宮崎夏次系のレビュー一覧

  • 僕は問題ありません

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    UFOにみかん入れるとすごい旨い

    変身のニュースのようなダークな重さがちょっとなくなって、優しくなった感じ。
    この作者さんの独特なひりひりした作風すきだなあ。UFOにみかん…みたいな突然現れる台詞もすきなだなあ。
    おじいちゃんの遺した自由帳が素敵でした。涙。

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    2013年08月26日
  • 僕は問題ありません

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    一見へんてこな世界に、ぽつんと置かれた普遍性。『変身のニュース』を読んだときも思ったけれど、奇抜さや大胆さを前面に押し出しながら、その実根っこの部分には、すごくシンプルなことが描かれている。だから、人を選びそうな見た目とは裏腹に、すごく自然に心が揺さぶられる。
    今作の場合、『変身のニュース』よりもその傾向がもっと顕著だ。自己と他者。孤独と日常。別離と再生。とか、全ての短篇がだいたいそういうものでまとめられている。角度を変えながら何度も何度も同じものを描いている、と言っても過言ではないくらい。
    話の内容も、テーマにとても素直なものが多い。それでも、どれも鮮烈で強烈な印象を残すのだから、すごい。絵やコマ割りなどの、漫画という媒体の持つ強みが、これ以上ないくらい詰まっている。描くものがシンプルになった分、漫画としての凄みのようなものを、より強く感じることができた。
    とにかく、私はこの人の描く瞳がたまらなく好きなのだ。いろんな感情が綯い交ぜになって、「言葉にならない」感じが、この人の描く瞳にはある。登場人物の心のなかの世界が、そこに映っているみたいに。

    ところで、「兄ちゃん大変だ UFOにみかん入れるとすごい旨い」ってセリフがとても印象に残っているわけだけれど、このセリフをなぜ入れたのか、それを考えるだけで、長い夜を潰せるような気がする。やってみたいとは、思わないけれど。

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    2013年08月24日
  • 変身のニュース

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    「いたさ」と「いとしさ」は似ているのかもしれない。読みながら、そんなことに気がついた。文句なしの☆5。

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    2013年07月31日
  • 変身のニュース

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    表紙絵がものすごい好みだったので買いました。

    地雷をかこみながら世界平和をうたっているようなシュールさがにじみでてきています。久しぶりに読み応えのある漫画に出会えました。
    平和な日常にじわじわとぶっこまれてくる寂しさと異常さがたまりません。
    それですんなり変に感じることなく消化できるのが不思議。

    個人的にエミリーが大好きです。ほっぺたひきちぎりたい。

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    2013年04月10日
  • 変身のニュース

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    切なかったり笑えたりほっこりしたり。きゅんとした〜。エミリと「飛んだ車」奥さんのひとコマの破壊力…。
    表紙買いで大当たり!!ペンネームが漫画の爽やかファンタジックな瑞々しさにぴったりで素敵。

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    2014年04月01日
  • 変身のニュース

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    ネタバレ

    web上で飛んだ車を読んで衝撃を受け
    発売を待ってましたー

    展開が似通ている・・・けれどそれをカバーするのはこのどこかファンタジーな絵柄と、相反するリアリティではないか

    飛んだ車の中の、
    そうさ 俺が妻を 間違えるものか!
    ってシーンで思い出す妻の姿が
    家族にしか見せないだらしなくいとおしい日常の瞬間だったりするとこに
    たまんない愛 を 感じます

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    2013年03月26日
  • 変身のニュース

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    繊細なナイフでえぐられるような感覚のするどさ。
    漫画家ってすごいんだなあと唸ってしまった。
    ペンネームも大好きです。

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    2013年02月18日
  • 変身のニュース

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    久々にぶん殴られたような衝撃作。
    こんなに面白い漫画があったなんて!
    現代的で描写・ストーリーともに個性があり本当に独特な世界です。
    ついつい引き込まれてしまう、そんな素敵な一冊でした。

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    2013年02月02日
  • 変身のニュース

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    うん。わるくない。って読後感なマンガ。
    平凡な現実世界と奇怪/SFな空想世界とが地続きになっている感じ、なんとなく北野勇作の小説とかも思い出した。

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    2013年01月02日
  • 変身のニュース

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    娘の計画と飛んだ車がすき


    水平線JPGがぐっときたのは
    貴史くんと自分がだぶったからかな

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    2012年12月15日
  • 変身のニュース

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    なにこのひとー

    支部で見たことあるよーなないよーなでも有名なひと?
    ジャンル何?みたいな


    ちょうすきやばい一頁内の質量がすごいし人物がまじかわいい

    でもどっかで見たことあるなー
    どこだろー

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    2012年11月26日
  • 変身のニュース

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    天才少年とクラスメイトの少女、妄想癖の妹を持つ兄弟など9編の短編集。ストーリーも絵もバツグンのセンスですよ、マジで。

