中脇初枝のレビュー一覧

  • 世界の果てのこどもたち

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    私が子供の頃、同じ区内に朝鮮学校があって
    みんな意味も分からずそこに通う子供達のことを馬鹿にしていた。
    どんな人かも分からず、ただ周りの雰囲気でだと思う。

    自分がよその国で暮らさなくてはならなくなって、その地で同じ目にあったら?

    そんな想像力もなく。

    歴史の勉強をすることも大切だけど、
    この小説を読むことで深く考えることができる人に一歩近づけるのではないだろうか。

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    2026年09月17日
  • 愛子さん

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    せっかく戦争を生き延びても、全然幸せになれないまま80才になった愛子さんの話。こういう方も、沢山居られたのだと思う。

    戦後補償のこと、あまり知らなかったので調べたところ、日本では民間人に対する補償が全くなかったのに対し、同じ敗戦国のドイツやイタリアでは、軍人だけでなく民間人にも、国が医療や年金などの補償をしたそう。

    侵略や植民地支配により、アジアの国々に多大な損害と苦痛を与えたことも忘れてはならない。

    より戦争しやすい国になっていかないよう、出来ることはしなければ!

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    2026年09月14日
  • 世界の果てのこどもたち

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    戦時中の満洲でほんの一瞬すれ違った日本に縁のある3人の少女たち。それぞれの戦中戦後を生き抜く姿は、あまりにも苦しいが力強さも。
    少しだけ、パール・バック『大地』に通じる雰囲気を感じました。
    最終盤、それまでの丁寧な描写から、物語の展開が急ぎ足に感じてしまう点のみ残念に思いました。

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    2026年09月13日
  • わたしをみつけて

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    面白かった!!夢中で読んだ!
    似た経験はしたことが無いから心から理解するのは難しいと思うけど、世の中には良い人も居れば、どうしようも無いクズみたいな人間も居るなと、改めて思った。なんでなんだろう。
    自分を誇れる自分で居たい。

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    2026年09月03日
  • 天までのぼれ

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    2026.8 明治維新後の明治政府は板垣退助も伊藤博文も両名ともお札に描かれたように有名人は多いがみな評判の悪い人たちばかりで、女性参政権の問題含めて政治面では苦労の多い時代だったんだなぁと改めて思いました。経済となると解放されて生き生きとした時代として描かれるのと対照的です。

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    2026年08月27日
  • 伝言

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    読みづらい漢字が多かったり、高知弁が読みづらかったりで止まり止まりだったけど
    今、この時代に読んでおいて良かった。

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    2026年08月24日
  • きみはいい子

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    確かSNSで見て気になり読みました!
    読んで良かったです!
    かなり久しぶりに本を手に取ったので、最後まで読めるかなと少し不安でしたが、凄く分かりやすい内容でするすると読めました。
    人の感情が、作品の風景が、映画のように見える小説で、とても良かったです。
    苦しい中にも幸せがあり、真っ暗の中にも一筋の光が見える、そんな作品でした。
    出会えて良かったです。
    中脇初枝さんの作品は他の本も読みたいなと思います。

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    2026年08月17日
  • 天までのぼれ

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    幕末から大正にかけて、女性、おなごの権利獲得のために尽力した喜多の一生。教科書で名前を知っている人が多数出てくる。板垣退助は「板垣死すとも自由は死なず」しか知らなかった。その時代、「自由」という言葉は民衆の希望だった。今の感覚と違う。伊藤博文を始め、女性を無能と決めつけているその時代の男たちに驚き、反吐が出そう。またその頃芽生えた人はみな平等という思想がまだ実現しきれていないことにめまいを覚えた。

    説明的な描写や登場人物が多く、読みやすい本では無かった。でも現在の男女同権の礎を築いた重要な出来事を、私はきちんと知るべきなのだと思った。

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    2026年07月02日
  • 愛子さん

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    戦争もの。

    <穴の中の戦争>
    戦争が集団を狂気に至らしめる。犬の拠出。金物の拠出。国債の買い入れ。無謀な勇気。主に防空壕をめぐる話。最後、セミの姿にいのちの強靭さを象徴させている。

    <愛子さん>
    こちらは前作に比べると段違いにすごい作品。恨みや絶望がこれでもかと胸に迫る。結末も納得がいく。戦争もあるけど、国家もあるけど、なにこの理不尽さ。人生とはそういうものだけど、ガチャとか可愛い言葉では片付けられない現実。

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    2026年06月28日
  • 愛子さん

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    空襲で破壊された家々や鉄路も、怯えながら篭った防空壕も戦争が終わればやがて修復と埋め戻しによって以前の姿へと戻されてゆく。それは人々がそこで生活を続けていく以上必要なことではあります。けれど同時に、ほんの少し前まで生傷であったものが、ある日を境にただの痕跡として淡々と処理されるものに変わってしまう戦後という時間に対して、私はどうしても言葉ではうまく表せない蟠りを抱えてしまう。そしてその時間の流れの中で何より悲しく苦しいのは、街がどれほど直され整えられても、戦時下の空気という真に無意味な暴力に毟られ、抉られ、踏み潰されて空けられた心の空洞へは誰も責任を取ってくれず、戻してもくれないということです。終わりを迎えても本当には終わらない戦争をいま新しく始めない為のアクションをこの先も国には選択し続けて欲しいし、私という個人のレベルでも声をあげていきたい。たとえそれが小さくても。

