宮崎夏次系のレビュー一覧

  • 夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない

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    ネタバレ

    安心感と、ヒリつき

    汚い言葉、湧き上がる怒りだかなんだかの衝動的で濃い感情

    なんともない日常が続く幸せと、苛立ち‥
    嫌とか嫌いとかじゃなくて
    ただただ破裂したくなる窮屈さ
    ずっと耐えれていた日常の一環に対するフラストレーションが、
    傾いたバランスが決壊する瞬間
    そして感情の大暴走ののち、そのあと、何ごともないように続く日々
    違う形で組み直されたとしても、前より歪ではなくなるのでは

    もしかしたら自分の父も、母も、兄も、その衝動を隠しているような気がするというヒリつき

    お兄ちゃんの話だけは、最後が悲しくて、気持ちの持ってきようがなかった

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    2020年09月17日
  • 夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない

    購入済み

    宮崎夏次系さんの作品を読むと心がぎゅっとするような、それは空しくもあって、でも心地よくもあるんです。
    なんでしょうね。女性でいうハーレクイン、男性でいうハードボイルド小説を見ている感覚ですよね。
    でもこの気持ちは、単純なことではなく、いろんな気持ちが入り混じるんです。それがいいんですね。

    いつまでもこんな気持ちでいたい。この人の考えている事に深く入り込みたいです。

    私は「毎日」が一番好きですね。色んな解釈もあって、私を色んな気持ちにさせてくれます。

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    2020年05月03日
  • 培養肉くん 1

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    「ハタチの時から身長も生命線も止まってて」

    間がある。

    フロイト的に言えば、感情の消費が節約される心地よさ。

    なぜだか、お母さんが恋しくなる。SFなのに。

    近未来の輪廻。

    人工肉に乳歯が生えるところが肝。

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    2020年05月02日
  • 夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない

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    市川春子の短編より分かりやすくて肌に合う
    「そういえば昔BSで流していた映画で アル中の男が酒瓶を隠すために アパートの外にロープで吊るしていたシーンがロマンチックだったなと思い出します」
    《あの子は 弱い者無しにこの家が成り立たない事 知ってるんだ》
    《僕は 好きなものはいっこでいいんだ 明日も会いたいと思える そんな感じの》
    《隣人よ 耐えろ 私達は 生まれる場所を選べない……》
    《僕は おとーさんが変になって良かった 嫌だったの ずっと ばーちゃんが死んでもキヨサダが死んでも みんな大丈夫になってくのが》
    《祈ったらめっちゃ腹減りません?メニュー貰ってきますわ》
    《昔から 触れてはいけな

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    2019年09月19日
  • なくてもよくて絶え間なくひかる

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    サブカル野郎であることから離れたくなる時期があって、そのあいだ作者の本を読めずにいたが、戻ってきてよかった。
    ああ戻ってきてよかった、ここに。

    それにしても今までの作者の作風からいうと、一般受けしそうなレベルまで来ていると思う。
    帯に「まっすぐに描き出す、鮮烈なるボーイミーツガールストーリー」とあるが、これ、決して惹句として嘘ではないのだ。
    まずは有木子「来週の〈金〉までなら…」のコマにやられ。
    「ハイスコアガール」の日高小春を思わせる竹智さんの「ペロ」に、キュン軌道ど真ん中に乗せられ。
    さらにある人の死から世界崩壊ともいえる感覚へとなだれ込み。
    そして、そして。

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    2019年06月10日
  • ホーリータウン

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    初めて先生の作品を購入しました

    伏線回収とか好きな人はこの作品が好きだと思います!

    私はアホなので、2回読んだ後に「あー!そういうことか!」と納得した場面がありました。

    登場人物の一言一言に注目して良く読んでみて下さい。
    そうして貴方の日常をこの主人公たちに投影して読んだときに、何気ない、なんてことない、たわいもないこの日常が愛しくなるかもしれません笑

    先生の絵は、線が細いからどこか頼りなくて寂しい気がして。

    その虚無感とは対照的な、優しくて暖かくて愛らしいつぶらな瞳の登場人物たちにどうしても引き込まれてしまいます。

    爽やかで、疾走感と透明感があって、テンポが良くて本当に好きです!

    青春

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    2019年03月26日
  • なくてもよくて絶え間なくひかる

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    ディテールのリアリティがあるから、
    全体のストーリーはよくわからなくてもいい。

    現実だってそんなもんかもしれないし。

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    2019年01月16日
  • 培養肉くん 1

    Nao

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    ほんと天才です、宮崎夏次系!

    お、面白かった〜!この作者の作品は怖いとかわいそうと美しく不思議が混ざっていてとても好きです。が、この作品はなんだが今までにない雰囲気でした。SF系の雑誌で連載されてるのは知ってたのですが、この作品もロマンたっぷりのSFでした!おにくがずっと可愛くて、九森さんがなんだか健気…漫画好きな人には一度宮崎夏次系作品を読んで欲しいです!

