宮崎夏次系のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一見へんてこな世界に、ぽつんと置かれた普遍性。『変身のニュース』を読んだときも思ったけれど、奇抜さや大胆さを前面に押し出しながら、その実根っこの部分には、すごくシンプルなことが描かれている。だから、人を選びそうな見た目とは裏腹に、すごく自然に心が揺さぶられる。
今作の場合、『変身のニュース』よりもその傾向がもっと顕著だ。自己と他者。孤独と日常。別離と再生。とか、全ての短篇がだいたいそういうものでまとめられている。角度を変えながら何度も何度も同じものを描いている、と言っても過言ではないくらい。
話の内容も、テーマにとても素直なものが多い。それでも、どれも鮮烈で強烈な印象を残すのだから、すごい。絵 -
Posted by ブクログ
今年の4月に親友が白血病で亡くなった。
親友が宮崎夏次系先生が大好きだった。
親友が亡くなっても、毎日仕事をして、職場の人と普通に雑談して、3食食べて、夜は寝て、そうやって普通に過ごしている自分が嫌で嫌で、大丈夫になんかなりたくないのに、なんとか生きていけてしまう自分が本当に嫌で。それに私は親友の代わりなんてもういないし、そこまで大切な存在、もう作りたくない。だけど、まだ20前半なのに、これからひとりで生きていくのもつらい。親友は亡くなったのに、将来のことを考えてしまう自分も嫌だ。親友との記憶が日々薄れていくのも、親友がいないことに慣れてしまった自分も、たまに果てしなく苦しくて寂しくて会いた -
Posted by ブクログ
待ちきれずに地下鉄の中で読み始めたけど引き込まれて、また降り過ごすところだった笑
前回もそうだけど作中の女の子が可愛くて儚げででも強くて魅力的だなあと思った。
同じページのコマの中で登場人物と別のキャラが隅っこで感情を持ってるのが面白いと思ったよ。具体的には126ページの駅にいるおっちゃんとか。やりとりの間で汗かいてて可愛い笑
町山くんが結構謎なんだよなあ。
4話の終わりで町山くんを付き合わせようとするやつ。ここがすごくひっかかった。並木くんの可能性を狭めた上で代わりに告白もしちゃう。分かっててやったのか、町山くんがごうるでん一家にとって特別な存在だって知らしめたかったのか、、
ここは考 -
Posted by ブクログ
本書は、宮崎夏次系の「と、ある日の」というフレーズで始まる短編作品(SFマガジンに約7年間:2013年10月~2020年10月連載)を一冊に纏めたもの。現在もなおSFマガジンでは宮崎夏次系の短編作品が継続して連載されているが、「と、ある日の」というフレーズは無くなっている。最近の漫画単行本では、表紙カバーを外すと表裏表紙に作品が書かれている機会が多い。流行っているのかな?本作品では描き下ろし作品が描かれている。また今回、宮崎夏次系が同郷の女性漫画家であることを初めて知った。宮崎作品と言うと何かカッコいいね。
全体的にほんわかしているが、よく読んでみるとシリアスな内容のものが多い。SFマガジン