あざの耕平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったというより楽しかった! 個人的にはD・クラッカーズの方が色々好みだったけど、何はともあれカーサさんが好きです(わかりやすい) 裏切りの理由はもっと陰湿で悲しみに満ちたものかと思ってたんだけど、当人にとっては至って前向きな別離だったのがまたどうしようもなさ、相容れなさを感じさせる。
読み終えて、これはカンパニー側の主人公がミミコたち三人で、九龍側の主人公がカーサだったんだなあとしみじみ。社会的弱者は戦わないと生存できない。ある意味ミミコを生んだのは九龍血族とも言えるわけで、それが九龍の生まれて生きた意義だったのだと思うのは、戦い抜いた彼らへの侮辱になってしまうのかな。
個人的に残念なのは九龍側の日常番外編がなかったこと。ザザ関連とか掘り出したらいくらでも出てきそうなんだけどなあ。特にあの環境であそこまでワインをまっすぐに育てた育児奮闘記録が是非知りたかった。まともに子育てできそうなのがダールとマーベリックしかいない罠。それともハンスとの出会いを見るにザザって意外と子ども好きなんだろうか。
味方にはアットホーム、でも敵には冷酷無慈悲、個人的に大好きでも容赦なしな敵役は大好きなのでカーサとザザは大変美味しかったです。ワイン関係もっと見たかったなあ。
敵側しか書いてないけどミミコたちも好きだよ! でも龍王陛下と黒姫殿下がもっと好きなのは否定できない。龍王陛下次は女性説は、女性陣の方が圧倒的に精神的ヒエラルキーなあだち作品では寧ろ大幅パワーアップと見なして良いと思うので是非応援したいところ。
ただ、番外編を抜かして一気に本編を読んだのはやっぱり失敗だったなあ。一度話が進んでからは一気に年月が経過したし、サブキャラの補完も多かったし、やっぱりあざの作品は番外編も含めて本編か。特にジローとアリスの関係は最後の番外編を読んでようやく納得できた。本編だけだと「そんなご都合主義な!」と思っちゃった。
個人的に吸血鬼モノなんだからもっと吸血行為関連のドロドロを見たかったけど、まあそういう話じゃないしね。セイとかほとんど仙人だったのがちょっと残念だけど。 -
Posted by ブクログ
富士見ミステリー文庫の作品が富士見ファンタジアで新装版となって出たという事で、この作品の次シリーズであるBBBが気に言っていたこともあって手にとって見ました。
まず単純な感想だけ言うと、前半は非常に読みにくい感じはあるものの、設定的に面白い。主人公が薬物使用者(ジャンキー)という飛んだ設定もさることながら、その周辺のキャラもまた変わった方々や性格のキャラが目立ちました。
んで、内容についての流れに関する話なので、結構色々な方が言っていますが……この作品は多分、次の「Dクラッカーズ-祭典-」(*最初のミステリー文庫で言うところの三冊目に当たるそうです)からが見所じゃないかなぁと思いました。自分は割と根気強さとかもありましてこの「接触」の巻は全部見たのですが……た、多分これ、最初の巻だけ見たら飽きるかもしれないです(汗)
結構内容がだらだらーと流れている事もあってか、最初は本当に進展が無い。じれったい感じばっかりが募るのですが、一番最後辺りから少し気になるーという感じ。
ちなみに。
これのだらだらした感じは、次の「祭典」に入った途端に霧散します。展開的に今度はテンポが良くて読みやすくなります。
実際にオススメなのは「祭典」でもあるので、その足がかりにいいのではないかと。