中脇初枝のレビュー一覧

  • きみはいい子

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    ネタバレ

    虐待がテーマの短編集。小学校の学級崩壊は、教師の力量関係なく、家庭環境の原因や保護者間で結託して起こることもある。全ての登場人物に恵まれない家庭環境があるので、一筋縄ではいかないもどかしさがある。
    (短編のそれぞれの内容)学級崩壊の小学校教師。自分の母のように、娘に虐待する母。友達がいない男の子と遊んでくれる少年。障碍のある子どもと年老いた老女。認知症が進んだ虐待母と娘。

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    2025年12月30日
  • きみはいい子

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    3.5⭐︎
    たまたま私の心のタイミングと合ったからなのか、これを読みながら私の頭の中のごちゃごちゃが片付けられた気がした。
    シンプルに読み進められた。
    読みやすくて。ほんと、どこの家庭も色々あるんだよねって。
    短編集になっているので、それぞれに深く書かれすぎていなくてそこが重く暗くならなかった良さだった。短編集って軽すぎてあまり好きじゃないからほとんど読まないけど、この本は逆に短編集なのが良かったです。

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    2025年12月23日
  • きみはいい子

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    けっこうメンタルがえぐられました……。
    特に最後の「うばすて山」は自身の経験と少し似たところがあり、いろいろとつらかったです。タイトルからも考えさせられるお話でした。
    どれも最後は少し希望が見える終わり方でしたが、そんな風に思えるものなのかな。
    別々の短編だけど少しずつ繋がっているところはおもしろかったです。

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    2025年12月09日
  • こんこんさま

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    【2025年120冊目】
    祖母による絶対の支配下にあった家族は、彼女の死後バラバラになってしまった。一年ぶりに家に帰ってきたはなは、妹であるさちに再開する。偶然にも家を出ていた父親も帰宅し、祖父と母と偽りの家族の姿を保ったまま生活を再開する。家族が壊れてから生まれたさちは、密かに責任を感じていて――。

    緩やかな再生への道を歩み始めた家族の物語。登場人物全員に「何かしらありそうだ」と思わせながらも、はっきりとそれがわかるのは易者の男くらいかもしれません。祖父も父も母もはなも、そしてさちもたっくんも、その深淵を覗けないままに物語は終了しますが、騙されていたにもかかわらずなぜか明るい展開になっているのが不思議でした。

    読み終わってから中脇さんの2作目ということで、文章にもどこか初々しさがあったことに得心がいきました。短時間で読めるのでふわりとした小説の世界に入りたい時におすすめです。

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    2025年09月28日
  • きみはいい子

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    ネタバレ

    色々な家庭・色々な人達の虐待をテーマにした物語だった。

    担任をしたクラスは必ず学級崩壊してしまう新任教師と家で まともに食事を与えて貰えない男子児童。

    外出先では愛想をふりまいて、いい人を演じながら子供が親の言うことを聞かなかったり、人の迷惑になったこと等を全て記憶し、帰宅したら、子供の失敗の数だけ虐待をする母親。

    シングルファザーだった頃は、そんなことなかったのに、再婚した途端に虐待をする父親。

    小さい頃、何かあるとすぐに手を出した母。(文字や数字を言い間違えただけで、お湯の中に頭を突っ込まれたり、自分は散々虐待を受けてきたのに妹には一切虐待されなかったり、テストで70点を取っただけなのに首をしめられたり、目に砂が入った時は目を無理やり こじあけて目を舐められたりされた)
    そんな母親が認知症になった途端、自分の娘のことも、一切忘れてしまった。などの物語だった。

    虐待されている人達に対して、「君はいい子」と言っているのだなと感じた。
    この作者の本を以前何冊か読んだことがあるが、どの本も必ず読み終わった後は、切ない気持ちになるなぁと思った。

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    2025年03月30日
  • きみはいい子

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    短編集なので感情移入はしにくいがすべて救いがある終わり方で良かった。
    でも根本的には解決できない問題なので今後の子どもたちが心配

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    2025年03月01日
  • はじめての世界名作えほん 1 ももたろう