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    2012年11月25日
  • 変身のニュース

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    デビュー作の『夕方までに帰るよ』を偶然読んだときから、他のことをしててもこの作品の描写や台詞が脳のすみっこに場所をとってしまったような、不思議な中毒性があった。そんな個人的に大注目してた宮崎夏次系の初コミック。
    『変身のニュース』も連載時から気になって追ってたけど、やっぱりこの常軌を逸した感じは相変わらずでとても癖になる。
    特に、この人の描く人物の瞳が、なんだか吸い込まれそうで思わず魅入ってしまう。
    市川春子さんの作品が好きな人は多分好きでしょうね。

    特に好きな話は『成人ボム 夏の日』と『飛んだ車』。

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    2013年04月04日
  • もじるひと

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    タイトルのもじりかたも、そこから連想されるキャラクターも予想外の連続でおもしろかった
    ストーリーとかこうなるかな?って思っても1回も当たらなかったけど、なんか力が抜ける

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    2026年08月30日
  • もじるひと

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    奇才・宮崎夏次系のショートショートの世界。相も変わらず独創的かつシュールな世界観で、どこか郷愁や物悲しさを感じさせられる心地よさがある。本作は『羅生門』『銀河鉄道の夜』『吾輩は猫である』といった文学作品から触発された作品が多く、またひと味違った宮崎夏次系ワールドが楽しめた。『賢治の贈り物』『罪と‪✕‬』のような感動的なお話を織り交ぜてくるのがずるいし、だい好き。

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    2026年02月19日
  • カッパのカーティと祟りどもの愛 1

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    表紙と煽り文句に惹かれて購入。
    ホラー漫画かと思ったがそれだけではなく社会から除け者にされてしまったモノたちが不器用ながら前に進んでいこうとする姿に勇気づけられる。


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    2025年07月31日
  • 夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない

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    今年の4月に親友が白血病で亡くなった。
    親友が宮崎夏次系先生が大好きだった。

    親友が亡くなっても、毎日仕事をして、職場の人と普通に雑談して、3食食べて、夜は寝て、そうやって普通に過ごしている自分が嫌で嫌で、大丈夫になんかなりたくないのに、なんとか生きていけてしまう自分が本当に嫌で。それに私は親友の代わりなんてもういないし、そこまで大切な存在、もう作りたくない。だけど、まだ20前半なのに、これからひとりで生きていくのもつらい。親友は亡くなったのに、将来のことを考えてしまう自分も嫌だ。親友との記憶が日々薄れていくのも、親友がいないことに慣れてしまった自分も、たまに果てしなく苦しくて寂しくて会いたくて大泣きすることしかできないのも、全部全部もやもやして、そういう気持ち。なんか、変で、優しくて、めんどくさい感じの作品で、私のうまく言えない気持ちを、うまく言えないまま肯定してくれる。

    「好きなものは世の中にいっこでいい
    失くしたらおしまい
    そんな感じの
    だってさ
    大切なものに代えがあるのはさみしいから」

    「嫌だったのずっと
    ばーちゃんが死んでもキヨサダが死んでも
    みんな大丈夫になってくのが
    ずっとそれがずっと
    嫌だったから僕ずっと
    うまく言えない」

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    2025年07月29日
  • 宮崎夏次系傑作選 なんかいつかの魔法

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    お人形コレクターのおじさんの話が好き。娘ちゃんが理解してくれて嬉しい。というか娘ちゃんの言葉でおじさんも人形に依存せずに生きていけるかもしれないね

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    2025年06月22日
  • なくてもよくて絶え間なくひかる

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    待ちきれずに地下鉄の中で読み始めたけど引き込まれて、また降り過ごすところだった笑

    前回もそうだけど作中の女の子が可愛くて儚げででも強くて魅力的だなあと思った。

    同じページのコマの中で登場人物と別のキャラが隅っこで感情を持ってるのが面白いと思ったよ。具体的には126ページの駅にいるおっちゃんとか。やりとりの間で汗かいてて可愛い笑

    町山くんが結構謎なんだよなあ。
    4話の終わりで町山くんを付き合わせようとするやつ。ここがすごくひっかかった。並木くんの可能性を狭めた上で代わりに告白もしちゃう。分かっててやったのか、町山くんがごうるでん一家にとって特別な存在だって知らしめたかったのか、、
    ここは考察読まないとという感じ。

    最初からでてきた友達はいつもいいタイミング出てくるけど誰ーーってなってたから、最後謎が解けたのと同時に2人の掛け合い好きだったからちょっと寂しくなったなあ。

    ちなみに途中でてきたボードゲームゴリドールってやつ。これコリドールっていうやつならわたし家にある。おもろくて好きなゲーム。

    テーマはなんですかね。なんか一見爽やかそうな物語に見えるけど保護者とか家族とか、性質上避けられないものに押さえつけられてる描写があるからもやもやする。

    とりあえずバットエンドではなくて安心。ほっとした。

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    2025年03月16日
  • と、ある日のすごくふしぎ

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    なんだかすごく、素直な気持ちで好きだと思った。心の浅いところをいたずらにくすぐったりはせず、表層はどうあれ、刺さるのは深いところばかりだなと思った。「素直な気持ちで好きだと思った」というのは、その誠実さ(?)のようなものにストンと射抜かれたような心持ちになったからだと思う。

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    2024年12月05日