロボックル物語6 コロボックルむかしむかし

    佐藤さとるさんの書いたコロボックルシリーズ最終巻。
    ツムジイが調べたコロボックルの昔話やおとぎ話。
    素敵な挿絵とほんわかと優しい世界。
    「第4話 虫づくし」の「ジバチと赤ん坊」の話が一番好き。
    ジバチの巣に迷い込んだコロボックルの赤ん坊を、蜂が冬の間養ってくれてた話。
    自分とは違うものに優しくでき...続きを読む
  • コロボックル物語1 だれも知らない小さな国

    かわいい世界

    物語が動き出すまでに時間がかかる分、動き出した瞬間は感動だった。コロボックルたちの繊細な愛らしさと、語り手との関係性には、一言では言い表せない貴さがある。コロボックルたちと同様、ヒロインも愛らしかった。
  • コロボックル物語5 小さな国のつづきの話
    コロボックルシリーズ最終巻。
    新しいトモダチ、今までのトモダチ総出演。
    そしてチィサコ族との出会い。

    穏やかな文章も好きだけど村上勉さんの優しい絵も好き。
    可愛らしいコロボックルの隠れ家や物語後半離れた場所に住むチィサコ族の三人の若者とコロボックル一族とが会う場面の挿絵は素晴らしく胸が一杯になる。...続きを読む
  • コロボックル物語4 ふしぎな目をした男の子
    コロボックルと人間が仲良くなる事をあまりいい事だと思ってなかった年配のつむじ曲がりのツムジイ。
    ツムジイが人間の、それも男の子と友達になる。
    男の子はコロボックルの動きが見える不思議な目を持つタケル。
    ツムジイの後を引き継ぐ、タケルにそっくりなツムちゃん。
    楽しそうなコロボックルの生活にも人間による...続きを読む
  • コロボックル物語3 星からおちた小さな人

    シリーズ3作目。
    飛行実験中に墜落してしまった小さな人。
    人間の男の子に捕まってしまう。
    コロボックル達の小さな人の捜索と救出。
    飛行、体内ラジオ受信、コロボックル達の知恵に驚かされながら、ハラハラどきどきしながら読んだ。
    小さな人と男の子に芽生える友情。
    仲間を助けようと奮闘するコロボックル達。...続きを読む
  • コロボックル物語2 豆つぶほどの小さないぬ
    コロボックル物語2作目。
    先祖が飼っていた豆粒くらいの小さな犬を探す冒険のお話。
    コロボックル達の暮らしぶりが楽しい。
    ポストや引き出しの中の部屋とか。
    仲間と助け合いながら、文化もどんどん進んでいく。
    続編がまた楽しみ。
  • もうひとつのコロボックル物語 ヒノキノヒコのかくれ家 人形のすきな男の子

    いつまでも、読み継がれて欲しい

    佐藤さとるさんの作品は、大好きで、全部、紙の書籍で、持っています。この本も、勿論、持っています。でも、今の子供は、神ベースの本より、電子書籍の方が、馴染んでいるようで、これから、自分の子供や、孫に….….ずっとずっと読んでいて貰いたくて、電子書籍でも、購入しました。挿し絵の村上勉さんも、大好きです。...続きを読む
  • もうひとつのコロボックル物語 百万人にひとり へんな子

    私の心の宝物。

    佐藤さとるさんの短編集ですが、勿論、このお話に続きが有るのも知っているし、そのお話も、知っています。もう、全部、読んでいるし、何べんも読んでいますが、何べん読んでも良いのです。もう、私の心の宝物です。読むたびに、心が、泣きたくなるような、笑いたくなるような感動で、いっぱいに、なります。私の後の、子供...続きを読む
  • 雨月物語
    古典を小中学生向けに編纂した少年少女古典文学館シリーズ。監修が司馬遼太郎、田辺聖子、井上ひさし、文章はそれぞれの巻で名作家たちが担当するという贅沢なシリーズ。
    「雨月物語」を担当するのは佐藤さとる。「コロボックルシリーズ」などどちらかというと穏やかで優しい物語作者だと思っていたので、雨月物語をどう書...続きを読む
  • コロボックル物語5 小さな国のつづきの話
    完結編〜素晴らしい〜
    ストーリーの繋がりありながらも、語り手や主人公?フォーカス当たる人が毎回変わるのが、すごく良い。今回は作者の中書き?幕間があったのがまた…すごい
  • コロボックル物語3 星からおちた小さな人
    純粋な心がない大人になって読んだからか、私はオチャ公が嫌なやつのまま止まっているんだけど、果たして彼は本当にトモダチになれたのか…?

