雨隠ギドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
男×女の恋愛漫画とは違った「甘さ」が、口の中いっぱいに広がった
夏祭りの夜店で買える、棒つきの綿菓子を口に含んだ時のような・・・ほわっとした温かい甘味?
やっぱり、雨隠先生の描く女の子は可愛い。どのくらい、可愛いか、といえば、その一挙一動に臍の下が悶々、いや、ムズムズ?してくる類の可愛さと言える
色っぽく見えるって訳じゃなく、男がイメージする安易な「女の子らしさ」じゃない、『女の子らしさ』が滲んでいる
また、「好き」って感情(キモチ)が本来はどんだけ、ピュアで、そう容易には成就しないって事を踏まえた上で、それでも、自分を騙さず、素直でいよう、いたい、いさせてほしい、そんな男が持ちえぬ強さを、恋 -
Posted by ブクログ
「恋まで百輪」と「悪人を泣かせる方法」の続編に喜びました。
前作読んでからか、CD聴いてからの方がよりいっそう面白いと思います。
虎二とコタは既に安定のはずなのに、食い違いからケンカしてしまいます。犬も食わないかんじですが、ケンカできるほどの仲になってるってことですね。
コタの「好き」が成長っていうのにキュン。ただし、幼児から小学生レベルらしいです!
注目は譲と鷹尾ですね。今まで金で気を引いてきた譲ですが、ここに来て大きく前進の兆しです。情があるのは間違いないけれど、そこには金銭関係も介在していた二人。
でも、いつの間にかその先にあるものを求め合える関係になりつつあって、すごく安堵できました -
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すっっごく楽しみにしていたシリーズ新刊。 鷹尾と譲大好き…っ(≧∇≦)
表には出さないけど実はものすごーくささやかで普通の幸せに飢えている鷹尾と、そんな鷹尾の渇望を汲み取れるのにありのままの自分に自信が持てない譲。
この2人を見ていると「言葉に出来ない幸せ」と「言葉で欲しい幸せ」のせめぎ合いに、読みながら1人悶々としちゃうのは私だけかしら…?
お互いの愛情を信じきってるのに、幸せ過ぎるのが怖くて試したくなる気持ち… それは動いているミシンを見つめていると、手を突っ込みたくなる衝動に似ている…( ̄∀ ̄)
コタや虎二も絡む事件があって、より一層絆が深まった小山兄弟。 これで大団円かな? もっとイ -
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▼あらすじ
幼い頃から仁侠もの大好き、将来は祖父の跡を継いでヤクザになる予定の小太郎は、ある日街でひったくりを捕まえた虎二の姿に《理想の兄貴像》を見た。以来小太郎は虎二の働く花屋に通い詰めるようになる。
実は前科持ちで人付き合いを避けていた虎二も、慕ってくる小太郎を可愛く思い始め……?
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ギャグが面白かった(笑)
あとヤクザ(受)が純情で可愛過ぎます。何度萌えた事か…!
攻めも素敵。男前な兄貴肌好きには堪りません…!
でも一番萌えたシーンは最後の方のエッチシーン。
これは読めば分かって頂けるかと…!
それからドラマCDのキャストがこれでもかというほど
合っているのでそちらの方から入 -
Posted by ブクログ
コメディ仕立てなんだけど、実は激しく心を揺さぶられるストーリーでした。
ほっこり温かな気持ちにさせられると同時に、深く切ない感情にもとらわれてしまいます。
タイトルと主人公の名前の付けかたが素晴らしいです。うまいですよね。近道と鵜飼ってところだけで、もうヤラレた!って思っちゃいました。
探偵業をしている鵜飼の事務所の隣に、なぜか同業である探偵事務所を開いた近道との再会ストーリーで、わりと軽めで明るい調子。でも、ふとした瞬間に鵜飼のトラウマがあらわれ、忘れられない辛い出来事が過去にあったことが徐々に明かされてくるのです。
そして、近道に昔から好意を感じている鵜飼の切ない気持ちにもじんわりやら