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    2018年10月13日
  • 僕は問題ありません

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    僕は問題ありません。
    だからほっといてください。

    あなたには関係ありません。
    だから近づかないでください。

    でも、
    誰か
    本当のことを教えてください。


    「今日も、ぬしか書けなかったよ」

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    2018年09月28日
  • 夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない

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    好きなものは
    世の中にいっこでいい
    失くしたらおしまい
    そんな感じの

    明日も会いたいと思える
    そんな感じの


    「コロッケ、チンするとべちゃっとする
     あれ、ずっと嫌だったんだ」


    「嫌だったの、ずっと
     みんな大丈夫になっていくのが」


    「かつての彼女は、公園に落とし穴をつくったり、
     店頭のせんべいを割って歩いたり、暗く反社会的な人間でした」


    「些細なことに一喜一憂する、おめでた野郎だ」


    「なぜか彼女をふと殴りたくなる」


    「」

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    2018年09月01日
  • 夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない

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    [混乱した覚醒状態で]夜な夜な幻想的に屋根の上にたたずむ少年との邂逅を描いた表題作や,醜い母親の存在を知った少年への救いを描いた「明日も触らないね」など,全9作の短編を収録した漫画作品。著者は,『変身のニュース』などで高い評価を得ている宮崎夏次系。

    漫画を多く手に取るわけではないのですが、映画や小説といった他の媒体では絶対に味わえないであろう感覚を堪能できる作品。現実と仮想の線引きが極めてぼやけた絶妙なバランスにより、読後も不思議な余韻に浸ることのできる一冊でした。

    やっぱり宮崎氏の作品は読んで間違いなし☆5つ

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    2017年07月24日
  • 僕は問題ありません

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    舞台はおそらく日本なのですが、不思議な建造物や出来事などファンタジーな雰囲気があります。
    一癖ある登場人物には、なかなか他者と分かり合えない孤独を感じます。
    それでもほんの少し互いの心が触れる瞬間があり、ふわっと温かい愛に包み込まれます。
    ハッピーエンドすぎても興ざめだし、バッドエンドは気持ちが重くなりますが、この作品はどれも絶妙なラストだと思いました。

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    2016年09月21日
  • 夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない

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    「嫌だったの ずっと
    ばーちゃんが死んでも
    キヨサダが死んでも
    みんな 大丈夫になってくのが

    ずっと それが ずっと
    嫌だったから
    僕 ずっと

    うまく 言えない」
    (リビングで)


    この漫画だいすきだ。

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    2016年04月02日
  • ホーリータウン

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    2015年、新たに読んだ漫画家作品の中でダントツに面白かった宮崎夏次系さん。
    朝の通勤時間に丁度いい。お話も、物語の長さも。
    中身については、相変わらずうまく説明できない。読んで下さい! が一番だと思う。

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    2016年01月04日
  • ホーリータウン

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    集団(コミュニティ)と孤独を焦点にした人間の内外と自意識の話と、不条理な世界=(現実の世界)を奇天烈な筆致と突飛なアイデアで魅せる傑作。後日(明日/明後日)と死までの余日、そして人生の余白へ空虚を抱く孤独な登場人物等への掬い方が見事。

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    2015年12月21日
  • 夕方までに帰るよ(1)

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    最高。寂しさと切なさと苦しさと絶望とやさしさとが詰まった長編。読んでると、なんだか自分がどこかへ帰りたくなるような気分になってきて、でもそれがどこかわからなくて、とてももどかしかった。
    絵が全然いまと違っててびっくりした。

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    2015年10月09日
  • 僕は問題ありません

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    宮崎夏次系さんの描く女の子は、どこかアンニュイで儚げで、可愛くて色っぽくて、大好きです。
    一方、男の人(オジサン)は汚くてキモチワルくて、それがまた女の子たちを引き立てる。

    ちっぽけな人間が頑張っても、世界はもっと大きくて、また朝はやってくる。そんな感じ。

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    2015年10月09日
  • 僕は問題ありません

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    ネタバレ

    閃光弾ぶちこまれて脳内ホワイト・アウトさせられた。

    砂糖で作ったお城みたいに、幸せで甘くて、でも脆い。

    お人形パパとチューリップ男の話が特に好き。

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    2015年05月20日
  • 僕は問題ありません

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    ゆったりとしていたら背後から肩をたたかれてハッとするが、たたかれたその手が温かいので、キュっとなる。どの短編も救われる点では裏切らないんだな。
    おまけの先生シリーズはクスッとしちゃう。

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    2015年03月11日
  • 夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない

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    センス溢れる短編集 人間のリアルな痛みが描かれてて、読む時期を誤ったらダバダバ泣きそうな 「毎日」がおきににいり

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    2015年03月06日