如月かずさのレビュー一覧
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クラスメイトの久瀬優英はとてつもない勉強好きの優等生。ある日ぼくは塾の特別講習の帰り、乗り換え駅で久瀬とすれ違った。ぼくには気付かず久瀬はそのまま駅前広場の公衆トイレに入っていった。そして偶然にも、そに公衆トイレから明るい茶色のショートヘアでキュートな服を着たどう見ても女の子が男子用の出入口から出てくるのを見てしまった。その女の子はさっきの久瀬と同じ白いトートバッグを肩から下げている。この子ってまさか…久瀬?!
めちゃくちゃキュートで優しいお話にキュンキュンして夢中で読みました。前半はただひたすらに可愛い!可愛い!と思いながら読んでいましたが、後半につれて不穏な雰囲気になっていき、ただ可愛 -
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ネタバレコマツシンヤさんの優しいイラストが
物語にぴったりあってとても素敵な本。
絵本ではないけれど絵が多くて小学一年生でも
読めるかな。
まずミッチのみちばたコレクション!!
母親の私でもわくわくして、イラスト一つ一つを
じっくり眺めて楽しんでしまった。
物語はミッチが拾ったくじらの形をした
木の皮のようなものに水がかかって
小さな小さなくじらが生まれるところから始まる。
小さなくじらのなんてかわいらしいこと。
小さなくじらが、小さな金魚鉢に入って
小さな潮を吹くところなんて和む。
物書きのお父さんがミッチの相談によく
のってあげて、解決策を提案してあげたり
父と子の優しい物語でもある。
セミクジラ -
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YAカテゴリの青春小説。恋愛小説かな?
中高生向けと銘打たれたもの、中高生に読んでほしいと置かれた古典、そういうものに案外あるのが『同性へのほのかな恋心』を扱った小説。
この本もそうで、思いっきりネタバレてしまいますが同性の幼馴染に恋をしてしまった男の子のお話です。同性が故に気持ちを押し殺して一緒に育ってきた主人公。女の子だったら気持ちが伝えられたのに…そしてとつぜん幼馴染が女の子になってしまう。
実はここまでだったらけっこういろんな小説や漫画によくある展開。ウワァ女の子になっちゃったよ、どうしようドキドキ!そしてラッキースケベ!ラブコメディ!
しかしこの本はそんなありがちな性的なあれこれはほ -
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特撮オタクのぼくがヒーローになる!
大勢で何かをするのが苦手で、おとなしい。動物にたとえるとウサギのような高1男子、宇佐。
ひょんなことから、ローカルヒーローを演じることになって…。
地域おこしの話じゃなくて、先輩の亡き祖父が残したヒーローのマスクを中心に、ヒーローショーの実現がメインで話が進んでいきます。
「ぼく」の内気なところや同級生の佐倉の恋。若さがみずみずしくて、キラキラしてます。
高校生が自分達でヒーローショーができるの?と一瞬思いましたが、自分の高校時代、後輩がアーケード街で小規模なヒーローショー(注:手作り)をしていたのを思い出しました。
やればできるのです!(←周りは微妙な空気 -
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現在活躍中で人気の児童文学作家さん達の
中学生にも納得できる
ジェンダーフリーアンソロジー
こんな素敵なアンソロジーが読める中高生は
なんて恵まれているんだろうと感動さえしてしまいました
朝井リョウさんの「正欲」をはじめ
ジェンダーフリーを難解にしすぎているのかもしれませんね
昔の中高生には、少し物足りないところもあるかと思いますが、6人の作家さんにもとても興味を持ちましたので、作家と作品を記録しておきます
「Peony」
漫画 鎌谷悠希
2000年月刊Gファンタジー「華屋」デビュー
2008年「隠の王」テレビアニメ化
peonyはお花の芍薬
男女による香りの性別の違和感
「女子高か、共