中脇初枝のレビュー一覧

  • きみはいい子

    Posted by ブクログ

    うん、
    子どもは家族にだけに育てられる訳じゃない。
    身近な大人の関わりが大切。
    そして、そんな大人に出会えるか、なんだよね。

    0
    2023年04月25日
  • きみはいい子

    Posted by ブクログ

    子育て中の今、心に深く浸透してきた
    もしこの先子どもに手をあげたくなることがあるとしても、今子どもを心の底から可愛いと思っている事実を忘れないようにしようと思わされた

    0
    2023年03月03日
  • 世界の果てのこどもたち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    真ん中過ぎまで、とても読むのが辛い本であった。
    3人の少女が主人公だけど、太平洋戦争下に満州へ行く子と、朝鮮人の子と、横浜育ちのお嬢様って、もう不穏な要素しかない設定。
    特に、横浜で空襲に遭う時とその後、そして満州開拓団からの引き上げのくだりは本当に読むのが辛かった。

    中盤を過ぎて少女たちが成長するに連れて彼女たちの人生が少しずつ上向いていき、ようやく安心して読み進められるようになった。

    それでも満州からの引き上げ中に誘拐され、中国人の夫婦に買われてその子供として育てられた珠子の人生は、彼女が中国残留日本人孤児として故郷に帰ってからも辛いものだった。
    こういう人がきっとたくさんいたのだろう

    0
    2023年01月22日
  • わたしをみつけて

    Posted by ブクログ

    読みながらなぜか涙が出てきました。こんな世の中に藤堂師長さんや菊地さんみたいな人がいること。
    上辺の優しさじゃない、染み入る優しさに。涙が出ました。

    世の中いろんな人がいる。嫌な人もいるけど、いい人もいる。その時気づかなかったけど後から気がつくこともある。
    主人公の気持ちの変化、行動の変化に心揺さぶられました。最後、菊地さんが助かったと信じたい。

    0
    2023年01月09日
  • 世界の果てのこどもたち

    Posted by ブクログ

    幼い頃、ひとつのおにぎりを3人で分け合った、やさしい記憶。
    その記憶が再会へと導く。

    少女たちがいとおしく、本を抱きしめた。

    0
    2022年08月05日
  • はじめての世界名作えほん 63 いなばのしろうさぎ

    Posted by ブクログ

    むかし、オオクニヌシと言う神さまがいました、ある日オオクニヌシのおにいちゃんがヤマガミヒメと言うやさしいひめにけっこんをもうしこむために、いなばのくにへ、行くことにしました。

    0
    2022年06月23日
  • 世界の果てのこどもたち

    Posted by ブクログ

    夜中に読み出して止まらず朝になってしまった。中国東北部の地図を見ながら読んだ。山崎豊子の「大地の子」を思い出した。読後は長編映画を見終わったような疲労感はあるものの、主人公3人の逞しさと切なさと愛しさが胸に残る。

    0
    2022年01月03日
  • はじめての世界名作えほん 27 ブレーメンのおんがくたい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    さいしょみんなとしをとってなにもできなくなっちゃったことがつらかったなあとおもう。
    でもろばはブレーメンのおんがくたいになろうとして
    いぬ、ねこ、にわとりをさそって
    どろぼうたちのかくれがをうばおうとしたことがちょっといいことだとおもった。なぜかというとどろぼうたちはおいはらったほうがいいとおもった。
    にわとりがとびはねているのがおもしろかった。
    みんながきもちよさそうにねてたところがよかった。
    どろぼうが、どうぶつたちのいえのことを「ばけものやしき」とほんとうでないことをいってだまされていたのがおもしろかった。
    さいごみんなでしあわせにくらせてよかった。