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    備忘録として

    はじめての世界名作えほん全80巻

    01  ももたろう
    02  三びきのこぶた
    03  にんぎょひめ
    04  おむすびころりん
    05  あかずきん
    06  おおきなかぶ
    07  かちかち山
    08  ありときりぎりす 〜イソップものがたり〜
    09  花さかじいさん
    10 ジャックとまめのつる
    11 うらしまたろう
    12 おおかみと七ひきのこやぎ
    13 シンデレラ
    14 つるのおんがえし
    15 かさじぞう
    16 金のがちょう
    17 十二支のはじまり
    18 ちからたろう
    19 しあわせなおうじ
    20 ラプンツェル
    21 きんたろう
    22 ヘンゼルとグレーテル
    23 ねむりひめ
    24 うさぎとかめ 〜イソップものがたり〜
    25 かぐやひめ
    26 三びきのくま
    27 ブレーメンのおんがくたい
    28 ねずみのよめいり
    29 こぶとりじいさん
    30 しらゆきひめ
    31 いっすんぼうし
    32 たなばたのおはなし
    33 ゆきの女王
    34 かもとりごんべえ
    35 かえるのおうさま
    36 さるかにがっせん
    37 こびとのくつや
    38 せつぶんのおはなし
    39 へっこきよめさま
    40 ふしぎの国のアリス
    41 みにくいあひるの子
    42 オズのまほうつかい
    43 三まいのおふだ
    44 まんまるパン
    45 フランダースの犬
    46 わらしべちょうじゃ
    47 ハーメルンのふえふき
    48 小公女
    49 三ねんねたろう
    50 びじょとやじゅう
    51 おやゆびひめ
    52 ピーター・パン
    53 てんぐのかくれみの
    54 ながぐつをはいたねこ
    55 アラジンとまほうのランプ
    56 あおいとり
    57 ぶんぶくちゃがま
    58 はくちょうのみずうみ
    59 うりこひめとあまのじゃく
    60 ピノッキオのぼうけん
    61 はだかのおうさま
    62 そんごくう
    63 いなばのしろうさぎ
    64 みつばちマーヤのぼうけん
    65 したきりすずめ
    66 アリババと40人のとうぞく
    67 はくちょうのおうじ
    68 ならなしとり
    69 くるみわりにんぎょう
    70 ゆきおんな
    71 マッチうりの少女
    72 一休さん
    73 あかいくつ
    74 ねずみのすもう
    75 アルプスの少女ハイジ
    76 金のおのと銀のおの 〜イソップものがたり〜
    77 おうさまの耳はろばの耳
    78 びんぼう神とふくの神
    79 ガリバーりょこうき
    80 三びきのやぎ

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    2025年02月19日
  • はじめての世界名作えほん 43 三まいのおふだ

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    2歳10ヶ月。
    山姥っていう妖怪が出てくるよ、と言うと、怖いもの見たさで読んで欲しいと持って来たので。

    やはり、山姥は怖かったのか、1回でもういい、と言っておしまい。確かに、この絵本の山姥怖いです。

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    2025年01月22日
  • きみはいい子

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    色々な虐待の短編集で、切ない気持ちになった。

    進行形で虐待されている子供の話だけでなく、かつて子供だった人が虐待されていたころの記憶や心の傷が描かれていることが多かった。
    虐待の連鎖ってこうやって起きるのかなと想像できた。
    まわりの人が気づいてあげられる社会になるといいなと思います。

    短編集なので、その後どうなっていくのか気になる感じではありました。

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    2025年01月11日
  • はじめての世界名作えほん 2 三びきのこぶた

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    ネタバレ

    読み始めたばかりですが、私の性格上間違いなくこのシリーズ(全80冊)をコンプリートします。

    児童文学作家の中脇初枝さんがシリーズの文章を手掛けているので、安心して楽しめそうです。

    ただ、このシリーズの「三匹の子豚」も穏健な内容でした。こどものとも版が懐かしいです。

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    2025年01月08日
  • 世界の果てのこどもたち

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    最後は良い話に終わったけど、なかなか重たい話が続いて、読みながら辛かった。
    いまもウクライナなどの戦地では、こういう話が実際あるんじゃないかと思ってしまったな。

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    2023年10月15日
  • きみはいい子

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    ある町を舞台に、虐待という題材で、描かれた5つの話。人というものは、人に認めてもらい、愛されることによって、健やかに成長できるんだなぁ…。どの話も、最後には、自分の事を認めてくれる人と出会えたりと、重いテーマだけど、心温まるかんじで、よかったです。

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    2023年10月05日
  • きみはいい子

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    ネタバレ

    かつて自分を加害してきた存在が、老いて無垢な存在になってしまった時。ぶつける先を失った感情はどこへやればいいのか。
    あれが嫌だった怖かった許せない。けれど加害者側はそれを忘れていて、自分が大人で親であることすら忘れていて、かつての怒りをぶつけた所で今度はこちらが加害者になるだけ。

