感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2021年04月14日
最高だった。
どうでもいいところで別の話同士の人物が交差するのがじわじわと笑える。
絵が上手いんだけどあのシンプルなキャラの描き方にすることで暴力性がより際立つ。
伏線回収とか好きな人はこの作品が好きだと思います!
私はアホなので、2回読んだ後に「あー!そういうことか!」と納得した場面がありました。
登場人物の一言一言に注目して良く読んでみて下さい。
そうして貴方の日常をこの主人公たちに投影して読んだときに、何気ない、なんてことない、たわいもない...続きを読むこの日常が愛しくなるかもしれません笑
先生の絵は、線が細いからどこか頼りなくて寂しい気がして。
その虚無感とは対照的な、優しくて暖かくて愛らしいつぶらな瞳の登場人物たちにどうしても引き込まれてしまいます。
爽やかで、疾走感と透明感があって、テンポが良くて本当に好きです!
青春!って感じです。本当に素敵。
あと、にわかなのでもし違ったら申し訳ないですが、先生の違う作品の登場人物もちらほらこの漫画に登場してたと思われます。
宮崎先生は天才ですね。
購入してよかったです!!!
Posted by ブクログ 2016年01月04日
2015年、新たに読んだ漫画家作品の中でダントツに面白かった宮崎夏次系さん。
朝の通勤時間に丁度いい。お話も、物語の長さも。
中身については、相変わらずうまく説明できない。読んで下さい! が一番だと思う。
Posted by ブクログ 2015年12月21日
集団(コミュニティ)と孤独を焦点にした人間の内外と自意識の話と、不条理な世界=(現実の世界)を奇天烈な筆致と突飛なアイデアで魅せる傑作。後日(明日/明後日)と死までの余日、そして人生の余白へ空虚を抱く孤独な登場人物等への掬い方が見事。
Posted by ブクログ 2017年10月10日
すごい…登場人物がページを越えて迷子になっているみたい。
シュール、無秩序、ナンセンス、寂寥、センチメンタル、白昼夢、サイレント、サイレン。朝目覚めると置いてきぼりにした夢を見ているような気分。
絆創膏少女と父親、ちくわ頭少女と眼鏡の話が好き。
Posted by ブクログ 2015年10月09日
「つらいぞ 自分だけがつらいと思ってると」
夏次系初の連作短編集。人と街の話。いつもみたいにそっけないんだけど気迫がすごくてむしろこれが初期の作品みたいな感じがする。大作じみている。
不器用でざくざくしてる心のかたちに素手で触れてくる。
今までの短編のほうが好きですが、これもよいです。
Posted by ブクログ 2018年12月16日
"仕方がないと思った 二度と会えない人の事を思い出すよりましだと思った
『じいちゃん
本当にあのじいちゃんですか
僕もそう思っていてもいいですか
そんな風に都合良く考えて
じごくに落ちませんか』"[p.130]
こうやって予想外に連鎖していく物語とても好き。
町に住んでいた人々...続きを読むがなんだかハッピーエンドを迎える中、町に帰ってきた少年が言いようのない気持ちとともに走り去って行く対比がなんとも言えずにぎゅうとくる。
別の町の別の僕、あれは培養肉くんに出てくる2人だったりしやしませんかね……。