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佐藤さとるさんから直接有川浩さんに書き継ぐバトンが手渡されたコロボックル物語――コロボックル(日本の伝説の小人)の世界でも、人間世界と同じように、むかし話やおとぎ話が語り継がれている。コロボックル版の桃太郎や一寸法師、そして神話など……。著者から読者への長い手紙も書かれているスペシャル版。そこから、コロボックルの真の姿が明らかとなる。いわば、コロボックル物語全6巻の、エピソード・ゼロの物語。<『小さな人のむかしの話』改題作品>
◎「類稀な物語に出会えた子どもの中に、やがて、自らも素晴らしい物語を紡ぐ人が現れます。この講談社文庫の各巻の解説者の名を見れば一目瞭然ですが、『だれも知らない小さな国』に始まる「コロボックル・シリーズ」もまた、いまは優れた作家となった多くの人々が子どもの頃に出会い、愛し続けている物語なのです」<上橋菜穂子「解説」より>
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『だれも知らない小さな国』解説:梨木香歩
『豆つぶほどの小さないぬ』解説:有川浩
『星から落ちた小さな人』解説:重松清
『ふしぎな目をした男の子』解説:中島京子
『小さな国のつづきの話』解説:佐藤多佳子
『コロボックルむかしむかし』解説:上橋菜穂子
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Posted by ブクログ
コロボックルの語り部から聞き出したという形で、
コロボックルに昔から伝わる物語を再話した「第一巻以前の話」。
上代の国造りの神話から、中古の伝説・昔話(おなじみの一寸法師や桃太郎も登場)、中世近世の歴史的伝記的なものまで、コロボックル的視点からの日本文学パロディ短篇集。
最後に「コロボックル余話」として、これまでの読者からの手紙にも答える形で登場人物たちのその後やコロボックルの衣食住などについて書かれている。読者からの質問というのがまた想像力に富んでいて(たとえば「コロボックルの目が人間より優れているとしたら、彼らの天文学はとても進んでいたのではないか」とか)、これもコロボックル物語が完成した一つの世界だからこそ、と感心した。
Posted by ブクログ
いやあ、懐かしいなあ。
久しぶりに読むコロボックル達のお話は、なんだか懐かしすぎて涙が出そうだよ。
つい先日、作者の佐藤さとるさんの訃報が届いたけど、それで買ったわけではなく、実はずっと積読本になっていた一冊。
読むきっかけはやっぱりその知らせだけど。
遥か昔、若かりし頃に読んだ第一巻『だれも知らない小さな国』は、まさに日本のファンタジーの始まりのような物語。
今でもコロボックル達が背高さんに初めて姿を見せる場面はソラで話せる。
そんな思い入れのある物語の本巻は、いわば番外編。
コロボックルたちの神話や昔話集だ。
人の世界で語り継がれているお話が、彼らの側から描かれるのが新鮮。
いろんな楽しい話があるけど、個人的には解説の上橋菜穂子さんと同様に、コロボックル版一寸法師の話が一番印象的。
ラストのそうきたか感はとても気持ち良い。
実は5巻目をまだ読んでないはずなので、そのうちきっと読みたいと思う。
ちなみに最近有川浩さんが佐藤さんに代わって続編を書いているけど、どんな出来なのかしら?
そちらもいつか読んでみたい。
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