    たった一つの優しい記憶を繰り返し再生して、これからも生きていく。それは希望のようにも見えるけれど私には逃避と自己暗示にしか思えなかった。
    けれどそうでもしないと生きていけないのは、加害者が親だから。唯一無二の存在だから。あれがしてほしかったこれがしてほしかった愛してほしかった。それが叶わなかったから、最後の最後に思い出したたった一つの優しい記憶を頼りに生きていく。
    親という呪縛。何処までも前向きで後ろ向きなラスト。

    ***
    ・文章が淡白なのに読みづらい
    ・母に「かよちゃん」と呼ばれるシーンは泣いてしまった。
    ・べっぴんさん。子供に手を上げる側の気持ちが痛いほど伝わってきて苦しかった

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    2023年08月02日
  • はじめての世界名作えほん 5 あかずきん

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    おばあさんと赤ずきんを食べてしまうところがだめだとおもいます。
    だって、食べてしまうといなくなるからです。
    二人がいなくなると、おかあさんがしんぱいするからです。

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    2023年07月26日
  • きみはいい子

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    ネタバレ

    心が痛かった。
    悪い人はいないんだろうけど、全てのことに何か原因があるんだろうけど、許せないことも沢山あって、でも理不尽なことを飲み込むことが生きることなのかな…なんて思ったり、でも、なんでも美談にしてしまうのは、何かに蓋をしてなんの解決にもなっていないと思ってみたり…

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    2023年06月25日
  • こんこんさま

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    酒井さんの表紙の絵に惹かれて購入。
    あとから著者がこりゃまてまての人だと知った。
    児童文学の人だと知って納得。優しくて不思議な文体だった。
    酒井さんの絵がとても合う雰囲気。

    近所からこんこんさまと呼ばれる大きくて古いお屋敷に住む歪な家族のお話。

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    2023年03月10日
  • 世界の果てのこどもたち

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    満州孤児、戦後、3人の女性の生き方が書かれている。
    満州からの引き上げの厳しさ、生存率の低さは教科書で見たことがあったが、ここまで生々しくせまってくる小説は初めてだった。

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    2022年07月25日
  • 世界の果てのこどもたち

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    ネタバレ

    描写があまりに辛くて読めない。けれど、読まないといけない。どれだけむごいことか、知らない世界を知って、もう二度と起こしてはいけないと心に刻まないといけない。

    日本に戻って、空襲で家族を亡くして孤児となった茉莉。
    人買いに攫われ、日本人であることを忘れ、中国人として生きていくこととなった珠子=美珠。
    故郷は分断され、在日朝鮮人として過ごすほかなくなった美子。
    三者三様、どの道もつらい。
    私たち、特に日本人はすぐに「〇〇人」と言いたがるけれど、これを読めば、それがいかに人を傷つけるかが分かります。自分のルーツは自分だけが知っていればいい。どんな人でも幸せに生きるべき。

    もう一度読むのはしんどいです。でも、見ずにいたことに目を向けるきっかけになりました。

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    2022年03月21日
  • こんこんさま

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    9歳の「さち」という少女。
    家族から疎まれている少女だ。
    さちは、自分が疎まれていることに気付いていて、北鎌倉の古い自宅で、こっそり身を潜めるように暮らしている。

    さちなりに、自分の家族、家をよくしたい、幸せにしてほしいと純粋に思っていたんだろうなぁ。
    旭山の登場からドロン!までのお話は、まるで落語のようだった。
    騙されたことで付き物が落ちたのか、同じ経験を共有したことで気が緩んだのか、最後は家族みんなが笑い合えてほっとした。
    さちの名前の由来。愛らしくとか美しくとか、そんな大それたことでなくて良い、ただ幸せであるように、という都のささやかな願い。
    親が考える幸せはなくても、押し入れの中で寝ていても、さちはさちなりに幸せなのではないかと私は思った。たっくんと夜中ふらふら散歩したり、そういうちょっとしたことで幸せを感じていたのではないかな。
    家が居心地悪くても、外で楽しみをみつけてくる、子どものそういう逞しさを、さちから感じた。

    中脇初枝さんのお話の、小さな子どもに対する視点がとても好きだ。

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    2022年03月05日
  • きみはいい子

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    一つの町でのそれぞれの短編が5話つまった本でした。学級崩壊や児童虐待がテーマになっていましたが、みんなそれぞれ悩みながら精一杯に生きてるというのがよかったです。「べっぴんさん」が一押しかな?

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    2022年02月21日