如月かずさのレビュー一覧

  • 給食アンサンブル2

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    中2の生徒達が主人公の給食をモチーフにした連作。一つ前の登場人物が次の話の主人公という感じ。「くじらの竜田揚げ」の話が特に好きです。

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    2024年10月17日
  • ひみつの相関図ノート

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    望月麻衣&児童書にひかれて手に取る。
    8つの短編集で、若手~中堅作家さんが執筆されてます。人間関係をテーマにした内容が共通。あと、ネコでてきます。ルビは多分4年以上向け。内容はかなり今っぽいのに、挿絵は古風な感じです。おすすめしたら人気が出るタイプの本かな。高学年向け。
    「初恋は前途多難!?」望月麻衣
    小学校で知り合った相沢君のことが気になる菜々美。地味でまったく人気がなかったのに最近背が伸びて少し格好良くなってきた。彼の素敵なところを最初に気付いたのは私なのに。それに、え?その有名な人と知り合いなの?まさか、彼女?
    「夢追うふたり」如月かずさ
    小説家を目指しているのにちっとも面白いも

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    2024年09月30日
  • ひみつの相関図ノート

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    短い話の中でもそれぞれが生き生きとしているだけでなく、扉絵に描かれている相関図を話を読み進めた後にもう一度読むと、また違った印象になるという面白い仕掛けもあって良かった。

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    2024年09月15日
  • まほうのアブラカタブレット

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    ほんの少しの好奇心と、それに対しての報いもありデジタルネイティブのこどもたちには思うところがある児童書ではと思う。

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    2024年09月12日
  • シンデレラウミウシの彼女

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    ネタバレ

    この願いを叶えて神様。

    ガクは幼馴染のマキを好きになってしまう。マキは女の子っぽいところがあるけど、男だから告白はできない。マキが女だったら。その願いを縁結びの神様が聞きつけて——。

    心中密かに好きだった幼馴染なマキが女になってしまって、周囲はマキが男だったことを覚えていない。記憶があるのは自分たちだけで、マキの記憶もだんだんあやふやになっていく。あることからマキが女になった理由が、自分が神様に願ったからだと知ったガクの驚きと後ろめたさ。そして男だった記憶を無くしたら自分ではなくなってしまうようで怖いとこぼすマキ。

    自分の過ちを伝えるために水族館にマキを誘ったガクと、マキからの告白。結局

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    2024年08月15日
  • まほうのアブラカタブレット

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    令和6年読書感想画低学年の指定図書。
    2年生頃から。
    授業で使う写真をタブレットで撮っていたら見かけないアプリを発見。試しに使ってみたら撮った写真をアプリで加工すると、写真の通りに現実が変わる魔法のアプリだった!

    お話もおもしろいし、アプリのスタンプでいたずらをするところなど想像力がふくらむ。

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    2024年08月11日
  • ひみつの相関図ノート

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    完全に思っていたのと違った。
    真剣な人間関係の青春作品かと思いきや、黒猫さんを全員で登場させる、ファンタジーを含むふわっとした物語が主。最後にあっと思わせる、人間関係相関図が完成する。

    作者は児童文学活躍の面々なので、初めてでも面白いはず。
    いとしのナナが好印象でした。

    望月麻衣「初恋は前途多難!?」
    如月かずさ「夢追うふたり」
    神戸遥真「放課後のメッセージ」
    もえぎ桃「わたしのママは」
    宮下恵茉「きみは友だち」
    地図十行路「壁の向こうのソラ」
    松素めぐり「いとしのナナ」
    にかいどう青「それでも地獄で息をする」

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    2024年07月29日
  • セミクジラのぬけがら

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    ネタバレ

    予想外の話。セミの抜け殻を探していたら、クジラの形の木のかけらを見つける。うっかりお茶をかけてしまったら、本物のクジラ(ミニサイズ)になる。しかも!脱皮して空を飛んでいってしまうという話。ラストまでおもしろい展開。

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    2024年05月28日
  • YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors

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    ジェンダーフリーがテーマのアンソロジー。
    「チキンとプラム」「いわないふたり」「羽つきスキップ」が好きだった。
    いろんな作家さんの雰囲気の違う作品が読めておもしろかった。

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    2024年05月18日
  • まほうのアブラカタブレット

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    2年。いたずらずきのこたろうは、タブレットのせいタブーに出会いに楽しくタブレットで魔法をかけていくが…。と、分かりやすくしっぺ返しand素直な終わり方がすっきりとする。
    子どもの身近なタブレットがお話になるところが嬉しい。

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    2024年04月16日
  • YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors

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    このご時世に必要とされる短編集。欲を言えば、女の子が主人公ばかりだったので、男の子(体が男の子の人間)に寄り添った話がもう一編あると良かった。

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    2024年02月16日
  • YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors

