宮崎夏次系のレビュー一覧
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ネタバレ 無料版購入済み
作者の方を最近知ったのですが、すごく美しい画面作りなのになんか笑える要素も足してあって不思議な漫画で癖になってしまいそうです。
不器用なブンちゃんの恋応援したくなりました。 -
Posted by ブクログ
私は絶賛同性の親友に恋をしている女ですが、ブンちゃんに感情移入しすぎて始終嗚咽を漏らしながら読みました。途中核心をつかれるのが怖くて何度ももうやめようと思ったけど最後まで止められませんでした。
かいかぶりかもしれないけどブンちゃんの苦しい気持ちが手にとるようにわかって、これは私の話なんじゃないかと錯覚してしまいそうでした。こんな不毛な想いは捨てちゃおうって何回も思うのに、相談する相手はいないし遊ぶ相手も親友である好きな人しかいないしもうどうしようもないよね。ブンちゃん、ずっとつらいしどうしたらいいのかわからないよね。
どうかブンちゃんが三舟さんと一緒に幸せになれるように願うばかりです。私たち、 -
無料版購入済み
ポエティックな作品。フリーハンドで描かれた絵が素敵で画集をみている気分になる。冒頭のカラー見開きの紅葉なんて一枚一枚が全てハートなんです。狂気さえ感じます。
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Posted by ブクログ
ネタバレ安心感と、ヒリつき
汚い言葉、湧き上がる怒りだかなんだかの衝動的で濃い感情
なんともない日常が続く幸せと、苛立ち‥
嫌とか嫌いとかじゃなくて
ただただ破裂したくなる窮屈さ
ずっと耐えれていた日常の一環に対するフラストレーションが、
傾いたバランスが決壊する瞬間
そして感情の大暴走ののち、そのあと、何ごともないように続く日々
違う形で組み直されたとしても、前より歪ではなくなるのでは
もしかしたら自分の父も、母も、兄も、その衝動を隠しているような気がするというヒリつき
お兄ちゃんの話だけは、最後が悲しくて、気持ちの持ってきようがなかった -
購入済み
宮崎夏次系さんの作品を読むと心がぎゅっとするような、それは空しくもあって、でも心地よくもあるんです。
なんでしょうね。女性でいうハーレクイン、男性でいうハードボイルド小説を見ている感覚ですよね。
でもこの気持ちは、単純なことではなく、いろんな気持ちが入り混じるんです。それがいいんですね。
いつまでもこんな気持ちでいたい。この人の考えている事に深く入り込みたいです。
私は「毎日」が一番好きですね。色んな解釈もあって、私を色んな気持ちにさせてくれます。 -
Posted by ブクログ
市川春子の短編より分かりやすくて肌に合う
「そういえば昔BSで流していた映画で アル中の男が酒瓶を隠すために アパートの外にロープで吊るしていたシーンがロマンチックだったなと思い出します」
《あの子は 弱い者無しにこの家が成り立たない事 知ってるんだ》
《僕は 好きなものはいっこでいいんだ 明日も会いたいと思える そんな感じの》
《隣人よ 耐えろ 私達は 生まれる場所を選べない……》
《僕は おとーさんが変になって良かった 嫌だったの ずっと ばーちゃんが死んでもキヨサダが死んでも みんな大丈夫になってくのが》
《祈ったらめっちゃ腹減りません?メニュー貰ってきますわ》
《昔から 触れてはいけな -
Posted by ブクログ
サブカル野郎であることから離れたくなる時期があって、そのあいだ作者の本を読めずにいたが、戻ってきてよかった。
ああ戻ってきてよかった、ここに。
それにしても今までの作者の作風からいうと、一般受けしそうなレベルまで来ていると思う。
帯に「まっすぐに描き出す、鮮烈なるボーイミーツガールストーリー」とあるが、これ、決して惹句として嘘ではないのだ。
まずは有木子「来週の〈金〉までなら…」のコマにやられ。
「ハイスコアガール」の日高小春を思わせる竹智さんの「ペロ」に、キュン軌道ど真ん中に乗せられ。
さらにある人の死から世界崩壊ともいえる感覚へとなだれ込み。
そして、そして。 -
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初めて先生の作品を購入しました
伏線回収とか好きな人はこの作品が好きだと思います!
私はアホなので、2回読んだ後に「あー!そういうことか!」と納得した場面がありました。
登場人物の一言一言に注目して良く読んでみて下さい。
そうして貴方の日常をこの主人公たちに投影して読んだときに、何気ない、なんてことない、たわいもないこの日常が愛しくなるかもしれません笑
先生の絵は、線が細いからどこか頼りなくて寂しい気がして。
その虚無感とは対照的な、優しくて暖かくて愛らしいつぶらな瞳の登場人物たちにどうしても引き込まれてしまいます。
爽やかで、疾走感と透明感があって、テンポが良くて本当に好きです!
青春