水名瀬雅良のレビュー一覧
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ネタバレ二〇〇×年の首都直下型地震で、日本は壊滅状態に陥ってしまう。
社会は荒廃し、犯罪が多発する中作られた少年刑務所「特U施設」。
それは、日本で始めての民間刑務所であった。
罪を犯した駿也が送られたのは、更正とは名ばかりのそんな無法地帯だった。
入所初日、恒例のリンチに遭いかけた駿也を、通称『ディンゴ』なる男が救った。
ディンゴは、少年刑務所の中でも、看守にさえも恐れられている男で、特Aという独房に特別待遇で寝起きしていた。
駿也が助かったと思ったのもつかの間、彼の行動の目的は、駿也を自分専用の慰み者にすることだった。
すぐさま彼の独房に連れ込まれ、思うさま犯された駿也はディンゴ -
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家族を交通事故で失い、引き取られた資産家の家で10年間過ごしてきた幸弘が、兄となった11年上の将臣に禁断の恋心を抱いてしまうという、切ないけど優しく甘いお話です。
なぜ、幸弘が兄を好きになってしまったのかというのは、将臣の行動にあるんですよね。事故の後遺症が残っている幸弘を、それはそれは溺愛しまくりなんです。大学を出て画廊をオープンさせた幸弘に尽力し、惜しみなく世話を焼きます。しかも、過保護。虫が付かないように絶えず目を配り、当て馬が登場した際にはあっさり排除!それじゃ話が広がらないよ、みたいな。
そんなに独占欲丸出しでかわいがられたら、好きになるのももっともです。
ところが、なんか気持ちが -
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ネタバレ交番勤務の警察官である湊は、2年ぶりに留学から帰国した血の繋がらない弟である孝平に押し倒されていた。
それというのも、孝平が出国する前に告白され、その時に「自分の身長を追い越したら何でもしていい」という約束を孝平と交わしてしまったからだった。
帰国した孝平は湊の身長を軽く追い越し、体格も力もまったく敵わないくらいに成長しており、冗談じゃないと湊は抵抗するものの、「兄貴のくせに約束を破るのか」と孝平に押し倒されて抱かれてしまう。
その後も、孝平は湊の下を訪れ、何とか湊を口説き落とそうとしてくるけれど、湊はそんな弟をまっとうな道に戻そうとしていて……?
というような話でした。
自分の -
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桐生と姫宮との過去の関係を怖くてきちんと確認できず、そのせいでどんどんネガ思考に陥ってしまう長瀬。内容的には、そう考えてもしょうがないかなとは思えるのだけどイラっとする。長瀬の思考って女性的だよね。うだうだ考えて関係がギクシャクするくらいなら腹割って話しろって拳骨くれてやりたくなる(笑)それでもこのシリーズを読んでしまうのは、あの傲慢桐生が盲目的に長瀬を愛してるのが可愛いから。深夜に東京から名古屋に車飛ばしてくるとかおバカでたまらない♪そして、また気になるところで続いてる。愁堂さんの罠から逃れられないw
水名瀬さんがハマってるのは、あのアニメですよね?愁堂さんじゃないけど、カバー折り返しコメ読 -
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高校の同級生ででお隣同士。今では熱血刑事の元ヤンと、何かと世話が焼けるポルノ作家という組み合わせ。
キャラはとっても魅力的です。怖いもの知らずの体当たり捜査が男っぽい高千穂と、ツンデレ入ってる素直じゃない束紗。読んでる方は全員束紗に惚れられてるのがわかり過ぎているのに、超鈍感な高千穂が残念で、この二人がどうやってくっつくのか心配してしまいました。
高千穂の鈍さにしびれを切らす脇キャラがどちらも魅力的です。中でも893の上条は男前。キレるととっても怖いのもステキ。
そして編集の成瀬もクールでかっこよかった。
イラストも水名瀬センセで素晴らしく美麗で、高千穂と束紗のくっつき方もとても自然で、二人 -
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unisonシリーズ第9弾
名古屋に転勤後、長瀬の中傷メールが出回ったのは課長である姫宮のした事だった。姫宮が桐生と昔付き合っていた事を知った長瀬は落ち着かない気持ちになり…。
---いつもの長瀬だった(笑) ぐるぐる考え過ぎる。
でも、確実に二人の中が安定してきていてぐるぐるした後には少し強くなった長瀬が居る。
桐生も誰も愛したことが無かったので他人に対する思いやりなどが欠けていたが、長瀬を愛するようになってだんだん他人へも気持ちをはせることが出来るようになったみたい。
エチがねぇ。
この先生のエチは水戸黄門の菊のご紋みたいなものだ、と思いきるしかないのかな、とにかく毎回おんなじ行程 -
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攻め:依頼主・青木悠人
受け:家事代行・香月千尋
売れない役者の傍ら生活費を叔父の家事代行サービス業のバイトで賄っている千尋の今回受けた男性は千尋と同じ年にも関わらず一流企業勤務のやり手で、そうそうに嫌みを言われてしまう。しかしお金のためと次々に青木の要求に応えるうちに青木の態度が軟化してきて…。
青木のお兄さんに千尋を恋人だと紹介しても驚かれるどころかにこやかに対応されたり、青木自身も千尋が自分を好きかもしれないと思うところとか男同士でもデフォなんですか?と突っ込みたい気分はありましたが、概ね受けの気持ちも分かりやすくて良かったかも。
その前に読んだ同じ水名瀬先生の『相棒の条件』より -
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攻め:伊勢大輔
受け:神崎柚流
社会人になって数年、柚流は高校時代に付き合っていた伊勢とばったり再会する。自分から姿を消した柚流を伊勢は探したといい、もう二度と離さないと強引に抱き…。
高校時代にプロを目指していたもののケガの為それを諦めた伊勢はどこか不安定で…。
うう〜ん。いや、悪くは無かった、悪くはね。
でも。何て言うか、あっさり流れたというか?受けの切なさも攻めの焦燥感も掘り下げ方が浅かったというか。
なのに、攻めを好きになる受けの甥っこは出てくるわ、受けを好きになる攻めの友人は出てくるわ、で盛りだくさん過ぎた。そこまで盛るなら2冊くらいの分量が必要だったかと。
絵はねぇ、相