宮崎夏次系のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
帯によれば「さびしさ」がテーマの一冊。
本書を読みつつ、「なるほどそう言われるとそうかもしれない」と思いつつも、「それでいれば『僕は問題ありません』とか『変身のニュース』もそうなのではないか」などとも。
宮崎夏次系の作品ではいつも、奇っ怪な世界で奇っ怪な登場人物たちが彼らなりの「日常」を過ごしている。その登場人物たちはたがいにいつもほんの僅かな接点、すぐさま崩壊してしまいそうな前提、カタチの定まらない感情でもって互いに共感しあっている。
そういう本質的には個々バラバラで、ニュアンスでのみ、曖昧な表現/非表現でしか繋がりを持つことのできない個人とその影を、真っ白な空白や薄いトーンと入道雲で -
Posted by ブクログ
ネタバレ様々な古典小説のタイトルをもじったショートショートを31篇収めた、宮崎夏次系の短編集。
元になった作品の主題を踏まえているような、タイトルをもじっただけで別に踏まえていないような、よく考えたら一周回って踏まえているような…と考えてはみるけれど、もっと緩く読むべき短編集なのかもしれない。
「はしたない物ばかり」(『はてしない物語』)や、「容保よ こんにちは」(『悲しみよこんにちは』)のようなそこはかとなくエモいものもあれば、「武士よさらば」(『武器よさらば』)や、「異邦爺」(『異邦人』)のような笑えるものもあり、楽しい短編集だった。 -
ネタバレ 無料版購入済み
初期のものの方が
初期のものの方が読みやすいのかな。
「水平線JPG」はきれいごとばっかり言ってた弟がエミリが死んでようやく本音をさらけ出せるようになったのは見栄だったのか…
なんとも悲しい話だった。えみりに悲壮感がないのだけが救いだった。