水名瀬雅良のレビュー一覧
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攻め・マル暴刑事:高千穂めぐむ
受け・エロ作家:宮原束紗
恐持てでマル暴の刑事・高千穂は高校からの同級生で今はエロ作家の束紗とたまたま隣同士に住んでいる。腐れ縁で自分勝手だがどこか憎めない束紗の世話を焼いている。
仕事柄どうしても危ない事が多いのに、束紗はそんな事にはお構い無く張り込んでいる現場にすら電話をしてくる。
そして奇妙なバランスで相対している暴力団の上條が束紗を欲しいと言い出し…?!
いわゆる刑事ものなので、高千穂の事件に対する緊張感が現れていました。
男同士の恋愛など思いつきもしない高千穂の鈍感さは束紗には気の毒でしたが、束紗側の描写でなくほとんどが高千穂側からの描写だったの -
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バイト先の先輩の彼氏に愛されて、戸惑う沙智の揺れる心を細やかに描いたハートフルなストーリー。
沙智は家庭に悩みを抱えているから、毎日が余裕なくて恋愛どころじゃない生活。でも、そんな環境にも負けず一生懸命生きていこうとする姿勢がとても健気です。
そして、そんな沙智に何かとやさしく接するカフェのバイトの先輩尚が、また裏表なくいい人。
なので、尚の彼氏である賢吾に好意を持たれても、拒絶するしかすべがない状況。沙智も彼に好意を持っているけど、尚のことを思いやる真面目でいい子なんです。
賢吾も第一印象とっつきにくそうで不遜な感じですが、読んでいくうちに意外に優しく男らしい性格であることがわかります。沙智 -
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ダークミステリーな匂いがムンムンの兄弟モノです。夜光花センセの本領発揮というかんじ。
男同士で、しかも兄弟というW禁忌の設定に実に弱い!そういう方はかなり多いと思いますが、私も例にもれず磁石のようにその手の作品に吸い寄せられるタイプです。
大抵、兄弟モノになると、痛いドロドロ系、読後重くなるものだけど、これは違った。
ミステリー部分は、閉鎖的な村の様子と共に暗く妖しく印象付けられますが、それと比べると尚吾と誠の関係は都会の洗練された暮らしぶりに重ねられ、思っていたより明るい印象。
確かに、許されない関係に悩みはするものの、わりと背徳感に欠けているんですよ、この二人。特に弟の誠は、かなりのブラコ -
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unisonシリーズの7冊目。
前作で名古屋転勤を告げられた長瀬の逡巡と見守る桐生の話。
それに以前サイトにUPしていたという滝来の若い頃の話で半分ずつの量。
書き下ろしは長瀬の転勤話を桐生側から見た桐生の気持ちを書いてある。
大きな展開は無かったものの、移動先では波乱がありそうな終わり方。次は半年後くらいに出るそうなので前作からの1年待ちより短い。
この手の続き物はなるべくサクサク刊行して欲しい。焦れるよ!
滝来の若い頃も、結局可愛くなかったよ!
ツンデレにもならなかったし。そもそも彼は純粋な恋愛をしたことないのかな?だとしたらある意味可哀想だけど。
今回の☆4評価についてはシリ