    ストーリーとして、一貫性がありつつ、いろんな人でいろんなストーリーがあるのが、嬉しいよね。
  • コロボックル物語2 豆つぶほどの小さないぬ
    豆つぶほどの小さな犬…
    なにそれかわいぃぃぃぃ
    ストーリーとしては、犬を見つけるだけなのに。
    ワクワク、ドキドキ!一気読み!
  • コロボックル物語4 ふしぎな目をした男の子
    タイトルから、さらにファンタジーな、魔力?妖力?みたいな話になるかと思ったら!!

    かわいいお話でした❤️笑
  • コロボックル物語1 だれも知らない小さな国
    何度目か、十何度目かの再読。

    解説かどこかで書いてあったことだと思うけど、セイタカさんとオチビさんの出会いと青春の物語でもある、というのが大人になっても楽しめる理由のひとつなんだと思っている。
  • コロボックル物語5 小さな国のつづきの話
    心が柔らかく、読んでて幸福感が増してくる。

    コロボックルが身近にいるんじゃないかと、大人になった今もそう願うように思う。
    皆が幸せになる。読んでる人も、コロボックルも、コロボックルの友達も、チィサコ族も。
  • コロボックル物語5 小さな国のつづきの話
    小学生の頃に読んだ時も、シリーズの中でこの本が一番好きだったと思う。
    女性が主人公だし、コロボックルシリーズが出てくるし、本当のことかも?と、わくわくできた。
    私も「みっともない」「ヘンな子」だったから、親近感なのかな。
    コロボックルのトモダチに私もなりたいなあ‥。

    物語の中に当の物語が出てくるの...続きを読む
  • コロボックル物語3 星からおちた小さな人
    最後の「ぼくも、きみが好きさ」に思わず泣いてしまった。
    それにしてもおチャメさんときたら!
    生まれた時から不思議がそばにあると、こうなるのかしら。
    オハナちゃんも可愛いし、おチャメさんもだし、女の子が活躍したお話でしたね。
    私もコロボックルと友達になりたいなー。
  • コロボックル物語1 だれも知らない小さな国
    初版から50年以上が経つ小人を主人公にしたファンタジー小説です。
    主人公の「せいたかさん」(小人たちがつけたあだ名)とコロボックル(小人)達の交流を描いています。
    子供にも読ませたい作品ですが、それ以上に大人が読んで心洗われると思います。挿絵も作品とマッチしていて、楽しませてくれます。
  • わんぱく天国
    「コロボックル」で有名な佐藤さとるの著書。第二次世界大戦前の少年時代を書いた、ファンタジーではない、自伝的な小説。小学生のころ、塾の算数の先生から貸していただいた。佐藤さとるの著書の中では最も好きな本。大人になって買い直した。

    当時の子共たちが、物質的には不足し戦争の足音が近づく中、どのような遊び...続きを読む
  • てのひら島はどこにある 佐藤さとるファンタジー童話集5
    小学生の時、児童書ばかりだった私が初めて読んだ小説です。読者好きだった母がくれたもので、押入れの中で布団に埋もれながら夢中で読んだのを覚えています。内容は細かく覚えていませんが、忘れっぽい私が20年以上経った今でもタイトル、読んだ時の気持ちを覚えている。それくらい印象深く、世界観にのめり込んだ作品で...続きを読む