水名瀬雅良のレビュー一覧
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ネタバレ二〇〇×年の首都直下型地震で、日本は壊滅状態に陥ってしまう。
社会は荒廃し、犯罪が多発する中作られた少年刑務所「特U施設」。
それは、日本で始めての民間刑務所であった。
罪を犯した駿也が送られたのは、更正とは名ばかりのそんな無法地帯だった。
入所初日、恒例のリンチに遭いかけた駿也を、通称『ディンゴ』なる男が救った。
ディンゴは、少年刑務所の中でも、看守にさえも恐れられている男で、特Aという独房に特別待遇で寝起きしていた。
駿也が助かったと思ったのもつかの間、彼の行動の目的は、駿也を自分専用の慰み者にすることだった。
すぐさま彼の独房に連れ込まれ、思うさま犯された駿也はディンゴに対し、憎悪を覚える。
そのまま強制的に、ディンゴの独房へと住まいを移された駿也は、逃げ場のない檻の中で、執着じみて暴力的な陵辱にひたすら耐え続ける。
それというのも、実は駿也にはある目的があって、この少年刑務所へと入り込んでいたからだった。
自分が復讐すべき相手は、ディンゴなのか――。
一方では「そうでなければいい」と思いながらも、憎悪を募らせる駿也。
そして、ディンゴのその正体が、駿也をある陰謀へと巻き込んでいくことになる――
という話でした。
駿也は自分の大切な人を殺されたことから、その殺した相手に復讐をするため、少年刑務所に入り込むが、実はその復讐相手だと思った人間が、まったくの別人と入れ替わっていて。
その入れ替わりの真相が、某財閥のお家騒動にある――というのが大きな流れなんですが。
基本的には、駿也がディンゴに無理やり犯される描写がメイン。
世間一般と隔絶された世界の中で、思うがままに貪られる駿也。
けれど、その関係から徐々に、お互いを大切に思う気持ちが生まれ始め、閉じ込められたディンゴを救うべく、駿也が画策する――んですが。
その助ける描写はとんでもなく、あっさり描写。
場面が変わって、章が変わったらもう、助け出すために少年刑務所を取り囲むところまできている。
もちろん、どうやってそんなことになったのかの種明かしはしてくれていますが、そんなことでどうやったらうまく行くの? という疑問にはまったく答えてくれていない。
もうちょっとそこも細かく描写してくれたら、もっと面白い話になったんだろうな――と思いながら、ちょっとそこだけは拍子抜けでした。
というわけで、牢屋の中でエッチというシチュエーションを楽しみたい方にはオススメします! -
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家族を交通事故で失い、引き取られた資産家の家で10年間過ごしてきた幸弘が、兄となった11年上の将臣に禁断の恋心を抱いてしまうという、切ないけど優しく甘いお話です。
なぜ、幸弘が兄を好きになってしまったのかというのは、将臣の行動にあるんですよね。事故の後遺症が残っている幸弘を、それはそれは溺愛しまくりなんです。大学を出て画廊をオープンさせた幸弘に尽力し、惜しみなく世話を焼きます。しかも、過保護。虫が付かないように絶えず目を配り、当て馬が登場した際にはあっさり排除!それじゃ話が広がらないよ、みたいな。
そんなに独占欲丸出しでかわいがられたら、好きになるのももっともです。
ところが、なんか気持ちがずれているんですよね。弟扱いじゃなく、恋人にして欲しいと願うようになる幸弘に対する、将臣の反応が意外でした…
将臣は、とても頼りがいのあるオトナの男だと思い込んでたのですが、ひょっとして、抜けてる?
どんどんかわいがって、溺愛ラブして、それは客観的にはどう見ても幸弘に対して弟以上の気持ちを抱いているとしか思えないんですけど。
結局、思慮深い幸弘はこのまま将臣に甘えていてはいけないと思い、今まで世話になった恩義をアダで返すようなことはできないと、おとなしく身を引こうとするのです。
うん、でもそれじゃ話がまわらない。このまま、兄弟としてつきあっていくのか?と一瞬納得してしまいそうになりました。三浦と長峰もあっさりした絡みでなんだか物足りなくて。派手なぶつかりあいも無く、全体的にぬるま湯のような感じでした。
多分、将臣にも心の中では激しい葛藤があったに違いないと思うし、急に弟として見ていた幸弘を性欲の対象とするには道を踏み外すような罪悪感があったと思うんですよね。
そのあたりの描写がないので勝手に妄想で補うしかないんですが。
できれば、将臣視点で幸弘に対する心情をもっと知りたかったです。
しかし、その分最後の最後で、恋人として付き合い始めたにもかかわらず手も握ることすらない清らかな関係に、幸弘が痺れを切らしたところからはすごく盛り上がりました。将臣に踏ん切りをつかせる場面は、どうなるのか思わず息を殺して見守ってしまった。
なので、濡れ場は満足感もひとしおでした。
焦れ焦れさせられたけど、結果的にはかなり好みの話だったようです。この後の二人もどうなるのか気になります。 -
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ネタバレ交番勤務の警察官である湊は、2年ぶりに留学から帰国した血の繋がらない弟である孝平に押し倒されていた。
それというのも、孝平が出国する前に告白され、その時に「自分の身長を追い越したら何でもしていい」という約束を孝平と交わしてしまったからだった。
帰国した孝平は湊の身長を軽く追い越し、体格も力もまったく敵わないくらいに成長しており、冗談じゃないと湊は抵抗するものの、「兄貴のくせに約束を破るのか」と孝平に押し倒されて抱かれてしまう。
その後も、孝平は湊の下を訪れ、何とか湊を口説き落とそうとしてくるけれど、湊はそんな弟をまっとうな道に戻そうとしていて……?