    ブレーメンのおんがくたい
    よんだ

    0
    2021年09月10日
  • はじめての世界名作えほん 54 ながぐつをはいたねこ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    さいしょは男の子が3人いた。
    すいしゃごやとろばとねこをのこしておとうさんがしんでしまった。
    いちばんめのむすこはすいしゃごやを、
    にばんめのむすこはろばを、
    さんばんめのむすこはあとにのこったねこをもらうしかなかった。
    3ばんめのむすこは、ねこはなんのやくにもたたないとがっかりした。
    でもねこはむすこのためにやくにたとうといろんなところへいったのがいいことだとおもった。
    ねこはふくろにうさぎのすきなくさをいれ、そのそらでしんだふりをしたのがおもしろかった。



    ながぐつをはいたねこ
    よんだ日 2021.9.10

    0
    2021年09月10日
  • 世界の果てのこどもたち

    Posted by ブクログ

     美子が茉莉と珠子に1個しかない自分のおにぎりを分け与え、自分は1番少ない部分を食べた場面には、子供なのに、自分もお腹が空いているのに、助けが来るかどうかも心配な状況で、神みたいだなと思った。
     この3人は、それぞれ中国残留孤児、在日朝鮮人、戦災孤児という精神的にとても辛い状況にありながらも生きてこられたのは、幼い時に受けた家族の愛情と自身の精神力だと思う。
     現代社会で考えてみると、子供時代に自分は愛されて育ったという自信があれば、例えば仕事や人間関係で嫌な事が起こっても頑張れる気がするし、周囲の人に優しくもできる気がする。でも世の中そんな良い環境で育った人ばかりではないから、いろんな人がい

    0
    2021年08月03日
  • 世界の果てのこどもたち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    幼いころ満州で出会った3人の女の子の、戦中・戦後の物語。
    一人は貧しい高知の村から開拓団として満州に行かされた珠子。一人は生活のためにどちらかと言えば親日の考えを持っていた両親のもと(ただし母親は学校にも行っておらず読み書きができなくても、朝鮮人としての誇りは失わなかった)、満州で仕事をしていた朝鮮国籍の美子、もう一人は横浜で事業をしている父親が満州に視察(?)に来た時に連れてこられた、お金持ちのお嬢様の茉莉。
    3人は短い期間だが満州で友情を育み、国籍や立場が違っても、お互いを思いやってかけがえのない思い出を作る。その時には、そのささいな思い出が、どんなに大切なものなのか気づかない。
    終戦を迎

    0
    2021年07月31日
  • きみはいい子

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    桜が丘小学校と小学校のある「烏ヶ谷」の地域の連作短編集
    児童虐待がテーマとなっている
    どの話も重くつらいが、必ず見守ってくれている人がいるのが救い

    「サンタさんの来ない家」
    学級崩壊させてしまった新任の男性教師の岡野と義父から虐待を受けている男児神田を中心とした物語
    「べっぴんさん」
    自分も虐待された経験を持ち、今は自分の娘を虐待してしまう母親の物語
    「うそつき」
    小学校のPTA会長をしている主人公の息子の優介の友達のだいちゃん(大貴)の話と子どもの頃の親友で黒人とのハーフのもっちゃんの物語、「サンタさん」の校長先生と担任の先生のエピソードが挿入される
    「こんにちは、さようなら」
    認知が入っ

    0
    2021年06月16日
  • わたしをみつけて

    Posted by ブクログ

    素敵な話。
    始まりは重たく、暗く、どこまでこの調子?とも思ったが、新しい藤堂看護師長が来てから全てがつながり、面白くなってくる。

    看護師という仮面を被りプロの態度で看護し、患者を救い、院長に楯突いてやめさせらせられるものの、全ての看護師が意識を変えるきっかけになる。

    弥生は、「自分で自分を育てたのね」
    「上手に自分を育てたわね」と言われるが、まだうなづかない。
    親に捨てられ、3月に拾われたから弥生。
    養護施設で育ち、生きるために手に職をつけて、准看護師。