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    2026年06月11日
  • きみはいい子

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    先生の話は心が苦しくなりました。先生って本当に大変。おばあちゃんの話は続きも読みたいですね。短編だと思わずに読みましたがなんとなく繋がっていて、その繋がりがわかるのも面白かったです。

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    2026年02月14日
  • 伝言

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    満州で少女たちが言われるがままに作っていたもの…それが風船爆弾だったことを何十年と経った後に知る。

    知らなかった満州での出来事に驚き、何も知らずにいたことを恥じる気持ちになる。
    戦争というものは、男たちのものだったから、女や子どもは何もできないと思っていたが、兵器づくりに加担し、ときには植民地の支配者としての立場を享受し、ときには、無自覚に人を傷つける。

    このことを忘れないように、もう二度と同じ思いをする人を、二度とこの世界に生まないように、それが「伝言」だった。



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    2025年12月04日
  • 天までのぼれ

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    女であることを マイナスにしない
    幕末の時代から いたんです。
    いやもっと昔から きっといた

    そして今も

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    2025年07月19日
  • 天までのぼれ

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    女性だからだめだということを
    当たり前のように受け入れていた時代があった。
    そんな中で、そうではないことに気づき、
    世の中に働きかける人たちがいた。
    その人たちのおかげで今の自分たちがいる。

    選挙とは何か、
    なぜ人々が、女性が、強く参政権を求めたのか、
    すごく考えさせられた。

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    2025年06月29日
  • 世界の果てのこどもたち

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    ネタバレ

    戦時中の3人の女の子の物語。満州で出会い、別れ日本と中国でそれぞれの道を歩む。茉莉にとって、もう二度と戦争をしないということは、もう二度と、母や父たちが焼き殺されたりしないということだった。そんなことを子供に思わせてしまう。恐ろしい。ただただ恐ろしくて、悍ましい。それが戦争ということを思い知らされる。そして、異国から戦争の為に移らせれ暮らすこと。その難しさも。
    力のない子どもに、戦争は容赦がない。そんな戦争がもう二度と起きてはならない。

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    2025年06月16日
  • 世界の果てのこどもたち

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    もう少しほのぼのした物語だと思ったから読み進めるのが辛くなるくらいに戦争による悲惨な物語だった。中国、朝鮮、日本と国をまたがって少女時代に出会った3人の生き様を体感したような気分になった。後半に伏線が回収されていくのでもう一度サラッと読み流していた前半を再読したくなった。戦争という黒歴史の現実を知り教科書では知り得ないものを得た気がする。

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    2025年06月02日
  • はじめての世界名作えほん 27 ブレーメンのおんがくたい

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    童話もよんであげたいなー!とブレーメンのおんがくたいでさがしました!
    おなじブレーメンのおんがくたいで探しても、
    なかなか文書がながかったり、絵が興味を示さなそうだったりでどうしようかと思っていましたが、こちらのえほんは、文章も短く、絵もはっきりしていて、うちのこたちちゃんとお話を聞いてくれました♡

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    2025年03月12日
  • 天までのぼれ

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    〈婦女は脳漿乏しく、嫁して夫に従うもの〉という暴論が罷り通る時代に、女性参政権を勝ち取ろうと声を上げ続けた楠瀬喜多の生涯を描いた大変な労作。いま当たり前のように誰もが享受している政治に参加する権利が、どれだけの声(封殺されたものも含めて)と血の闘いの上に成り立っているものであるか、読んでいて改めて思い知らされる。と同時に、令和になってもジェンダーギャップ指数の低い日本にとって、これは全く過去の話という訳でもなく、地続きの現在の闘いの姿でもあるのだ。自由と万民平等という同じ志の許に、互いをひとりの人間として捉え共に進む板垣退助との関係性は、誰一人として零れることの無い社会を目指す上で必要な形だろう。吹き荒れる逆風に総身を晒しながら、それさえも力にしてより高く舞い上がる勇敢な鳶たちの啼き声が胸に響く物語だ。

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    2025年03月13日
  • 神の島のこどもたち

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    沖縄から60キロ離れた、奄美の沖永良部島。第2次大戦から戦後まで、沖縄戦に寄り添い最後まで生き抜いた人たち。その子ども達から見た、戦争の悲惨な記録と、愛情と友情の物語。多くを学びました。

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    2025年02月28日
  • 世界の果てのこどもたち

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    2016年本屋大賞3位。第2次大戦中に満州で出会った3人の女の子たち。その後生き別れ、苦悩しながら懸命に生きる姿を描く。フィクションではあるが、膨大な調査をもとに、戦争の真実を語り継ぐ貴重な1冊。

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    2025年02月05日