というような話でした。
自分の弟を自分と付き合うなんて状態にしたくない湊と、何とかして湊と付き合おうと押せ押せな弟・孝平のお話でした。
この話は本当に、押しの一手で、孝平が押して押して押し捲っていて。
湊は何とかしてそれを避けようと、同僚で元恋人の警部と付き合っているフリまでしたけれど、それも見破られて。
最終的に、湊の逃げ場がなくなって、結果、湊が孝平を受け入れるという話。
押せ押せの攻めが好きなら面白い話だと思いますが、割とベタなように感じました。 -
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桐生と姫宮との過去の関係を怖くてきちんと確認できず、そのせいでどんどんネガ思考に陥ってしまう長瀬。内容的には、そう考えてもしょうがないかなとは思えるのだけどイラっとする。長瀬の思考って女性的だよね。うだうだ考えて関係がギクシャクするくらいなら腹割って話しろって拳骨くれてやりたくなる(笑)それでもこのシリーズを読んでしまうのは、あの傲慢桐生が盲目的に長瀬を愛してるのが可愛いから。深夜に東京から名古屋に車飛ばしてくるとかおバカでたまらない♪そして、また気になるところで続いてる。愁堂さんの罠から逃れられないw
水名瀬さんがハマってるのは、あのアニメですよね?愁堂さんじゃないけど、カバー折り返しコメ読んだ瞬間、おおっ!ってなった。なんか仲間を見つけたような喜び♪ -
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高校の同級生ででお隣同士。今では熱血刑事の元ヤンと、何かと世話が焼けるポルノ作家という組み合わせ。
キャラはとっても魅力的です。怖いもの知らずの体当たり捜査が男っぽい高千穂と、ツンデレ入ってる素直じゃない束紗。読んでる方は全員束紗に惚れられてるのがわかり過ぎているのに、超鈍感な高千穂が残念で、この二人がどうやってくっつくのか心配してしまいました。
高千穂の鈍さにしびれを切らす脇キャラがどちらも魅力的です。中でも893の上条は男前。キレるととっても怖いのもステキ。
そして編集の成瀬もクールでかっこよかった。
イラストも水名瀬センセで素晴らしく美麗で、高千穂と束紗のくっつき方もとても自然で、二人の気持ちも伝わってきて読後感もよかったんですが。
893ものとか事件ものかというとそうでもなく、それは単なる付随ととらえた方がよさそうで、どちらかというとラブコメよりのライトな口当たりです。なので、かるーく読み流してしまいそうに。
せっかく、ステキな登場キャラ多数なのに生かしきれていない感があって、ものすごく残念です。
全体の話の雰囲気とか、登場人物の会話とか、上手いし物凄くこなれていて楽しく読めるんですが、心に残るものがあったような無いような…
893のダークな抗争メインじゃないなら、ラブの部分でもっとせつなくてもよかったかも。
せめてエロがもう少し濃厚だったらなーと思いました。高千穂もっと攻めてくれてもよかったよ。何しろ受がポルノ作家さんなので、妄想大爆発でお願いしたかったです。 -
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unisonシリーズ第9弾
名古屋に転勤後、長瀬の中傷メールが出回ったのは課長である姫宮のした事だった。姫宮が桐生と昔付き合っていた事を知った長瀬は落ち着かない気持ちになり…。
---いつもの長瀬だった(笑) ぐるぐる考え過ぎる。
でも、確実に二人の中が安定してきていてぐるぐるした後には少し強くなった長瀬が居る。
桐生も誰も愛したことが無かったので他人に対する思いやりなどが欠けていたが、長瀬を愛するようになってだんだん他人へも気持ちをはせることが出来るようになったみたい。
エチがねぇ。
この先生のエチは水戸黄門の菊のご紋みたいなものだ、と思いきるしかないのかな、とにかく毎回おんなじ行程でイくのもね、そろそろ飽きてきてるのですが。
好きなシリーズだから頑張って読み続けるけどね。