宮崎夏次系のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[あいだかなんだかしらないけれど]サイボーグとクラスメートから揶揄される男の子が、虚実と好悪の間で一人の女の子との恋に苦しむ「赤星くん」、この世の醜さをすべて吹き飛ばそうとした男が今生の終わりに味わった思いを凝縮した「成人ボム 夏の日」など、全9話の短編を収めた漫画作品。著者は、女性であること以外にあまり情報が出回っていない宮崎夏次系。
とあるラジオ番組で紹介されていたんですが、これはとにかく好きになる。現実から浮いた設定やタッチが、自然と一人ひとりの心の深奥に有しているであろう感情を揺さぶってくる感覚が圧巻。どの作品も愛とか孤独とかについて描いていると思うのですが、とにかく一言では形容しがたい魅力に満ち溢れています。こういった類いの作品をあまり手に取らないこともあり、あまり評し慣れしていないのですが、これを読んだ方とぜひ話し合ってみたい。
個人的なお気に入りは「昼休み」と「ダンくんの心配」。どちらの作品にも本当に「うん、これしかない」と思えるラストが用意されていますし、そのラストまでの運び方、そしてキャラクターの表情(もしくはその表情のなさ)が心に染み入ります。作者の「照れ」なのかわかりませんが、湿っぽくなるところをスッと突き放すあたりに、風通しの良さとでもいうべきものを覚えました。
〜あのう、これ燃えるゴミで……〜
ふらりと立ち寄ったレストランがめっちゃよかったときの気分☆5つ -
Posted by ブクログ
相変わらず巻数を経ても衰えないセンス。
心の先を針の先で決してグサリとはいかずにちくちくと弄ばれる様な、そんな短編集。
どの話も基本的に家庭に焦点が当たっている
家庭ってやつは小さな社会の箱庭で、大抵決まったルーチンワークを淡々とこなして家族がそれぞれバランスを保っていたりする。
根底には勿論相手に対する思いやりだとかストレスなく暮らすためだっていう想いがある筈だけれど、それも長年の暮らしの中で風化して、いつしか本質が見えなくなり、そのバランスを保つ事だけに注力する様になってたりするもんだ
そこには諦観や、希望や、不満が内在していたりするけれど、結局どうしようもない現実があるだけで、結局連綿とその活動を続けていくばかりだけど
そんな風にして幾重にも重なった想いは、ちょっとしたアクションで簡単に決壊したりする
「今まで話すべき話を私達はしてこなかった」
後に分かるのはそんな当然過ぎるくらい当然の感想で、なんだか少し以前とは違った空気を感じるけれど、結局また同じ様な毎日を繰り返していたりする
家庭ってやつは実に面倒で厄介で呆れる程下らなくて、でも自分にとっては世界の一部で、決して手放す事の出来ないもの。
そこに溢れる諦観と希望の混在した一見整然としていてその実ぐちゃぐちゃに感情が混ざり合った実におかしな環境の中で、私たちが出来るのは結局そこで生き続ける事だけだ
全然関係無いけどこの人の作品はなんでどれも秋の匂いがするんだろう
医者のシャツの柄がえらい可愛い -
Posted by ブクログ
ネタバレますますドキッとさせられるコマや言葉が。
「明日も触らないね」
いつ行こう、尾瀬
「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」
隣人よ 志はともにある
隣人よ 耐えろ 私達は 生まれる場所を選べない……
「リビングで」
嫌だったの ずっと
ばーちゃんが死んでもキヨサダが死んでも
みんな 大丈夫になってくのが
ずっと それが ずっと 嫌だったから ぼく ずっと
うまく言えない
「わるい子」
「ごらんJ組の様子を」
「毎日」
なぜか
彼女を ふと 殴りたくなる
「石鹸」
「なほちゃんの白いたまごやき」
「妙な夢」
なんだか 同じ夢の中に
いるみたいで うれしい -
Posted by ブクログ
変身のニュースに続いて二冊目の刊行
相変わらずキモくて可愛くて洒落乙な魅力に溢れてる。
画面の端々にまで行き渡るセンス!
人物描写が魅力的過ぎて、特に女の子の可愛さはもうそれだけで他の要素とかスルーしてしまえるほど可愛くてヤバい。
もうヤバい。宮崎夏次系ヤバい
読後感が相変わらず似たり寄ったりではある
六話の曜二さんのファッションが歯ぎしりするほどいちいち可愛くて大変
主に自分が
あと頃北先生が作った飛び出す絵本を二人が開くシーンの画面が神懸かり的に可愛いしストーリー的にもうまいなと思う
言葉運びとかセリフのセンスも好き
「あんな本ブコフに10円で売ってやったわ。
しょぼすぎ」
ぱねぇ