    神田さんは新しい彼に子どもを虐待され、その声を心配していた、ラッキーの飼い主、菊池さん。
    青森から働きに出て苦労もされながら、弥生がい

    0
    2021年05月29日
  • わたしをみつけて

    Posted by ブクログ

    とても素敵な師長で良い本でした。

    この顔はね、仮面なの。
    看護師の仮面。病院に着いたら、仮面をかぶるの。
    よく、若いひとが、自分探しとか言って、ほんとの自分を探して旅をしたり、転職してみたりするでしょり
    ほんとの自分がどこにいると思ってる?
    ほんとの自分なんてね、なんだっていいのよ。そんなのないと言ってもいい。仮面をかぶって30年もたてば、それが、ほんとうの自分。

    印象に残っています。

    0
    2021年05月17日
  • わたしをみつけて

    Posted by ブクログ

    師長に自分の身の上を話すところで自然と涙が出て来ました。やっと彼女が救われた気がしたのかな、とても読みやすく心に響くお話でした。

    0
    2021年05月08日
  • 世界の果てのこどもたち

    Posted by ブクログ

    おもしろくてあっという間に読み、最後のほうは感動した。
    敗戦間際の満州の開拓村でほんの1~2日一緒に過ごした立場や生活の違う3人の少女のことが、その後の人生までずっと描かれていく。1974年生まれの著者という偏見のせいか、時代背景のからまり方がちょっと典型的に過ぎる感じがしないでもないけど、それ以上にこの物語のなかに込められたものの大きさが感じられた。
    込められたものとは……。たとえば、空襲や満州からの引き揚げのような場面での人のふるまい、人の勝手さ、人の弱さ。人を守るってどういうことか、暴力的に闘わずして守る方法があるのか。物を分け合うとき、相手に大きいほうをあげられるか。
    「わたしは、幸せ

    1
    2021年05月08日
  • 世界の果てのこどもたち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昭和18年9月の終わり、珠子は満州についた。
    ふるさとは貧しくて、国策としての満州開拓団に強制的に入団させられたのだ。
    城壁に囲まれた土地ではあったが、地味豊かな満州の土地で、ようやく彼らはお腹いっぱい食べることができたのだった。

    美子は朝鮮に生まれたが、日本の支配下にあった朝鮮で、朝鮮人が豊かに暮らすことはできなかった。
    父が満州に仕事を探しに行っていた数年間、美子は母と二人で毎日働きづめに働いて、ようやくコーリャンの薄いおかゆをすすれるような暮らしだった。
    やっと父が迎えに来て家族で満州に移住。
    日本人たちのそばで日本人と同じように学校に通い、そこで珠子と友だちになった。

    茉莉は横浜の

    0
    2021年03月19日
  • わたしをみつけて

    Posted by ブクログ

    私は眼科やけども、病院で働くことの意義をそっと教えてもらえた。藤堂看護師長のような方がどの病院にもいてくれたら。。私も学ばせてもらえたことがあった。明日からまた頑張ろう。
    そして、弥生ちゃんの最後の心の変化…とてもとてもステキやった。
    祈ってもらったことがある。素敵だ。
    とっても素敵なお話やった。
    読んでよかった。

    0
    2021年03月04日
  • 世界の果てのこどもたち

    Posted by ブクログ

    途中読み進めるのが辛くなりながらも、
    『読まなければならない』という気持ちに押されながら一気に読み終えた。

    この本を皆が読めば戦争も差別もなくなるのにな。
    自分の子供たちにも読み継いでもらいたい一冊。

    0
    2021年02月17日
  • 世界の果てのこどもたち

    Posted by ブクログ

    胸を打つ。会社の休憩室じゃなかったら、電車の中じゃなかったら泣いてたな。
    戦争を繰り返さないためにもこの読書体験は大切なこと。辛いんだけど読むのが止められない。
    この本を作ってくれてありがとうと言いたい。この3人の少女を抱きしめたい。

    0
    2021年02月05日