【感想・ネタバレ】夕方までに帰るよ(1)のレビュー

あらすじ

ひきこもってしまった姉、カルト教団らしき怪しげなクラブ活動に熱を上げる父母、そんな家族と真正面から向き合えない「僕」……。壊れかけた一家を通して描かれる、誰かと繋がっていたいのに誰とも「本当」にはつながれないすべての人に贈る、99%の絶望と1%の希望の物語。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 読んでてめっちゃしんどくなるし、気持ちぐじゃぐじゃなりますけど、不思議と暖かさもあるようなお話でした。
 全員狂ってるのに狂い切ってない感じが逆に怖かったです。

0
2021年08月31日

Posted by ブクログ

最高。寂しさと切なさと苦しさと絶望とやさしさとが詰まった長編。読んでると、なんだか自分がどこかへ帰りたくなるような気分になってきて、でもそれがどこかわからなくて、とてももどかしかった。
絵が全然いまと違っててびっくりした。

0
2015年10月09日

Posted by ブクログ

2020.1.10
つげ義春の系譜か。
姉と弟って人によっては特別な関係なのかしら?
小原慎二の「ぼくはおとうと」がふと思い浮かんだ。

おじさんになると、生きづらさをアートにしてはいけないような気がするんだよね。

0
2020年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

“油断してると胸打たれる 暴力的なほどに”
ただただこわい。人間のどーしようもないえぐみを無理やりつっこまれて窒息しそうだ…

僕と姉を虐待していた父母はエセ宗教にはまり金をむしりとられているけどいつも笑顔笑顔笑顔。姉は引きこもりばかりを集める謎の男のアパートで段ボールの壁をつくりひきこもる。助けを求めた先生はランジェリーを着けてる変態だった。火事で家を失った僕ら家族四人は顔に被り物をして一緒に暮らすようになった。メッセージ性は強いけど受け止める方の器が小さすぎてゴメンこぼれてしまいましたわ。

0
2019年05月19日

Posted by ブクログ

デビュー作、単行本化めでたい。
新鮮でした。絵も話も、なんというか普通「っぽい」主人公と思考回路で…

0
2015年10月11日

購入済み

他の宮崎夏次系さんの漫画に比べると、正直そこまで好きになれなかったのですが、相変わらず絵が好きでした。

0
2021年10月01日

Posted by ブクログ

"時々さ 得体の知れない怖い夜があってさ 全然眠れないんだ
何でか知らないが怖くて参ってしまいそうになるんだ
こんなのはきっと恥ずかしい事なんだろうけど
そういう時 僕は 自分の葬式の夢を見るようにしたんだ
僕なんか死んでも誰も悲しまないだろうけど
姉ちゃんだけは 少しは…淋しがってくれるかなとそんな事を
思い浮かべて幸せな気分になった僕は 安心出来たんだ"

0
2018年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

演出がかなり独特かつ効果的だと思う。


思ったよりもシンプルなストーリー。粗はあるけれど、家が燃えた後、家族の心の奥底のほんとうの姿同士がつながる瞬間を感じた。
防宙のくだりが全員でバケツかぶるための伏線だったとは…よくできている。この作者の短編を読んでみたい。

0
2015年12月13日

Posted by ブクログ

なかなか面白かったですけれども、やはり著者初の長編! ということですから、なんというか…拙い部分はありましたかね。社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

まあ、基本的なスタンスは長編でも同じ感じですかねぇ…悲しい家族のお話ですけれども、そして、少々ぶっ飛んだ設定ですけれども、こうしたぶっ飛んだ設定の中にもアレですね、この日本を覆う闇が(!)…描かれているような気がしてなりませんねぇ…。

というわけで、さようなら。

ヽ(・ω・)/ズコー

0
2015年11月25日

Posted by ブクログ

短編の時も思ったけれど、すごく大きな、よく分からないけれども、どこかで感じたことのある感覚を、漫画全ページ、全コマ全てで表現しようとしている気がする、

でも…やっぱりよく分からない

0
2015年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

父母はイカサマ教団に。
姉ちゃんは部屋の中のごみの山の中。秘密基地みたい。
毎回怪我する先生。
犬バナナボーイ。
サングラスの男は管理人だと語る。ひきこもりばかりを入居させ飼育しているとか。
テスト中ウンコをもらしちゃう主人公。「出てってよおもらし太郎」
お隣さん。
先生の下着は女物。
散歩しているお姉ちゃんと遭遇。
そのかばんの中身は子供のころのまま。
父母になんでもないよと顔を出したのは、まったくの他人、というかお隣さん。「ねぇおちんちん出さないの?」
そっくりでスペアのきく入居者たち。
記憶……姉のほっぺたに鉛筆を。
アパート取り壊し。
自宅は全焼。
そして。

0
2015年10月10日

Posted by ブクログ

私は宮崎夏次系さんのどういうところが好きとか、全然言葉にできない。特にこの本。決して面白くはない、ように思う。なのにどうしても抗えない不思議な魅力。揺れる瞳のせいかな。

0
2015年09月26日

「青年マンガ」ランキング