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    児童書の棚で見つけた。大人でも難しいLGBTQをどう扱うのか?(この本はそれだけでは無い)
    当事者の多くは自己肯定感が低く悩んで成長していくらしいが、ここでは肯定していいんだといっている。
    自分の感覚を大事に、他人の感覚も尊重して。

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    2023年08月03日
  • YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors

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    ネタバレ

    改めて有名な作家さんの集まりだと思いました。
    ジェンダーに関連した深い、不快、日本の人間関係が漫画も入れて7作品。視点が全て違って、タメにもなる。

    ①男の匂い、女の匂い。個人の好みで男女関係ないのでは?
    ②男性が好きな男性を好きな女子。
    ③性自認が女性で女性が好き。
    ④父親の愛情表現がセクハラ。家族の対応も不満。
    家族観。
    ⑤女性が恋人の女性。男性が好きな女性で距離感が近い人がいる。誤解されたくない。カミングアウト。
    ⑥性への関心と誤解。コドモっぽいとは。女性の生理と自分にできる事。
    ⑦男尊女卑。優しい、いいことは。

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    2023年07月12日
  • 給食アンサンブル2

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    給食アンサンブル 2年生編
    同じ学校が舞台で、前作同様主人公が短編ごとに変わる
    前作で出てきた子たちも登場する

    それぞれ色んな悩みを抱えながら
    学校生活を送り、給食を食べ、クラスメイトと過ごす

    中学時代が懐かしくなる

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    2023年03月12日
  • スペシャルQトなぼくら

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    おしゃれと恋とクエスチョニングのお話(帯から)
    登場人物がみんないい人だったので、安心して読めた。
    児童書でクエスチョニング(アセクシャル)を扱った本はなかなか見ないので新鮮。
    おしゃれに対するポジティブな言葉も素敵。
    P61「大事なのは性別じゃなくて、ぼくがどんはぼくになりたいかだから」

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    2023年02月05日
  • スペシャルQトなぼくら

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    LGBTQ、アロマンテイック、アセクシュアル…。タイトルと表紙を見たときは、かわいいものが好きな男の子の話かな、くらいにしか思わなかったけど、色々と勉強になった。
    自分の性別、恋愛対象の性別、恋愛の仕方、自分ではわかってるつもりだけど、案外わからないのかもなぁと読んでいて思った。好きなものを好きっていえるのって、素敵だよね。
    帯に書かれていた、まさに「Qでキュートなふたりが織りなす、おしゃれと恋と特別な絆の物語」でした。

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    2022年08月24日
  • スペシャルQトなぼくら

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    LGBTについては知っているが、LGBTQの"Q"については知らない人も多いのではないだろうか。
    そんなQ…クエスチョニングで"キュー"トな男子中学生2人の、時に悩み時に楽しく過ごす、自分の「好き」の形を共につくっていく絆の物語。
    かわいい表紙なので、中高生男子が手に取るには少し勇気がいる本かもしれないが、ぜひ男女クエスチョニング問わずティーンエイジャーに読んでほしい本。
    ティーンズ向けとしてこの本を書いてくれたことに、嬉しさすら感じる。

    表紙も裏表紙もとてもかわいい。
    作中の描写から察するに、表紙の右側の子が主人公のナオで、左側の子がユエだろう。

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    2022年07月26日
  • スペシャルQトなぼくら

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    LGBT"Q"に踏み込んだ作品。

    心理描写がお見事で、登場人物にすんなり感情移入できる。「どっちでもいいじゃん」が浸透していくといいよね。
    この作品がYAであることに意味を感じます。


    オチはちょっと…こうするしかなかったのかな?といった印象。
    ユエとナオが生きやすい世の中になるといいなあ。

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    2022年07月11日
  • スペシャルQトなぼくら

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    多様性が認められるようになってきて、男が男らしくとか、女が女らしくの時代は終わりつつあると思う。男性が化粧水をつけたり、日傘をさしたり、ネイルしたり…etcは、もう恥ずかしいことではなくなったんじゃないかと思う。好きな服を着て、オシャレして歩いていても咎めない。男だから、女だからはもう古い。そんなことを言ってるほうが恥ずかしいくらいの、性別とか関係なく何でも自分の好きなものを好きって言える、そんな世界に変わればいいなと思う。

    本当に気の合う、自分と同じ価値観の友達に出会える確率は、そんなに高くないと思う。自分のことを受け入れてくれる、特別な関係を築けることは本当に嬉しいことだし、恵まれた環境

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    2022年06月01日
  • スペシャルQトなぼくら

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    LGBTの中のクエスチョニングというものは、始めて聞いた。
    ただでさえも多感な中2という時期に、自分のセクシャリティに悩みを抱えているというのは、本当に苦しいと思う。
    でもQトなお洋服のやメイクの描写も多く、暗くなりすぎずに物語が展開していくところがよい。

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    2022年05月29日