感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2019年06月10日
サブカル野郎であることから離れたくなる時期があって、そのあいだ作者の本を読めずにいたが、戻ってきてよかった。
ああ戻ってきてよかった、ここに。
それにしても今までの作者の作風からいうと、一般受けしそうなレベルまで来ていると思う。
帯に「まっすぐに描き出す、鮮烈なるボーイミーツガールストーリー」とあ...続きを読むるが、これ、決して惹句として嘘ではないのだ。
まずは有木子「来週の〈金〉までなら…」のコマにやられ。
「ハイスコアガール」の日高小春を思わせる竹智さんの「ペロ」に、キュン軌道ど真ん中に乗せられ。
さらにある人の死から世界崩壊ともいえる感覚へとなだれ込み。
そして、そして。
Posted by ブクログ 2018年08月17日
君に会いたくて遠回りした帰り道、紙パックのジュース、駐輪場の無駄話、学校までの坂道、顔だけ知ってる同級生、だらしない僕らの唾液、靴箱前の足跡、見てはいけない君の顔、バッシュのキュッキュッという音、担任の古い型の自動車、帰り道のCDショップ、初めての高速バス、ひとりきりの駅前のホテル、すべてが足りなく...続きを読むて、なにもかもが目の前に、腹を見せて死んでいたセミ、どしゃ降りの雨で濡れた制服。
Posted by ブクログ 2021年04月29日
なるほどね、支離が滅裂で余白のある創作が
読者の想像を掻き立てて自分だけのものにするのか
柔らかくて淡くて掴み所のない感じが
どこか誰かの歌にもありそうだな、と思う
少年期の剥き出しで危うい性欲がすごい上手に
表現されていて段々と気持ち悪くなってしまった
だいたいどんな作者なのかわかったし、
こ...続きを読むれ以上もこれ以下でも恐らくないのでもう良いや